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特殊表面処理鋼板の市場動向と将来性について
- 特殊表面処理鋼板は、塗装とマスキングを省略できるため、コストダウンが見込めます。環境対策や加工性も良好です。
- カラー鋼板の問題から特殊表面処理鋼板が注目されましたが、最近ではあまり使用されていないようです。
- 特殊表面処理鋼板の市場性や将来性、加工技術的特性についての詳細な情報はまだわかっていません。製造メーカを教えていただけると助かります。
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手が離せず遅くなりましたが。 メーカーは新日鉄です。名称については現時点で特に規格化されたものはないようです。 メーカー内での規格Noや呼びの類はあるとは思いますが。 材質はSPCC相当ですが、当方採用のものは標準のプレコート材料ではありません。 というのは、下塗り溶剤と当方使用の上塗り溶剤の相性、化学変化の有無、大板のコーティング平面度のばらつき等の実験、評価をメーカーと行ないながら決定したため、ある意味非標準になるのかも知れません。 なお、素材サイズのmaxは新日鉄の場合、4x8以内に制限されます。 ちなみに、メーカー購入時の素材コストは、SPCCに比べ23倍程度アップになるのではと思います。 塗装作業、LT、塗料等の総合コストで評価し、十分に見合う条件に至り採用しました。 大変とは思いますが、この辺りをふまえて検討して見てください。 最近、川崎製鉄でも扱っているようですが、コーティング面が実用上問題あり、当方製品での品質が確保できなかったため採用を見送りとしました。 但し、maxサイズは5x10まで対応あるそうです。
オレフィン鋼板については良くわかりませんので、質問の意図からは外れるかと思いますが、コストダウンの面からの参考情報ということで。 当方、製品の詳細は言えませんが、筐体相当のサイズの板金用品に、カラー鋼板およびSPCC材塗装仕上げのものがあります。 このうちSPCC材の加工後の塗装については、従来下塗り、仕上げ塗装を行っていましたが、多量に出る用品に関して、PCM鋼板に変更を行い塗装のCDを実施しております。 PCMを採用することで、下塗りを無くすことが可能となり、また塗装膜厚も従来の半分程度にすることが可能となります。 これにより、かなりのCDを達成することもできるのではと思いますので参考まで。
お礼
SSZ様 回答有り難う御座います。 図々しくもまた質問なのですが、PCM鋼板(プレコート鋼板?)を使用して下塗りをなくしたそうですが、PCM鋼板に上塗りを施すこと事ですか? プレコート鋼板ですと当社ではロットの問題で購入に踏み切れないのですが、下塗り用と割り切ることが出来れば、色の問題は回避できますので、購入することが可能かもしれません。 大変申し訳ないのですが差し支えなければ製品名及び製造メーカを教えて頂けないでしょうか?
カラー鋼板を作っている会社ですか? 東邦シートメタル、川鉄鋼板、大同鋼板などでは作っています。みんな千葉の方にあります。 (ちなみに、当社から上記の会社に塗膜量測定用の乾式の剥離装置を数台納入いたしました。)
補足
早速のアドバイス有り難う御座います。 すみません説明不足でした。 「カラー鋼板」ではなく「ポリオレフィン系フィルムラミネート鋼板」に付いてのアドバイス等等御座いましたらよろしくお願い致します。 ※環境問題で塩ビ鋼板の代替えとして出てきた材料と認識しております。
お礼
SSZ様 有益な情報有り難う御座いました。 大変参考になります。 9月にメーカー殿と打ち合わせをする予定がありまして、勉強になりました。 当社の製品サイズですと4X8のサイズがあれば十分な為、新日鉄殿でも検討の余地があります。 また、SPCCの23倍で購入できるなら当社でも十分価格競争力があるといえます! 但しロットが微少な為標準部材が使えるかが鍵です。 こういった情報はなかなか聞くことが出来ず、ノウハウを流して頂けてありがたいです。 お忙しいところ大変有り難う御座いました。