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真円度について
- 内外径の切削加工で真円度 0.01を要求されています。NC旋盤にて加工を考えておりますが、実際のところ、この幾何公差を満足する品質保証は旋盤において可能なものなのでしょうか?
- 旋盤での加工において真円度 0.01の要求がある際には、注意点がいくつかあります。
- 旋盤にて真円度 0.01を満足する品質を保証するためには、適切な切削条件や工具の選定、加工時の振動対策などが必要です。
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精度の確保は出来るでしょう(肉厚にもよりますが)。しかしそれを何で管理しますか? ・全数チェック ・抜き取りチェック ・Xバー-R管理 全検の場合は不良品流出の心配はありません。 抜き取りの場合、工程能力指数が1.33以上なければ成立ちません(それでも0.006%の不良が流出する可能性があります)。 Xバー-R管理の時は工程能力指数が1.0以上しか得られない時に使用します。 不良流出が今企業にとって一番怖いので、しっかり管理方法を決めて仕事して下さい。
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A2021の切削で真円度10μmは設備仕様の選定を間違えなければ十分可能です。 バー材機でしたら供給機はオイルフィーダーにするとか、スイス型でもガイドブッシュレスや固定ガイドブッシュにするとか、刃物もできるだけ切れ味がいい超硬無垢やダイヤにするとか。 チャックタイプでしたら少なくとも櫛刃機でダイヤフラムチャックが前提ですね。 真円度10μmを目指すなら少なくとも3μmは黙ってても出る設備仕様に してください。幾何公差は一番現場で管理しにくい項目です。 ちなみにSUS系バー材でも設備仕様をきちんとすれば真円度5μ以内、径寸法公差15μmの量産精度を確保できる実績があります。がんばってください。
お礼
アドバイス、ありがとうございます。qemさんは、実経験があるのですね、さすがに説得力があります。設備自体の工程能力を把握して、幾つかのアドバイスを実践してみたいと思います。またのアドバイス宜しくお願い致します。
ID1796といいます アルミバー材での0.01の真円度は可能ですが、量産となると問題が多くでてきます。 1.熱変位の問題 機械、材料、クーラント、の熱変化を管理できるか 2.測定、検査 全数検査の体制、測定具の選定、切粉による自傷対策 3.振動対策 バーフィーダの振動対策が重要 4.切落し 完品の切落し時の打痕防止対策 等が考えられますが、いずれもコストアップに繋がることばかりです。 大変ですが頑張ってください。
お礼
ご回答ありがとうございます。細部にわたる注意点のご指摘ありがとうございます。大変だとは思いますが、今後益々、高精度部品加工が求められる事は必至だと考えております。ご指摘の内容を踏まえた対応を検討していきたいと思います。またのご指導を宜しくお願い致します。
はじめまして。。。 形状や加工機がわからないのではっきりしたことは言えませんが. バー材から加工は可能だと思います. チャックで締め付けて潰れるということもありませんし。 あまりワークが長かったり、細いのでは振れなどの問題で難しいと 思いますが。 面倒ですが荒、仕上げを分けるようにして加工して 材料に出来るだけ荷がかからないようにすればベストだと思います. 切削性のよいアルミでも必要だと思います. 頑張って下さい.
お礼
ご回答ありがとうございます。切削条件、刃物等の検討を十分していきたいと思います。またの、アドバイスお願い致します。
はじめまして。当社は精密部品加工を営んでおります。 被削材が明記されていないので、詳しいことは省き概論でお話します。 非鉄金属(黄銅・アルミ等)で真円度0.01内外径の同心度0.01 は十分加工可能なレベルです。 しかし、機械の加工精度以外にクランプ条件が大きく影響します。 油圧のコレットやチャックで締め付けた場合には、薄肉だとおむすび型 に変形することはご存知だと思います。 真空チャックでできれば主軸も静圧軸受けを使った機械がベストでしょう。 鉄系の材料であれば、気を使って切削するより研磨加工をした方が 品質が安定してよいと考えます。お役に立てましたか?
補足
早速のご回答、ありがとうございます。 いい忘れておりましたが、被削材はアルミ(A2017)です。クランプは油圧コレットチャックでのNC旋盤加工をするつもりです。 この真円度を満足させる為には、バー材からの加工では無理ですかね?
お礼
ご回答ありがとうございます。現実的に全数チェックは難しい状況がありますので、抜き取りチェックでの対応になると思います。流出不良、怖いですね会社の信頼が一気に失われますよね。十分に開発の方とも打合せをしていきたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。