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設備の繰り返し精度の考え方
- 設備の繰り返し位置決め精度を±0.01mm以内にする方法について
- 軸や認識の精度をどの程度に設定すれば、全体として±0.01mmの精度が保証できるのか
- 設計には精度の標準偏差の6倍(±3σ)や二乗平均根(RMS)を使用することが考えられる
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例:部品A,B,Cを連結したとき、部品の長さを各々、A=100±0.1、B=200±0.2、C=300±0.2とします。L=A+B+C=600±S、ここでS=0.5とはしません。A=100.1、B=200.2、C=300.2になる組合せの確立は3σの遥か遠くになります。各確率が0.3%とすると、L=600.5になる確立は「0.003x0.003x0.003≒0」となり、発生し得ない確率になります。S=(0.1^2+0.2^2+0.2^2)^0.5=0.3(数式はEXEL形式)が妥当な公差になります。参考資料としては「JISZ8103計測用語 解説 2609部分誤差、2610合成誤差 2611総合誤差・・・」
「組立品の誤差±3σ=±(A^2+B^2+・・・+Z^2)^0.5 、 A,B,C,..は連結された部品の組立品の精度に関与する寸法の公差3σ」で通常計算しますが、一般の工作機械を参考にされては如何でしょうか。位置決めだけなら±1μmの精度があります。
お礼
ご教授有難うございます。 ±3σ=±(A^2+B^2+・・・+Z^2)^0.5となるのはどうしてでしょうか?大変申し訳ありませんが、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか?統計学に乏しいものですから・・・
余計な危惧だと良いのですが、この手の話は、そもそも仕様設定に問題があったりします。 どういう装置か基本構造も大きさも負荷も全く分からないので何とも言えませんが、3軸計繰り返し精度が+-10μmだと、構造上や伝達系に相当な剛性が必要です。十分考慮済みの上でのご質問でしたら、大変失礼致しました。
以下、参考になりますでしょうか 1)弊社、及び弊社のコンペチターでは 装置の繰返し性を ±3σで規定しています。 JISには概念の規定(繰返し性)がありますが、 実際には各社、いろいろな規定をしているようです。 われわれのところでは、上記規定(±3σ)で問題の無いところまで改良し、 製品化、販売しております。 2)あと誤差配分という考えがあって、 各要素の割り当てられる誤差範囲を 累計して、総合誤差とするということを やってます。 この辺、統計のプロではないので 怪しい点ありますが、大崩はしないようです。
お礼
ご教授有難うございます。誤差配分について調べてみたいと思います。
お礼
丁寧に有難うございました。考え方が良く分かりました。