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金型のプレート加工でのピッチ精度について
- ワークの材質はSKD11,t=2030mm,250×400mm程度の大きさです。
- カット回数は4回カット、加工機はMI社の3μm保障機で購入後1年と精度劣化はないです。
- 加工後のピッチ精度誤差は±12μm程で、加工室も24時間恒温管理をしてます。
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皆さんのおっしゃるようにまず機械単体でのピッチ精度を確認してこれがOKだとすると何が原因か考えますと、 ・ワークの自重によるたわみ。これがありますと機上での加工時とワークをおろして測定したときに差が出ます。 ・ワークの残留応力による歪。加工することにより残留応力が開放されて歪が発生しますが、円形状だとすこし考えにくいです。 ・水の温度と気温との温度差。加工液冷却装置で冷やしているかと思いますが、センサーの場所や設定で同じになっていないことも考えられます。 思いつくままですがご検討ください。
空調関係の見直しをしたのであれば、加工無しでの機械の動きをまず測定したほうが良いと思います。
追記を見させてもらいました、できるかできないかは別としてピッチ精度誤差を改善する私なりの方法を書かせてもらいます、まず加工は別と考えて機械の現時点でのピッチ測定を行い加工の測定データと比べるこの時点で加工結果とピッチ測定のデータが同じになるようであればピッチの補正量を変更して改善できると思います。またピッチ測定の結果が正しく動いていた場合は機械の静的精度は原因から外せるので加工時の温度変化などを調べる必要があります。機械の前後左右のそれぞれの高さ方向にも上中下にセンサーを置き加工時に変化の大きい箇所が無いかを調べある場合には、その改善をする。こんな感じでしょうか。 まずは、メーカに相談してレーザ測定器などで静的精度の確認をしてもらったらどうでしょうか?
加工時間や加工形状、加工個数、精度誤差の±12μmの内容が分からないので、詳しい事は言えませんが、一般的な話をしたいと思います。まずピッチ精度ですが、メーカで出荷時にピッチエラー補正をしていると思うのですが、その時の温度と現在設置している場所の温度差は無いでしょうか?そして恒温管理されている場所に機械が設置されているとの事ですが、例えば隣に機械があり その機械が稼動しだすと、機械の左側だけとか右側だけの温度が変化することはありませんか? 詳しい測定データを見てみないと詳しい事は分からないので申し訳ありません。それにしてもちょっと誤差が大きいですね。
お礼
アドバイス有難うございます。その後加工室の空調の見直しをしました。ユニットクーラー部の排気ダクト工事、加工室壁の断熱材張り、エアコンの風向きなど・・確かに改善前はユニットクーラー付近などは熱がこもっていて、加工室内の温度も場所によっては差があったようです。まだデータ収集中なのでまだなんとも言えないのですが、若干ピッチ精度も良くなったような気がするのですが、まだ3μm以内には入りません。やはりワークが大きいと無理なのでしょうか?または橋渡し冶具などを使った方が宜しいのでしょうか