- 締切済み
ヤマハ幼児科の次に進むコースで悩んでいます
子どもがヤマハ音楽教室の幼児科に通っています。次にジュニア総合に進むべきか、エレクトーン個人または外部ピアノ教室に移行すべきか迷っています。 本人はエレクトーンが好きで、足鍵盤を使い発表会などに何度か出場したこともあります。こだわり派な子なので自分で音を夢中になって探し、自分で伴奏をつけて弾くのが好きな様で、暇さえあればエレクトーンを弾いています。 ですが、グループレッスンでは全体の進捗に合わせるため退屈そうに通っているのが現状で、たまに爆発します。隣にいる私も抑え込むのが大変です。 私自身、楽器の経験がないので、もっとこうしたら?と教えるのに限界があります。 アンサンブルの楽しさ、作曲などが学べると聞きヤマハに通っていますが、性格的にもグループに全然向いていない気がしています。 J専は、開催している教室がかなり遠方なので、検討していません。 一方で、表現力や技術力などがどうしても目についてしまうのと、どちらかというとクラシック曲が好きそうなので、エレクトーン一本よりは、ピアノもきちんと弾ける様になる方が後々良いのではと思っています。素人判断なのですが。 皆さんのご意見を一度伺えたらと思います。よろしくお願いいたします。
専門家の回答 ( 2 )
- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
コメントをいただきましてありがとうございました。 いただいたコメントの中の以下の点、非常にすばらしいですので、再度投稿させていただきました。 「集中現象、確かにこの子の場合、エレクトーンを弾いたり音符を書くだけでなく、駅名を丸暗記したり元素記号を覚えたり図鑑を読んでは覚えたり、放っておくと何時間でも取り組む傾向にありました。」 集中現象は、モンテッソーリ教育の主要概念であり、モンテッソーリ教育の出身者である藤井四段の集中力が話題になりましたが、藤井四段は幼稚園時代に何時間でも取り組んでいました。何時間も取り組める集中力はすばらしいものですので、大切にしてあげて下さい。 余談となりますが、私は、発達障害の有無に関わらず、幼児教育にモンテッソーリ教育を取り入れております。その中で集中現象のすばらしさを認識しております。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
もっと見る- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
こんにちは。 脳科学と才能開発の観点から回答させていただきます。 人間の脳は耳をすませて聞くことで、自分の内なる面を見つめることができます。このように人間の心すなわち脳の機能整備という観点からは、子どものころから音楽にふれることが非常に大切なのです。音楽は天才をつくる1つの要素と考えます。 一般に、ピアノからエレクトーンは比較的簡単、エレクトーンからピアノは比較的難しいと言われています。難易度が高いピアノは、脳の機能開発という観点からは、後々良いと言えます。 「どちらかというとクラシック曲が好きそうなので、エレクトーン一本よりは、ピアノもきちんと弾ける様になる方が後々良いのではと思っています。」とのことですが、クラシック曲がお好きであれば、ピアノもきちんと弾けることが後々良いと考えます。 「自分で音を夢中になって探し」とのことですが、子どものころに夢中になって集中できるものを持っていることは理想的です。私は幼児から児童の集中現象について観察を行っておりますが、集中現象を引き出すことこそが教育の目的と考えており、ここから様々な才能が芽生えてくるのです。なぜなら、単に音楽に留まらず、集中の仕方を他のことにも応用する基礎が身についているからです。 協調性も大切とはいえ、真の協調性は、確立された個人の間で成立するものです。まずは、集中現象に基づく個別の能力開発です。 集中現象が大切なこの時期、グループレッスンより個人レッスンをお薦めいたします。 言語のバイリンガルは、異なる言語構造について、どのような順序と時期に学ばせていくか、という難しい問題を含んでいますが、同じ音楽構造の上にあるピアノとエレクトーンの同時進行は容易であり、むしろ、異なった音質にふれることは、脳の機能整備の観点からも推奨できます。
お礼
専門家の方からの貴重なご意見、ありがとうございます。 脳科学的な視点で腑に落ちる点が多く、とても参考になりました。 集中現象、確かにこの子の場合、エレクトーンを弾いたり音符を書くだけでなく、駅名を丸暗記したり元素記号を覚えたり図鑑を読んでは覚えたり、放っておくと何時間でも取り組む傾向にありました。 ですが、その集中しすぎている姿に親としてはうんざりし、その芽生えたものをどの方向に伸ばすべきか分からず途方に暮れ、苛立ちから怒ってしまっていました。 この集中現象が「他のことにも応用が効く基礎」だという視点で接してあげなければと。本人の運動能力にもこの集中力が応用されると良いのですが・・・。 「協調性は確立された個人の間で成立するもの」、同感です!本人のやる気が満ちて集中現象が根付いている今、個人レッスンで、伸ばせるところまで伸ばしてあげたいと思います。 ピアノとエレクトーンの同時進行を推奨されていらっしゃる様に、ピアノの音色の奥ゆかしさ、そしてエレクトーンの種類豊富な音質の楽しさは、本人が一番理解できている点と思います。 ピアノの個人レッスンに重きを置きながら、エレクトーンをサブ的に演奏するスタイルを確立していこうと思います。 貴重なアドバイスをありがとうございました!
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
もっと見る
お礼
再度コメントをいただきありがとうございます。リンク先の「もし、ハンディーがあるとするならば、それを上回るアドバンテージを備えておくことが、自己責任として子どもの将来への備えができると思います。」にも共感いたしました。環境を与えるのが親の役目ですね。ありがとうございました。