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shv37のカメラについて
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高感度ノイズを少なくするためのノイズリダクション処理の跡が伺えます。 iPhoneでも同様のことを行っているのですが、iPhoneの場合は画素数が少ないことが幸いしています。 iPhoneだったとしても、画素数が同じなら似たような結果になると思います。 確証はありませんが、もしかしたらどちらもソニーのイメージセンサーを使っているのかもしれません。 ノイズリダクションの傾向を見るとソニーっぽいですがw 個人的にはiPhoneのノイズリダクションは嫌いです。 ノイズ感を消すために厚化粧しているみたいで… 隣り合ったドットを混ぜ合わせるような処理ってディテールがなくなるから嫌いなんですよね。 「美人フィルター」とか「美肌フィルター」っていうのも基本は同じです。 デジタルカメラというのは、光量が少ないところでは感度を上げて手ブレを防ぐために露光時間を短くするのですが、感度を上げるということはゲインをあげるということであり、ゲインをあげるということは弱い信号を増幅して強い信号に見せかけるということ。 デジカメのイメージセンサーというのは、光の強弱を電気の強弱に変換してくれるものなのですが、電気にはノイズが付き物。 回路自身から発せられるノイズもあるため、センサーから得られた信号を増幅すると、センサーと増幅回路の間で混入したノイズも増幅されてしまいます。 それが「高感度ノイズ」の正体。 で、その混入したノイズをなかったコトにするために「ノイズリダクション」という工夫が施されています。 ノイズリダクションにはハードウェアで実現する方法とソフトウェアで実現する方法があります。 本体だけで何万円もするデジタルカメラではその療法が組み込まれているのが当たり前ですが、激安のものだとソフトウェアだけだったりします。 ソフトウェアでは回路上で混入したノイズに関してはどうすることもできないため、画像から判断するしかありません。 その為、周囲とあきらかに様相が異なるドットを見つけたら周囲と合わせるように色や明るさを調整するのですが、高度な処理ほどコストが嵩むためコストを抑えるためにもっと簡易な方法を取ることが多いです。 それが「塗り絵画質」と言われるようなノイズリダクション処理。 添付画像がそれに近いですが、十数年前と比べるとかなりマシにはなっていますね。 この高感度ノイズというのは高画素のものほど顕著です。 試しに、日が暮れてからの室内ではなく、晴天の屋外で撮影してみてください。 十分な光量が確保されていれば素晴らしい画質のはずです。 色がおかしくなるのはオートホワイトバランスの精度の問題。 ホワイトバランスの設定にはオートの他にいくつかあるはずです。変更してテスト撮影を行い、どういう変化があるか確認してみてください。 ISO感度も手動で変更してみましょう。 ISOを変更した場合、シャッター速度がどう変化するか観察しておいたほうが良いです。 この辺はカメラの基本です。 スマホの画面で鑑賞するだけなら、この程度の画質は許容範囲内です。 私は本体だけで何万円もするデジタル一眼レフも使用しているので、スマホのカメラはこんなもんと割り切って使用してます。 画質に関しては、スマホのカメラは天地がひっくり返ってもデジタル一眼にはかないませんからね。
お礼
とても詳しく解りやすい説明を有り難う御座います。