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純銅の細穴加工でのドリルの欠損・穴曲がりが多発する理由とは?
- 純銅の細穴加工で、ドリルの欠損や穴曲がりが多発して困っています。
- ドリルホルダの芯どりは正確に出ているようですが、加工条件が合っていない可能性があります。
- 新規顧客層のためにさまざまな方法を試していますが、上手くいかず助言を求めています。
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加工物はある程度太さがあるようなので、二面取りを施してはだめか伺ってはどうでしょうか? もし可能であれば、そこでチャックして穴をあけるといいかと思います。 もしだめであれば、旋盤の単動チャックを使って芯をはずしてドリルでゆっくりと削ってはどうでしょうか?
銅はどうしようもない、と昔から言われています。 加工油をMK-210VPで加工されれば、ドリルの持ちで、おおむね5倍程度は改善すると思われます。特有の黒い変色もありません。ドリルやバイトもたなく、つきっきりになってしまうのが銅加工の一般的な状況ですが、朝から夕方まで持つようになると思われます。
- 参考URL:
- http://www.lcv.ne.jp/~fuyos/
私も経験があります。 製品の穴の中が黒色に変色してはいませんか? 材料の外形精度や曲がりは如何ですか? 変色は、切削加工中に銅が削油中の硫黄或は塩素と化学反応を起こした硫化物または塩化物の残渣です。此れがあれば化学反応によって工具の刃先が溶解か変質してしまいます。 材料に関しては、スイスタイプの機械に適合した純銅の棒材は無い思います。 材料の外径精度が悪くスイスタイプの自動盤でロータリーブッシュを使用してもビビリや外形カジリが発生し精密加工には向かないと思います。 材料の曲がりは再矯正を掛けて修正し、外径は0.050.08mm位センタレス研削して真円度と径寸法を改良して使用しました。 穴あけ工具は4mmの方は先端角90°の半月錐を使用し(絶対にステップ加工しない様に)1mmの方はTiCコーティングしたハイスドリル(先端角110118°)でステップ加工しました。 兎に角、材料の精度を良くする事が肝要ですが、一次メーカでは殆ど対応出来ないと思いますので伸銅品の二次加工メーカに依頼します。
お礼
アドバイス有難う御座います。 残念ながら支給材料の外径肌をいじることができませんでした。(機能上は問題にならないと思うんですが...) 試作的に自動盤でブランク加工だけを行い追加工を櫛 刃NC旋盤で加工してところ穴曲がりは数段解消されました(問題解決ではありませんが)が、工具欠損の状況は少しだけの改善に終わってます。小径ロングドリルの種類が少ないので何が適正なのか思考錯誤しております。
お礼
アドバイス有難う御座います。 早速,連絡をとり加工油の製作者とコンタクトを 取り加工油もさることながら加工条件の指導もしていただきました。試作加工の予定を組んでいます。