ブロードキャストアドレスについて

質問

理屈上は255.255.255.255にパケットを発信するとルータを越えて全てのネットワークに送られると思うのですが、実際はそうではなく『自ノードと同一のネットワークに接続している全てのノードにブロードキャストされる。ルーターが 255.255.255.255 に送信されたパケットを受信した場合、他のネットワークに転送してはならない。』と解説されています。
と言うことは、例えば自宅で1台のルータの下に192.168.0.×××というネットワークがあり、この中にあるPCからブロードキャストアドレス255.255.255.255にlPパケットを送信した場合、このLAN内の全てのノードにパケットが送られるが、ルータを越えてWANには送られない、と言うことですよね？
でも、これって192.168.0.255宛てに送ることと同じではないでしょうか?

192.168.0.×××内のパソコンから
・lPパケットを192.168.0.255に送る
・lPパケットを255.255.255.255に送る
この両者の違いが分りません。

どなたかこの違いが分る方、違いを教えて下さい。

回答No.1

kegon · ベストアンサー

自ノードの「ネットワークアドレスが分かっている」時は、質問者さんの例のように
・lPパケットを192.168.0.255に送る（192.168.0.×××内のパソコンだから）

255.255.255.255に送る時は
自ノードや自ノードの所属しているネットワークの IP アドレスが不明な場合に、
ローカルブロードキャストを行うために使用します。
これを制限ブロードキャストアドレスといい。
ルーターは他のネットワークに転送してはいけない決まりです。大変な事になってしまいます。

大雑把な説明でごめんなさい。

お礼

なるほど、自分のネットワークアドレスが分かっているときに自ネットワーク内の全ノードにパケットを送る場合は、そのネットワーク部＋ホスト部：255、自分のネットワークアドレスが分かっていないときに自ネットワーク内の全ノードにパケットを送る場合は、255.255.255.255、ということですね。

大変よくわかりました。
ありがとうございました。

回答No.2

ambriel

limited broadcast addres (255.255.255.255) は必ずローカルネットワーク内で差し止めなければならないことになっていますが、ホスト部分だけビットを立てたdirected broadcast addres (192.168.0.0/24ネットワークなら192.168.0.255) はルーターの設定次第ではセグメントを越えることも可能です。
これは例えば、WAN側にL2TPトンネルを作ってLAN側にアクセスできるようにした自宅外の端末から、自宅にブロードキャストしたい場合なんかに使えます (よくあるのは、WoLを使って遠隔から自宅の機器の電源をONしたいケース)。
他に、ルーターにセカンダリーアドレスを振ったりVLAN使ったりして1本の回線に例えば192.168.0.0/24と192.168.1.0/24の機器が混在している場合、255.255.255.255だと全ての機器が受信しますが、192.168.0.255だと192.168.0.0/24側の機器しか受信しません。

お礼

正におっしゃることをやりたいのです。
即ち、自宅LAN（192.168.0.×××）内にVPNサーバを置き、出先のノートパソコンからVPN接続後、192.168.0.255にmagic packetを送りデスクトップPCやNASをWoLしたいのですが、win8.1時代はできていたのに、win10にノートパソコンをアップグレードしたとたんできなくなりました。win10は192.168.0.255宛てパケットは送信時に破棄する、ところが255.255.255.255なら破棄せず送信するらしいのです。win10前までは両方送信していました。ところが、255.255.255.255ではルータ越えできないのでLAN内のNASやPCにはmagic packetは届きません。VPN接続せず単純にWANから192.168.0.255に送ればWoLはできますが起動後のノードにVPN接続ができません。

Win10でVPN接続時に192.168.0.255にmagic packetが送れずに困っているのです。