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ワイヤーカット購入の加工時間とランニングコストについて知りたい
- ワイヤーカット購入を検討している方へ、加工時間とランニングコストについてご説明します。
- ワイヤーカットの加工時間は材質や板厚の違いによって変わりますが、一般的な計算式を用いて試算することができます。
- また、ワイヤーカットのランニングコストは機械によって異なるため、購入を検討する際の判断基準として考えることができます。
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はじめまして。 多品種少量の部品加工をやっています。 現場の感覚で細かいことは分かりませんが、ワイヤーカットは異常に金がかかります。リース代だけでも1日\10000ぐらいはかかりますから、1日3万円以上の仕事がコンスタントにあるのかどうかを部品加工をなさるのでしたらよく検討された方が良いと思います。
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Q:2nd,3ndカットとありますが、いわゆる荒加工後に仕上げ加工をするということですよね。ということは1ndカットだけする場合は製品が母材から外れるので、2ndカットする為には母材から外れないように細工をして、2ndカットをするのでしょうか。 A:2nd.3rd加工をする場合は1stから3rdまで全周加工せずに部品を保持出来る程度残しておいて最後に切り落とします。切り落とし部分は研磨で仕上げる・ワイヤーで切り落とし後ワイヤーで仕上げる・ワイヤーで切り落とし時に仕上げる・切り落とし部分を仕上げないで1stカットの断面のまま等があります。 Q:SS材、sus材のおおよその条件も教えていただけないでしょうか。 A:SS、SUSが条件表に有りませんがこの条件でほぼ同じだと思いますので参考にして下さい。 SKDの粗加工で直径0.2のワイヤーで加工すると。(t1080迄) t10=5.8mm/min t20=4.2mm/min t30=2.8mm/min t40=1.8mm/min t50=1.5mm/min t60=1.2mm/min t70=0.9mm/min t80=0.8mm/min 上記が1分あたりの加工距離です。精度は0.020.08位で粗さ30Rmaxです。但し精度は大きさと歪みによって差が出ます。これ以上の精度を求める場合は、2ndCUTや3rdCUTを行う必要が有ります。 2ndCUTの場合 t10の1st=2.5mm/min t10の2nd=3.7mm/min 3rdcCUTの場合 t10の1st=6.7mm/min t10の2nd=10.9mm/min t10の3rd=11.5mm/min 上記はt10の場合の加工速度です。 それとワイヤーカットや放電加工機は強力な電磁波を発生しますので設置にはシールドルームが必要になります。機械1台分のものでも数百万円はします。部屋の内側にブリキの板を貼る簡易的な物でもそれなりに効果はあるようです。 シールドをしないと近所のテレビ・ラジオの受信状態が悪くなり電波監理局等が調査に来ることもあります。 高精度が必要な場合は空調も必要になります。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 よくわかりまし た。 どちらにせよ、予算がかなりかかりますね。 しばらくは設備投資は保留となりそうです ありがとう ございました。また何かありましたらご教授ください。
ワイヤ放電加工機でSUS,鉄系材料を加工する場合のランニングコストは大雑把に1000円/時間見ておけば間違いありません。 イオン交換樹脂の寿命は使用する水の水源によってかなり左右されるため、読みにくいですね。 あと、メンテナンスに結構手間の掛かる機械ですからこの時間をある程度見込んでおかないとダメでしょう。
お礼
ランニングコスト、機械償却、人件費等々考えるとなかなかの経費がかかりますね。 資金力があれば何も悩ますにとりあえず購入して、使いながら仕事を増やしていけばよいのですが、なかなか購入まで踏み切れないのが現状です。機械導入によるメリットをもう少し考えてみたいと思います。 回答ありがとうございます。
回答が大変遅れましてすみません。 アルミニウムの粗加工で直径0.2のワイヤーで加工すると。(t1080迄) t10=9.9mm/min t20=8.1mm/min t30=7.4mm/min t40=6.0mm/min t50=4.7mm/min t60=3.7mm/min t70=3.2mm/min t80=2.5mm/min 上記が1分あたりの加工距離です。精度は0.020.05位で粗さ30Rmaxです。但し精度は大きさと歪みによって差が出ます。これ以上の精度を求める場合は、2ndCUTや3rdCUTを行う必要が有ります。 2ndCUTの場合 t10の1st=10.3mm/min t10の2nd=12.5mm/min 3rdcCUTの場合 t10の1st=10.3mm/min t10の2nd=12.5mm/min t10の3rd=14.5mm/min 上記はt10の場合の加工速度です。 ランニングコストは1時間あたり ワイヤー線120円/h フィルター130円/h 電極8円/h イオン交換樹脂11円/h です。別に電力と水が必要です。 アルミを加工するとフィルターが、鋼のみですと200250時間の寿命の物が、50時間しか持たないという問題が発生しランニングコストを大幅にUPさせます。(フィルター520円/hになります) 補足頂ければ分かる範囲で回答致します。
お礼
求めていた回答をいただきましてありがとうございます。そこで、もうひとつ質問ですが2nd,3ndカットとありますが、いわゆる荒加工後に仕上げ加工をするということですよね。ということは1ndカットだけする場合は製品が母材から外れるので、2ndカットする為には母材から外れないように細工をして、2ndカットをするのでしょうか。それと、SS材、sus材のおおよその条件も教えていただけないでしょうか。重ね重ねの質問ですがよろしくお願いします。
材質・板厚・精度・面粗さ等加工する物のおおよそのデータを補足ください。そうでないと回答が、膨大になります。 それと金型の部品なのでしょうか?それとも製品を加工されるのでしょうか?
補足
補足です。材質はアルミ70% SS材S45C系15% sus系15% といったところです。従来MCで加工していたもの(MCでは加工しにくいもの)をワイヤーカットで行なうのが目的ですので、ものにもよりますが精度は0.020.05程度あれば十分です。面粗さもRs3.26.3ぐらいです。金型もやる可能性はありますが、90%強は製品の加工になります。 以上よろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。リース料がそんなにかかるとは思いもしませんでした。これにランニングコスト、人件費等もろもろ考えると、やはり1日3万ぐらいの仕事量がないと厳しいですね。部品加工屋で、ワイヤーカットを持つと言うのはあまりないのでしょうか.....