100BASE-TX対応のハブについて

質問

業務で社内のネットワーク整備をしており、ハブなどの機器選定をすることも多いのですが、その際に気になったことがありました。
対応する規格が100BASE-TXまでのハブが、今でも新製品として販売されるのは何故なのでしょう？
敢えて通信速度の遅い規格までしか対応しない製品を作るメリット・意味がよくわかっていません。
個人的な感覚では、1000BASE-T以上の通信速度は一般化してきていて（＝ニーズもあって）、対応したハブの製造についても、技術的には成熟してきていてコスト的にも問題ないのでは、と思うのですが…。
また、新製品が出るということは、まだ市場にニーズがあるということだと思うのですが、どういう場合に100BASE-TXまで対応のハブを選ぶべきなのでしょう？

ご教授の程をよろしくお願いいたします。

回答No.2

chirakuma · ベストアンサー

徐々に店頭に置かれる数が減っているのは事実ですが需要はそれなりにあると思われます。
本来であればネットワークを構築するときにはケーブルの規格から、繋がるネットワーク機器の規格まで揃えて行く必要があるかと思いますが、元々1000Baseより下の企画のネットワークで一部壊れただけであれば、全部入れ替えなどは現実的では無いため部分的に置き換えるとかは良く行います。
特に10Baseや100Baseのハブやルーターは1000Baseに比べてちょっと安いので繋がる機器が100Base以下ならばわざわざオーバースペックの機器を使う必要がないのです。コスト削減にもなります。

加えてネットワークの帯域を制限したい場合にも重宝します。
PCが繋がるネットワーク部分を100Baseで構築し、上位のネットワークを1000Baseで構築するなどして一部のPCが1000Baseを占有して全体のネットワークが遅くならないようにハードでコントロールするなどが考えられます。今はソフトや専用の機器でいくらでもコントロール出来ますが、安いハブ一個で調整できるなら楽で良いです。
普通の家庭で使う分には1000Baseの機器を選んでおけば色々勝手に調整してくれて便利で良いですね。

お礼

帯域制限の視点は全く思いつきませんでした…。「幹」の部分を1000BASE-T、「枝葉」の部分を100BASE-TXで作れば、それだけでトラフィックの制御ができますね。どこから100BASE-TXにするか、という線引が悩ましそうですが。
勉強になりました。ありがとうございました。

回答No.3

OKWavex

100BASE-TXで十分ならはるかに安価で環境構築できるので十分な需要があります

お礼

改めて価格.comなどで調べてみたら、結構価格差があるものなんですね。ありがとうございました。

回答No.1

t_ohta

現時点で100BASE-TXのスイッチと1000BASE-Tのスイッチでは、定価ベースで2倍ほどの価格差がありますので、導入する側にとっては価格メリットはいまだにあります。
1000BASE-Tの製品が一般に出回るようになって10年以上経って価格もこの辺りで落ち着きそうな感じですし、100BASE-TXまでしか対応しないチップが完全に生産されなくならない限り価格面の変化は無いでしょう。

企業内のネットワークで考えた場合、1000BASE-Tが必ず必要なのはサーバ回り（特にファイルサーバ）だけで、クライアントに限ってみれば100BASE-TXでも不満は無いでしょう。
そう考えると、半額のコストで済むと言うのは大きなメリットなので100BASE-TXを導入と言う判断になるでしょう。

お礼

同じ8ポートで調べてみたら、価格.comの最安価格帯でも、100BASE-TXと1000BASE-Tで1,000円ほどの開きがあるんですね。複数台をまとめて導入することを考えると、ばかにならないメリットですね。
ご回答ありがとうございました。