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型材数カ月後の寸法変化
- 以前金型を作った直後はノックピンがゆるかったのに、約半年後に分解したら固くなっていた。
- 材料はDC53自社の電気炉で焼き入れ焼き戻しの部品とSK3生材の部品をはずそうとした時のできごとです。
- ノックピンは6@でピッチは220です。
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時間が経ってわかるので、強く認識がされていませんが、 金型の摩耗のほとんどを占めるのがこの、変寸ですよ。 なんか、再研が繰り返されると何故寿命が短くなるの? と感じたことはありません?KD11Sという型材でうちも体 験しました。いろんな話を聞くと、素材ではなく、熱処 理のせいだと聞きますが、この問題に関してSKD11系の 材料ではKD11Sです。
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そんな型加工を知らない、製鉄工場のサービスマンが 色々な型形状のものに十分な対応が可能なのでしょうか? うちでも変寸の問題が熱処理であるということで 安定化処理をいれてみましたが、形状によっては結果は 改善されませんでした。特に危険な材料がDC53、KD11S なので後々の低寿命に気をつけたほうがよろしいかと おもいます。
nkgwさん。はじめまして。 あなたの仰っていることは十分分かるのですが、 納期一辺倒で責められている、熱処理屋として は何か、一方的な話に聞こえます。 納期重視は寸法粗悪になることを、もっと みなさんが理解してもらえたら良いのにと 思います。
お礼
今回の投稿であらためて熱処理の重要性を認識したと同時に金かけずに時間をかける方針でやっていきたいと思います。当社は数年前からDC53を多用しており、できればこれを使っていきたいので、メーカーに問い合わせてみます。私も社内の電気炉で熱処理をしますが、こういうものは時間がかかるものであり、かけなければ良い物はできないということをあらためて認識しました。 ところでDC53はSKD11よりも優れているようなことがカタログに書かれていますが なぜ並行して売っているのか不思議です。同じような値段なのに。
DC53(大同特殊鋼) SLD8(日立金属) SLEIPNER (ウデホルム)など、いわゆる 8%Cr系ダイス鋼は SKD11に比し残留オーステナイトの分解消失する温度が 20-30℃高温側にあり通常の焼もどし条件(520-530℃)では不安定な残留オーステナイトが残存するので経年変化が生じます。防止策としては 520-540℃の焼もどし後に250-400℃の安定化処理を追加することによって経年変化は避けられます。各メーカーとも技術サービス部門を備えておりますのでご相談されたらよろしいのでは。
これは、(材料)×(熱処理屋さん)の問題ですね。 腕の良い熱処理屋さんは、材料の癖に負けない腕が あるし、材料でも解決できる。まあぱっと思いつく とこでは、日立さん関係のところでしょうか。 しかし、プリハードン鋼は熱処理屋さんを通さな いので、自分でそれぞれの材料を見分けられるから 不安になってばかりじゃなく自分の目を磨くことで しょう。
最初の寸法から変わるから詐欺みたいですが、DC53の特徴で すね。あとプリハードン鋼も安心できない。NAK55とか金属接 触する型材には不向きかも。
補足
ちなみに安心して使える材料教えてください。
DC53を高温焼き戻ししておりますと、3ヶ月で0.06%ぐらい1年 で0.1%近く膨張しますので、十分ありうる話しかと思います。
お礼
renonさんmatrixさんありがとうございます。目から鱗がおちました。
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お礼
今度は耳から鱗が落ちました。しかし考えてみると全くもっともな話であり、深刻かつ重要なことであると思います。メーカーのカタログにはいいことばかりしか、書いてないし、私も材料の硬度や加工性にばかり気をとられていました。 経年変化の大きい材料は使えません。とりあえず古典的なSKD11を使っていきます。