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「世界の中心で、愛をさけぶ」の事で
映画版の世界の中心で、愛をさけぶをみてよくわからないところがあります。アキって一体どこで亡くなったんでしょうか?飛行場で倒れましたけどあの時ですか?それともそのあとのシーンの病院で「今日は眠ります」といって朝を迎えるシーンでしょうか? 私は始め、その病院のシーンでなくなったと思ったんですけど、原作だと飛行場で亡くなったとネット上に書いてあったので、映画版でもそうなのかなぁと疑問です。 だれか教えてください。よろしくお願いします。
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●原作小説 原作小説では、亜紀は飛行場まで行ったものの倒れてしまい、病院に戻りそこで亡くなっています。 病室でサクとアキは最後の言葉を交わしますが、亡くなるときに付き添うことはアキが拒んだようです。それで、なぜアキが最後に会おうとしなかったのかが分からないとサクが祖父に語る場面があります。 ●映画 映画でも、飛行場で倒れたアキは病院に戻り、そこで亡くなったと描かれています。 原作では、なぜ最後にアキがサクに会おうとしなかったのかは不明なまま残されていますが、映画ではアキが最後の思いをテープに吹き込んでいたと描かれています。 テープに残された亜紀の最後の一言にご注目下さい。朔太郎に対する深い気遣いが表れています。 ●アンサームービー 映画について原作者の片山恭一氏は、「僕の小説に対する“アンサームービー(答えとなる映画)”だ」と語っています。 小説でははっきり描かれなかったことについて映画ではある解釈がなされ、一つの答えが与えられているのです。 それで、原作と映画では幾つか異なる点がありますが、亜紀が病院で亡くなり、その最後の姿を朔太郎は見ることはなかったという点は同じです。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。とてもよくわかりました。原作も読んでみたいと思います。