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真空管アンプのカソード電流の定電流化について
最近真空管出力アンプの出力管のカソード回路に定電流回路を入れる回路を見ました。この方式の是非は別として直流的に見た場合カソード電流一定、プレート電流一定、つまりB電源に流れる直流電流全体がほぼ一定となるならB電源のリップルフィルターの抵抗でのドロップもほぼ一定なのでこの抵抗値を調整することにより出力管のプレート電圧も球のデーターシートに載っている動作例に合わせることができ最も理想的な動作をさせることができそうな気がしますが何か間違いはあるでしょうか?(回路は三極官のシングルアンプでした)
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- bogen55
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まだ閉められていないようなので一言. データの取り方ですが,横軸に出力電力を取り,縦軸にプレート-カソード間電圧,グリッドバイアス電圧(グリッド-カソード間電圧),プレート電流を描きます. プレート電流とカソード電流は出力電力が小さければ等しくなりますが,出力電力が大きくなると「プレート電流」<「カソード電流(定電流)」になります. 出力電力は実効値応答型(一般に'true RMS'と呼ぶ)の電圧計で測定し,V^2/Rで計算します. 縦軸は直流で測定した値です. 頑張って下さい.
- bogen55
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> 最も理想的な動作をさせることができそうな気がしますが何か間違いはあるでしょうか? 残念ながら理想的な動作はしません. 真空管の理想特性は3/2乗特性であることはご存じですよね. ご存じなければ「電磁気学=マクスウェルの方程式」から学ぶ必要がありますが,難しいのでそーゆーもんだと思って下さい. 真空管を直流分だけ定電流動作させて,交流信号を入れると上下非対称の2次ひずみが発生し,それがバイアス電圧の変動になります. その点,バイアス電圧を固定すれば,バイアス電流の変動になりますが,ひずみは少なくなります. もともと3/2乗特性の真空管ですから,ある程度のひずみは覚悟する必要があります. 定電流バイアスで動作させようが,定電圧バイアスで動作させようが,まじめに設計していれば,聴感はともかく特性に与える違いはそれほどないでしょう. ここに作例がありますが,定電流バイアスよりも信号経路のショートカット化のほうが聴感に与える影響は大きいようです. http://www.op316.com/tubes/single/single.htm そこには初心者向けBBSもありますから,そちらで聞いた方がここで聞くよりも的確な回答が得られるでしょう. http://8604.teacup.com/very_first_tube_amp/bbs
お礼
早速のご回答ありがとうございます。
補足
理想的な動作をさせる・・・は当方のミス表記で正しくは動作例の通りの動作でした。済みませんでした。3/2乗特性の件は知りませんでしたので今後勉強したいと思います。定電流回路の製作例はいろいろ調べていますので実際に自分で製作してB電源電圧が一定になるのか否かの私の疑問は自分で結論を出すことにします。
- sirasak
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シングルアンプですから平均中点電流が一定のA級増幅ですよね? 出力管のカソード回路に定電流回路を入れると増幅作用が無くなるのではないですか? 又は、定電圧回路であっても意味が無い?と思いますが良く分かりません。 面白いと思いますので、回路図のHPを提示されるとどなたか分かる方がいるのでは?
お礼
早速のご回答ありがとうございます。
補足
質問の趣旨は定電流回路方式の是非を問うものではありません。
お礼
遅くなりましたがご回答ありがとうございました。 手持ちの6L6の三結接続では直流的には予想通りの結果でした。