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ハイレゾ問題について
- ハイレゾブームの中、購入したハイレゾ音源の音質が期待外れだった
- 「ニセレゾ」と呼ばれるハイレゾ音源の存在に腹が立った
- 音楽業界には中間処理のフォーマットの品質向上が求められる
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はじめまして♪ 感情的な部分も、有る程度は理解致しますが、、、、、。 まず、「ハイレゾ」=20kHz以上の信号が在る という意味ではアリマセン。 そもそも、レコーディング等に使われるマイクロフォンが、20kHz以上の特性がある物を使う事が非常に少ないという現実をご理解下さい。 例えば、ドラムセットのハイハットに用いる定番マイクといえば、SM57やC351Bなどが特に有名です。 https://www.shure.co.jp/ja/products/microphones/sm57 http://proaudiosales.hibino.co.jp/akg/48.html どちらのマイクも高域限界を20kHzと表記していますよねぇ、、、 こういうプロ現場では、「人間に聴こえない範囲」は、気付かないうちに弊害が及ぶ事を避けるため、意図的に帯域制限する事の方が一般的です。 アマチュアイズムが強いレーベル等では、あれこれ編集を極力減らした、ライブレコーディングに「測定用マイク」などを用い、帯域制限やリミッター等を極力利用しない音源も存在し、そいう音源にはハイレゾのスペック内で徐々に減衰しながらも超音波領域の寝具成分が観測出来る場合も在ります。 (メジャーレーベルでは、ほとんど無いと思っておいた方が良いでしょう。) 現在のレコーディング現場では、例えCD製作だけが目的であったとしても、最初の録音も、中間の編集等もオンザボックス(44.1kHz/16Bit)という事は、もはや存在せず、近年呼称している「ハイレゾ」で取扱って、最終マスタリング時にCDフォーマットへダウンコンバート。というのがもはや「常識」になっています。 多くの「ハイレゾ音源」は、CD用にダウンコンバート(&サウンド調整)という最終マスタリング直前のマスターデータから、「ハイレゾ配信用」にマスタリングを行ないます。 まぁ、中にはCDフォーマットのデータを演算処理でアップコンバートした、というダケの「ハイレゾ」も広く存在していますが、ちゃんとした料金を頂く企業として、そんなデタラメな事を行なっているとは思えません。 (販売レーベルの信用度ですね。) youtube等には、レンタルCDから音質調整をしてアップサンプリングし「ハイレゾ/高音質」なんて言う一般人の投稿も非常に多いのですが(笑) 「ハイレゾ」は、非常に高いサンプリング周波数で理論数値上では人間には聴こえない「超音波」の記録再生も出来るものですし、20Bit以上になると100万程度の測定機器ではアナログ信号としての測定限界を超えて来ます。 このため、ダイナミックレンジとか再生可能な最高周波数等は、あっくまで「ハイレゾ」という「入れ物」の理論値であって、実際に入ってるデータが理論値限界まで記録されている、という意味では無いのです。 なぜ「ハイレゾ」の音質評価が良いのか? 通常聴こえる音量域&周波数範囲において、非常に細かく記録され、非常に細かく再現する事で、単純科学からの数値では無い、「音の感触」に微妙な良さを感じ取る人が居るから。と言う物です。 そもそも、次世代CDとして1999年にはハイレゾという呼称は無くとも、今のハイレゾが販売されましたが、全く普及出来なかった、、という史実もあります。 まぁ、統一方式にできず、2方式に分裂したのも「普及しなかった」理由の一つでしょう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/DVD-Audio https://ja.wikipedia.org/wiki/Super_Audio_CD 今は「高速データ通信」がお手軽に活用出来るので、高価な専用プレーヤーというハードを買わなくとも利用可能に成ったので、それをキッカケに「ハイレゾ」というのがチョットしたブームでもありますね♪ DVD-AudioやSA-CDの時にも良く指摘されたのですが、古いアナログ録音の音源を復刻した場合、CDの復刻版とは違う音感が導入したマニア達の多くの人には話題となりました。 でも、一般の人には「同じ曲を聴くのに、なぜ割高な物を買って、しかも20万のする専用プレーヤーも買うの?」という事でもありました。 最悪な事に「2方式」に分離したので、ハード機器メーカーも、音楽制作側(レーベル)も2分割され、この曲はDVD-Audioで、あのアーチストの曲はSA-CDでしか、、、という事では、、、、 (この教訓を生かし、後のHD-DVDとBD戦争は早期に収束し、私達、一般ユーザーとっては長い期間の混沌とした混乱が回避出来ましたね。) さて、長々と余談が多く成りましたが、、、あくまで個人的意見に過ぎませんが(汗) 『みなさんはどう思われますか、お考えをお聞かせください。』 記録されていない超高域の信号成分を付け加えるような事が無いから、良心的な音源だろうと思います。 CDプレーヤー等にも内部でアップサンプリングし、合成した疑似信号を超音波帯域に付け加えて再生する機器も古くから実在し、それぞれのアルゴリズムにもよるのでしょうが、サウンドキャラクター、という部分で好みが別れたりします。 音源配信側が、たとえそのレーベルとして理想的なサウンドだと思っても、サウンドキャラクターを必用以上に押し付けて来ていない事は、再生側の私達の楽しみ方を自由にしてくれる。と思います。 超音波という範囲のスペクトルが在るから良い/ワルイという事では無く、実際に聴こえる範囲、特に人間の聴感として感度が高いメロディー域などの「質感」で楽しむように考えた方が、「ハイレゾ」の本当の良さを知る近道だと思いますが、、、、いかがでしょうかねぇ。 まぁ、オーディオって最終的には「個人の趣味」ですから、いろいろ違う考えの人が居ても良いですし、そうじゃないと「おもしろさ」も半減でしょうからね(^o^)
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- i-q
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断定はせず、 そのサイトを紹介して、 この音源ハイレゾですか?とか意見募った方が良いのでは。。 今のだとどうスペクトラムを確認したのか詳細がわかりませんし。 ハイレゾ自体良い加減なところもありますが、 オーディオか活気づいてるので良いと思います。 ポタアンやワイヤレスヘッドフォンなどが賑わってるのはハイレゾブームのおかげだと思いますし。 (魅力的な製品が増えてる?) >リリースフォーマットより >下回らないように これは反対。。あるがままで良いと思う。 20khz以上じゃなくても、高サンプリング化だけでもOKなので・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。
補足
>そのサイトを紹介して~ 言ってしまうと色々と問題になりそうなので伏せていましたが、購入したのはMTIが運営している「music.jp」です。 >(魅力的な製品が増えてる?) 全くもって同感です。最近のポータブルオーディオは凄いです。一昔前より安価でハイクオリティーになりました。それこそ、圧縮音源ですら綺麗に聞こえますよね。 >あるがままで良いと思う。 どのように解釈すればよいのかわかりませんが、アーティストの制作環境の音を「あるがまま」とするなら32bit浮動小数になりますし、扱えるコンテナが無いのが現状ですよね。Cubaseで作業するときは96kHzでプロジェクト作ってマスタートラックにUV22でディザリングしてCD音質にしています。勿論レコーディング素材を入れる時はは24bitで録ってから処理は32bit浮動小数です。 下回らないというのは例えば48kHzで作業したなら96kHzにアップコンバートしてリリースとか、そういうのは辞めてほしいなあという話です。
- ada-596-3n
- ベストアンサー率22% (828/3652)
単純に考えれば、ハイレゾでは無い曲を買ったのでは?!と思います。 それか、計測に使われたソフト?が対応していないとか。 どちらのサイトで購入されたのか分かりませんが、通常版とハイレゾ版を 並行して販売されている事もありますから。 大手のサイトで、あからさまに、インチキするとは全く考えられません。 あくまで個人的意見ですが、どこかの工程で、貴方が間違ってる可能性の 方が高いと思われます。
お礼
ご回答ありがとうございます。
補足
>単純に考えれば、ハイレゾでは無い曲を買ったのでは?!と思います。 それか、計測に使われたソフト?が対応していないとか。 私が購入した「music.jp」ではハイレゾと圧縮音源は併売されています。 今回ハイレゾの方しか買っていませんが……。 計測に使用したソフトは質問文にも挙げさせていただいたAudacityとAdobe Audition CS6を用いました。どちらも96kHz / 24bitのデータを扱えます。 >大手のサイトで、あからさまに、インチキするとは全く考えられません。 >貴方が間違ってる可能性の方が高いと思われます。 最後の一文には心外です。 ダウンロードしたファイルのフォーマット(形式)は確かにハイレゾと呼べるものでしたが、ハイレゾという入れ物の中にハイレゾでなくては収録不可能な高音域(20kHz~22kHzより上)の成分が無かったので、アップサンプリングしただけではないだろうか、と思ったまでです。 あと、今回購入したデータも全部のアーティストがニセレゾではありませんでしたし、すべての「ハイレゾ」が悪いとは言っていません。アップサンプリングしただけ疑惑の商品――そういうものが混じっているのが問題だと思います。私は「ハイレゾ」の定義が曖昧だからこそその問題が出ていると思います。最終段階のサンプリングレートで判断するのはおかしいと思います。いかがでしょうか。 古い録音データで16bit/44.1kHzのデータしかないなら、アップサンプリングして96kHzにしたりしないで、最新技術を使った「リマスター」として出せばいいのではないのか、そういう風に私は思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そういえば私も例えばボーカルトラックをEQでローカットしたり、高音の歪みを取るためにローパス通したりします。 つまり、製作者のサウンドメイキングの結果という訳ですね。 よくわかりました。ありがとうございました。
補足
若干別の話になりそうですが、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の「ハイレゾ」の定義は ” <アナログ系> (1)録音マイクの高域周波数性能:40kHz以上が可能であること。 (2)アンプ高域再生性能:40kHz以上が可能であること。 (3)スピーカー・ヘッドホン高域再生性能:40kHz以上が可能であること。 ” という風にあったので、日本の標準化団体の定義に沿えば厳密には「ハイレゾ」というものは無くなってしまいますね。 ボーカルなどで鉄板のneumann u87aiも20kHzまでですし……。 どうやら私は、幻影を追っていたようです。