- 締切済み
技術革新の影響に伴い変化するITで生き残る処方箋
これまでネットワークエンジニアを中心にインフラ業界で活動してきて、今30歳代後半です。 これまでIT業界での職種の違いは、まずソフト開発かインフラ(サーバSEとネットワークSE)に大別され、 インフラSEの中でも、それぞれ専門性を区分けしてきただけに、サーバのみ、ネットワークのみという専門家としてのワークスタイルが通用してきたのですが、 ESXiをもとにした仮想スイッチなども登場しているため、サーバSEがネットワーク業務を兼ねるケースが増えています。 これまではスキル的に対応が可能でも業務として行うことは、そこまで多くなかったと思いますが、 仮想が一気にその隔たりをなくしているように感じます。 Linuxが元々できるネットワークエンジニアはLinux業務も兼ねるケースがあるかと思います。 ソフト開発者もインフラSE業務を行うケースも当然出てきており、クラウド化のIT業界に対する影響は、私の予想を超えています。 前置きが長くなってしまいましたが、IBMがワトソン君を開発などもしているし、AIロボット×クラウドによるIT業界への影響を予想しています。 クラウド化が進み、仮想技術がもてはやされていますが、上記の背景を踏まえると、 ワークスタイルの隔たり自体が無くなっていくのでは?と考えており、 まわりに流されて仮想技術の仕事だけをしていくことに不安を感じています。 私の場合はLinuxコマンドもプログラミングも未取得です。 今後のキャリア、この業界でめしを食っていくことを考えると、 サーバOS・Linuxコマンドも覚えて、インフラを包括的に学ぶか、 このままネットワークエンジニアとしてプログラミングを覚えて、業務効率化・自動化という点を突き詰めるか、 はたまは、プログラミングもサーバコマンドも覚えて、"ネットワークが分かる"サーバSEとして業務を開拓していくか 来る何か?の影響によるIT業界の変化を、皆さんはどのように乗り切ろうとしていますか? ご意見・アドバイスをお願い致します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7250)
こういう話を考えてください。 運転免許証をとったとしましょう。 1台車を買ったとします。 ぽっと乗れて、コンビニでもデパートでも行けるし釣りに行くのもキャンプに行くのもできるなあ。 そう思ったとして、ほんとうに大丈夫ですか。 最初の2つは大丈夫でしょう。 コンビニなんて100メートルも転がせば大丈夫だし、デパートだって10キロ離れる程度で大丈夫ですね。 そもそも、近くにガソリンスタンドもあり、自動車修理業者もいるから、何かがあっても心配ないです。 タイヤのエアーが抜けても、オイル圧が低くても、エンジンの調子がおかしくても気にしなくていいですね。 最悪の事態、バッテリーの異常が発生しても修理業者がいてくれれば問題ないし、そもそも販社もあります。 そういう平和な状況はともかく、釣りに行けますか。キャンプに行けますか。それを考えてください。 冬の寒い時にバッテリーが上がったら何かできますか。JAFを呼ぶにも適切な報告をできないとうまくいきませんね。 別に自動車修理の知識なんかなくても運転できるよ、というのは、都市部に居て走行距離が短い場合のみです。 以上、たとえ話です。 ITの世界で、特定の機種特定のOSのプログラマだけで食べていくと宣言していくならそれで足ります。 自家用車で近所だけ走るというならそれでいいのです。 しかし、自分が運転手であって客を乗せる場合は、山に登らせられたり、海のへり付近を走行しなければならなかったり砂の上を走る必要が出てきます。 その間にエンジンが故障したり(エンコ)、タイヤがパンクしたり、バッテリがあがったりします。 そのとき対応ができなかったら運転手失格です。 特に、OSに関しては、今、Linuxの機械、Windowsの機械、Macの機械、なんて別々のハードウェアを用意して立ちあげるなんていうことはあまりやりません。 コンピュータ1台の中に、メインOSを入れた上バーチャルマシンを設定し、Windowsの上にLinuxもMacも一緒に立ち上げるということをします。 それをやることで、1台のマシンをまるごとバックアップし、他の環境に引き写すこともします。 これは、一度やれば簡単なことですが、各OSの構造、設定方法を熟知している必要があります。 ITのエンジニアといったら、この程度のことができることを期待されます。 車の調子がおかしければバンパーを開きどこに問題があるか判断し、場合によっては修理もできることは期待されておかしくありません。 IT業界の変化といえば変化ですけど、スバルに乗っている人間が日産でもマツダでもスズキでもトヨタでも乗れるかどうか程度の話です。 そんなことがとびきりの技術的な教育研修を受けるとか困難な試験を通過するというレベルの話でないのは誰もわかってます。 すくなくとも、コンピュータのプロだと人が見ていると思ったらそういう役を演じる必要だけはあるわけです。
- catpow
- ベストアンサー率24% (620/2527)
私は、ソフト開発をやっているプログラマです。 >>クラウド化のIT業界に対する影響は、私の予想を超えています。 仕事でインフラ系は全くやっていませんが、趣味でVMWareを触った経験とか、仮想技術の発展をネットの情報で見ていると、「インフラ系の仕事が減るだろう、あるいは、仕事の範囲が広がるだろう」という予想はできました。 また、クラウドの影響についてもネットの情報を見ていたら、「インフラ系の仕事も減るだろうが、ソフト開発の仕事も影響を受けて減るだろう」という予想は目にしましたね。 >>ソフト開発者もインフラSE業務を行うケースも当然出てきており、クラウド化のIT業界に対する影響は、私の予想を超えています。 DevOpsという考え方をネットで目にしたとき、「短期の派遣という雇用形態だと無理があるが、長期勤務前提の身分になれば、DevOpsという発想で、ソフト開発者がインフラ運用まで行うケースも出るだろう。でも、経営戦略・雇用問題があるから、これはすこし先になるかも?」なんて考えたものです。 しかし、そういうケースがすでにあるのですね・・・。 >>IBMがワトソン君を開発などもしているし、AIロボット×クラウドによるIT業界への影響を予想しています。 AIが人間の能力を超える「技術的特異点」「シンギュラリティ」って単語をちょくちょく目にするようになりました。 AIまで行かなくとも、各種開発ツールやフレームワークの発展で、開発者の行うべき作業は少しずつ減っていますね。 何年か前なら「JavaでWebサイトを作る技術があります!」といえば、フリープログラマになり高収入が期待できたみたいですが、サイト開発ツール等の発達で、そんな良い時代は過ぎ去ったようです。 さらに、前の回答にあるように、さまざまな新しい言語が注目され、JavがCOBOLのような遅れた言語扱いになったりしている気もします。 ですから、インフラ系と同様にソフト開発系の仕事も大きな影響を受けると思います。 >>私の場合はLinuxコマンドもプログラミングも未取得です。 長期的に考えたら、これらに手を出されていたほうがいいかもしれませんね。 マイクロソフトの開発環境は、ちょっと前まで「マイクロソフトで開発するのは楽だけど、Windowsの世界限定でしょう?(無償の)Linuxサーバで使えねーしな・・・」なんて思っていました。 でも、いつの間にか、マイクロソフトの開発は、GitHub上のオープンソースな環境で行われていて、しかもMacOSやLinuxもターゲット環境になっています。 だから、データベースを使うWebサイトをWindows上のVisual Studioで開発して(RubyonRailsみたいに簡単開発できる!)、できあがったオブジェクトをLinuxに転送し、ちょいちょいとコマンドを叩けば、Linux上でWebサイトが動作してしまう! Ruby on Railsが登場したとき「生産性が10倍になる!」「30分でサイトが作れる!」なんて大きな話題になりましたけど、技術とAIの発展で、サイト開発・構築・運用がずっと楽にできるようになるのであれば、10人のチームで開発していたサイトが、2、3名で開発可能ってことになります。 となれば、そこで働く人に要求される知識は、インフラ+OS+プログラミングってことでしょうからね。 >>来る何か?の影響によるIT業界の変化を、皆さんはどのように乗り切ろうとしていますか? 大きな流れとしては、今までの開発のやり方が変わり、従来どおりでは仕事が減って、食っていけなくなると思っています。 しかし、すぐできることとしては、現実的には、いくつもある技術の中から「これは有望そうだな、そして面白そうだな」と思えるものを勉強するくらいですね。 ちなみに私も、No.1さんと同様に、COBOLの時代から開発やっていますが、「新しもの好き」ってことで、それまで触っていたIBMの汎用機じゃなくてPCやUnix(SunOS)をやりたくて転職したりしたものです。 そして、現時点では、PythonやR、Hadoopなどだと、ちょっと縁遠いので、ASP.NET Core MVC関連の勉強をやっているだけですね。 もちろん、「なんでC#?NodejsやPythonじゃないの?」なんて考え方もあるでしょうが、やっぱり勉強にはそれなりのパワーが必要ですし、今までの経験やとっつきやすさ、実際の仕事との絡みを考えたら、5歩、10歩先じゃあなくて、さしあたり1歩先くらいの勉強になってしまってます。
- IDii24
- ベストアンサー率24% (1597/6506)
自分は今までいろんな波を乗り越えてきたつもりです。ITというのは10年ごとに新しい波が来ると覚悟しているし、20年ですべてが変わると思っています。一番大きかったのはホストマシンがPCネットワークに変わった事であり、ここで次の波が来ています。 その時に同期は殆どドロップアウトしてます。というかコボラーなんかどこでも必要としていないので、今までの古いシステムのお守りしか仕事がなくそれを何とか死守しようと必死だった人が多かった。大抵はPCなんかおもちゃだとか、そんなもんで業務なんか出来ないとかの「逃げの理屈」を作り自分で壁を作る人達です。 自分が乗り越えられたのは単純に「新しもの好き」だっただけだし、「飽きっぽい」性格で長く同じ事をやると飽きるし、「知らないものだけに興味を示す」性格だった事が幸いしていると思います。 確かにネットワークをIBMが支配していたようなSNA環境から一気にTCP/IPという貧弱なアーキテクチャが主流になりました。誰もあの貧弱さで世界がつながるとは思ってなかったと思います。しかしITの世界は個人の世界です。便利こそが主流になるということを理解していれば大丈夫です。 今はAIの開発プロジェクトをやってますが、そもそも以前からこの潮流をつかんでいたからにすぎません。知ってるならやってくれ的なながれ。つまりは自分で先に動くという事が大事。 これからはクラウドを主流にしたAI技術が主流になると思います。その時に大事なのはデーターのアナリスト的な知識。PythonやRなどの言語、そしてHadoopなどのアーキテクチャ。それらをうまく繋ぐ仮想ネットワークの構築知識。 そういうものの知識が大事です。いまの仕事に直接関係なくても、それはあなたを助ける。そういう考えを持つ事が大事です。 Windowsは既に敗退の道を歩んでいます。というかクラウドOSの位置づけを模索しているので、ストアアプリのようなサンドボックス型アプリだけを動かすOSになると思います。そうなるとDLLやレジストリを主体にしたプログラミングは時代遅れと考えるべきでしょう。 DBはNOSQLと言われる非正規のデーター操作を主体に考え、それをRDBの情報に結びつける効率的な技術が重宝されるでしょう。 MacやUNIXの技術も必要です。もはや総合的に知識を持てない人は淘汰されると思います。なぜなら全体を見て部品を組めなければそこがネックになるものだからです。 とにかくこれからは個人で楽しみながらITをやる。こういう姿勢が必要。会社のITなどは所詮過去のものになるからと思うべきなのです。