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スピーカーユニット、前付けの方法につきまして
現在、平面バッフルに16センチコアキシャルフルレンジを付けて、いろいろ楽しんでおります。 さて、スピーカーユニットをバッフル板の裏に付けますと、板の厚みの分だけ円筒空間ができ、共鳴なり回析なりができる、とのことで、(開口穴をR仕上げにする、とか円錐状にくり抜く、とかの方法も存じており、それも可能ですが)とりあえずバッフル板の全面に普通に取り付けました。しかし、この状態でもユニットには分厚い紙パッキンがついておりますので、フレームの厚みも加わって、コーン紙のエッジ~バッフルの間には5.3ミリの凸形状があることになります。これも回析が出来るでしょう。 それで、その1、開口穴にザグリを入れて、パッキンの表面とバッフル板の面を同じにする・・・と、なおよいでしょうか?全面バッフル板は15ミリの合板ですが、ザグリをいれて薄くなった分は裏側に補強板を貼って解決はできます。 その2、思い切って紙パッキンを剥がしてしまって、マウント方法は今のままにする。(フレームのヘリの返し折りがわずかに凸形状になりますが、コーン紙の外周部分はその1、よりバッフル面と近い状態になる。 その1、その2、について、なにか知識のある方、お話を聞かせてください。また、それ以外でも(裏側マウントの方がよい・・・とか)関連知識あれば、お聞かせ下さい。
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- sirasak
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スピーカー自作では視聴では分かりにくいので、測定することが必須と思っています。 バッフルの前につけたり、後ろにつけたりしての周波数特性で判断することをお勧めしたいと思います。
- John_Papa
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こんにちは。 コアキシャル(同軸の意味)は狭い意味では3.ですけど、どのタイプでしょうか? 1.センタードーム 2.ダブルコーン 3.同軸2Way このなかで、特に2.3.は高音用そのものが突起物になりますので、あまり気にするのもなんだかなぁと思います。 でも、真円の穴とか板厚というのは、特定の距離が多くある事になりますので、その距離に見合った強調とか打消しが発生する事も事実です。 気温で変しますが音速を340mとして計算すると 周波数 / 波長(強調)/半波長(打消し) 1KHz / 340mm / 170mm 2KHz / 170mm / 85mm 5KHz / 68mm / 34mm 10KHz / 34mm / 17mm などと、中高音で影響を受けます。 また、穴だけでなくバッフルの端でも反射(エッジ反射)が起きます。 凸でも凹でも影響がでますので、単にフロントマウントにするだけで解決というものではありません。「2.3.はあまり気にするのも・・・」と言った意味がお判りでしょうか。 これらに最も注意が払われ対処されているのは、スタジオモニターというジャンルのスピーカーでしょう。 フロントマウントは言うに及ばず、バッフルと段差ができないようにバッフルとフレーム面が揃えてあったり、エンクロージャーの端(エッジ)は丸めてあったり、バッフルも単一平面にならないように不要面にテーパーが付けてあったり、ツイターの発音タイミング(位相)を合わせる為に若干バッフルより奥に取り付けてありますが、その窪みに緩やかなテーパーを付けてあったり拡散を調整をするための加工がしてあったりなど、特性を高める為の工夫がされています。 スタジオモニターの例 画像参照: http://proaudiosales.hibino.co.jp/jblpro/2656.html 実際効果が有るか無いかよりも、「対策してます」というジェスチャー(売る為の方便)の意味の方が大きいかも知れません。あまり対策めいた事をやってなくて信頼されているモニターってのもありますのでね。 なお、『回析』とはエッジ(境界)反射の事を言われているのだと思います。 『その1』はお好みで。 サグリを付けてできた溝もエッジ(境界)反射の原因になりますし。溝もパテ埋めしてみますか。 『その2』ですが、その分厚い紙のパッキンは、おそらくスピーカーフレームの防振(鳴き止め)とコーン紙のエッジ外周の固定を兼ねて使われているものと思いますので、剥がさないように。 ちなみに添付画像は、今手元にあるメーカー製樹脂キャビネットPAスピーカーです。パッキン(何も押さえが無いし、これじゃパッキンにならないけど)最前面から1cm強奥まったところでコルゲーションエッジからコーンが繋がってます。ま、出力130dBクラスなのでコーンのストロークが1インチ在り、最大音の時にコーンの先端とパッキンの前面位置が揃う計算になります。重低音・大音量を足す為にはロールエッジでは充分なストロークがとれないんですね。 このスピーカーは、プレスフレームを使った為に、最近の全般的傾向の軽量&低コスト化に成功してます。耐久性が少しは犠牲になってるかもしれない。パッキン取るとフレームが鳴きだすかも。無意味にパッキン付いてるんじゃ無いって言いたい為に、何を持ち出して来るやら。 フロントマウントしても、スピーカーのストロークマージンの為にコーンの前に円柱空間があるものだ、とも言いたかった。ま、そういうことです。 スピーカーの形状も個性の一つですね。 メーカーのように、エンクロージャーと合わせたスピーカーフレームを設計できる訳じゃありませんので、理想と現実で折り合いがつくところまでやって見られれば良いと思います。経験は自分の肥やしとなり、次はユニットの選択とかにも影響がでるんではないでしょうか。
お礼
なるほど、なるほど、と~っても説得力のあるご解説、ホントにありがとうございます。ボクのはフォステクスPS-168・・・という、構内放送用みたいな同軸2wayの安物です。いろんなことを語ってくださって、大変勉強になります。特に、フロントマウントでも後ろ穴の影響もあるとのこと・・・穴をルーターかけたりして、改良する楽しみが出来ました。感謝します。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 私も長い事、スポピーカー工作を楽しんできまして、同じ様な疑問を抱いていた時期が御座います。 結論から言えば、円筒の空洞共鳴等、理論的には有り得るが、実際の影響度合いがはたしてどの程度在るのだろうか?という事に行き着くと思います。 フレーム外周のガスケット(矢紙)が無ければ「筒状」は減ってくれますが、フレーム自体の共振が目立ってしまう可能性もあるので、取り外した方が良いのか、浸けておいた方が良いのか、試してみないと結論は出せない。とも考えられます。 また、板厚の「筒状」は、前に在るか後ろに在るか、というだけで、「有るか無いか」と言えば同じでもありますが、一部のユニットでは、前から取り付けた方が良かったり、後ろから取り付けた方が好ましく感じられたり、かなりケースbyケースでもあります。 (微妙な違い、時には「気のせいか?」って言う事も在るので、ドッチでも良い。と判断出来る事も少なく在りませんねぇ。笑) 鉄板プレスのフレームで、最外周部が悪露曲げられているのは、強度的にとても重要なポイントです、しかし強度が高い構造の金属は固有振動/共振も強く成りがちですから、ガスケット(矢紙)がその影響を抑える「ダンプ材」として働いている。という可能性もかなり高いと思いますので、現状のまま。という事で良いと思います。 また、バッフル板のザグリ、実際に試しますと、なかなか難しい事でもあります。 私の場合、あまりに面倒だったんで、後のスピーカー工作で、見た目優先で落とし込みたい場合、フレーム外周で穴開けした、薄板をもう一枚張り合わせる。という構造にしています。 なにぶん、素人工作なので、バッフル板に貼付ける板をあてがい、裏側からユニット尼をマーキングし、まずはそれに沿って切り抜き、重ねてユニットを取り付け、ユニット外周をマーキング。その後分解し、張り合わせ板の開口拡幅、という手順で、ピッタリサイズにしてから接着しました。 私の友人は、とても器用なのと、道具マニア?でもあるんで、リーマーなどを上手に使いこなし、綺麗にザグルんだけど、私の道具や工具や技量では、ムリ(爆笑) なお、バッフル板を張り合わせると、平坦化した影響ではなく、板厚の違いが音の変化としては大きいと思います。 私の手持ちユニットの一つ、755Eですと、リアマウントの方が音の印象が良かった。 (でも、ユニット全体を見たいから、フロントマウントにしてます。) 御質問者様のケースですと、矢紙をカッター等で慎重に削り、円錐状に加工する。という方法も出来るんじゃないかなぁ。 音質的変化が感じられるかどうかは、判りませんけれど。。。 (でも、精神衛生上ダケでも効果が有れば、安心して音を楽しめますからね♪)
お礼
ありがとうございました。なんか、いろいろ参考になるコメントで、役に立ちます。パンケーキをお持ちとは、マニア様ですね。ウラやましい(笑) ボクのは、フォステクスの構内放送用の安物、PS-168という変わり物です。
お礼
ありがとうございます。聴感だけでなく、特性を客観的に見る・・・のも一つの楽しみですね。