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ISO9001の購買製品検証についての問題
- ISO9001の認証取得を目指して勉強中のものです。購買製品の検証について、供給者先での検査や定期的な監査が行われることが重要です。
- 購買製品の検証には、供給先に出向いて実施する検査の方法やリリース(出荷許可)の基準の定め方が含まれます。
- 購買情報は納入品に関する仕様書のことを指します。これらの要素を理解しておくことで、ISO9001の要件を満たすための検証が行えます。
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(1)「供給者先での検証」とは、何か問題が発生した場合や定期的に供給先へ出向いて検査(監査)する事を指している。 ⇒「何か問題が発生した場合」「定期的」という点にひっかかりを覚えます。 購買製品の検証の目的は「購買製品が規定した購買要求事項を満たしていることを確実にする」ことです。 そして、ご質問の文章は、購買製品の検証を「供給者先で」行う、つまり場所が供給先になる場合に限定した内容を記入したもので、問題の発生があれば必ず供給者先で検証をする、ということを意味していませんし、定期的ということも意味していません。 第一、文章のどこにも「問題の発生」や「定期的に」ということばは、でてきていませんよね? もちろん、購買製品の検証は、問題が発生したときは行わなければいけませんし、定期的に行ったほうがいい場合もあります(必ず、ではありません)。 しかし、それが「供給者先で」ということではないのです。「供給者先で」行うかどうかは、組織の決定によるものです。 (2)「検証の要領」とは、供給先に出向いて実施する検査の方法である。 ⇒検証を供給者先(このことばは、理解しにくい訳ですね。「供給者の構内」とでもしたほうが理解しやすいでしょう)で行う、ということ自体も含まれます。 つまり検査の方法に限定されるということではないということです。 「検査(inspection)」と「検証(verification)」は同一ではありません。検証の中に検査が含まれると考えるべきでしょう。 このことはご質問の文章の前に「必要な検査又はその他の活動」とあることからご理解いただけるでしょう。 すなわち、「検証の要領」とは、「必要な検査又はその他の活動」のことであり、供給者先に出向くかどうかに関係なく(しかし供給者先に出向いて行うなら、当然そのことは含まれます)、定められた要領をさします。 ご質問の文章で重要なのは、その要領を「購買情報の中に明確にする」という点なのです。 (3)「リリース(出荷許可)の方法」とは、検査(監査)時の合否判定の基準を定めることである。 ⇒検査の、ではなく「検証結果に問題がない」という判定を導く方法です。また当然その中には、誰がその許可を出すのか、いつ出すのか、どういう手段で出すのか、という合否判定基準以外の項目も含まれます。 (4)「購買情報」とは、一般的に納入品についての仕様書である。 ⇒7.4.2の文章をもう一度じっくりと、そのまま素直にお読みください。 「納入品の仕様書」を含むでしょうが、それだけではないことがお分かりいただけるでしょう。