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ソニーがロボット「QRIO」を辞めたのは正解か?
本田技研の「ASIMO」は有名ですが、最近はボストン・ダイナミクスのロボット群や、日立製作所の「EMIEW3」や富士ソフトの「Palmi」など、それぞれ目的は違えど技術系の会社による二足歩行型ロボット開発の機運が高まっていると思います。 ソニーも「QRIO」という二足歩行ロボットを作っていましたが、2006年にAIBOと共に開発を終了しています。 最近はSCHAFTのロボットがすごいという話題もありましたが、ソニーが約10年前に結果的にロボットを辞めたのは正解だと言えると思いますか? VAIOが今更になって参入しようとしていますが・・・
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「ソニーが」という意味では辞めて正解でだったと思います。 当時大学生で人工知能の研究にAIBOを使ったプログラミングを行っていましたが、極限られた条件下でしか使えないギリギリの設計でとても苦労した記憶があります。あのサイズ、あの性能をあの価格(当時20万円前後)で出した努力は評価されるべきだと思いますが、あのロボットで何をさせるかという意味だと規模的にもビジネスには遠く結びつかない代物でした。 モーターやセンサー類などをビジネスの中核に据えているような企業であれば良いのでしょうが、ソニーはそうではないのであの時点での撤退は正解だったかなと思います。 その当時と比較して今は小型コンピューターの性能向上や省電力化で同じサイズでも比べものにならないくらい高性能なロボットを作れるようになっています。ハードはある程度OEMで利用してその上で動かすサービスやインフラと言う面で各社色々な取り組みを開始している印象です。ビジネス性の追求という意味で期待は出来ます。 逆に大手ではなくSCHAFTのようなスタートアップがフットワーク軽くしがらみのない取り組みが出来ていて純粋なロボット技術の向上という意味で期待できます。