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その業界から干される人とそうでない人の違い

よく芸能人で事務所から独立して業界から干される方がいらっしゃると思います。 芸能人だけでなく一般企業にお勤めの方も実力をつけその業界で独立することがあると思います。 その際にもその業界から干される(仕事がまわってこないなど)ことがあるのでしょうか? 干される人と干されない人の違いは元の会社と円満に別れたかどうかになるのでしょうか? 何か独立する上で気をつけることはあるのでしょうか? 詳しい方がいらっしゃいましたら、宜しくお願いします。

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noname#210675
noname#210675
回答No.4

では現役経営者が回答します(笑) 社会は広いので他の業界のことは良く分からないものですが、顧客が法人であるか個人であるかは非常に大きいのです。法人の場合、既に業界内での信頼関係が築かれているので、割って入ることが難しい場合が多いですね。しかし派遣業界のように新しい産業の場合、古い産業のような横のつながりが乏しいと新規で立ち上げても邪魔されることはあまりないというか、取引相手となる法人側からみて、長期的に付き合いのある派遣会社が無かったり、派遣会社自体を低く見ていたりすると、『干すだけの力を業界が持っていない』わけです。ところが芸能界、特にTVのように電通の独占的支配が行われている業界では『簡単に干されてしまう』わけです。 元の会社と円満に分かれるかどうか?は、あまり関係が無いように思えます。どうせ円満退社なんてものは事実上ありませんからね(笑)それは経営者になれば分かることです。新入社員を雇って経費をかけて成長させて退職されたら、そりゃ経営者だって良い気分にはならないです。ここでポイントは『独立しやすい業界かどうか?』ですね。美容師さんに銀行が金を貸しやすいのは、元の店から顧客を引き抜くから軌道に乗りやすいという側面があるのです。これに対してIT業界に銀行が渋いのは、変化が激しく安定した基盤を作りにくいからとも言えますし、銀行からみて取引内容が良く分からないというのもあると思います。 業界によって全く違うのでなんともいえませんね。弊社の場合、顧客を金融機関に特化している為、まず金融機関の審査に通らないことはありません。(自分のところの業者だから当然だけれどね)仮に、弊社の部長が独立をしても、弊社取引先とは『間違いなく取引不可能』です。これには様々なルールがあり、技術があれば仕事を引き受けられるという訳ではない業界だからですね。こうした業界の慣例のようなものは、違いますのでお答えすることはできませんね。 私は28歳の時に大手企業を退職して起業したのですが、元の会社から『陰で悪口を散々言われた』のは知っていますが(笑)そんなことを気にいていたら経営者として世渡りできません。経営とは、言い換えれば、利権争いでもありますし、今の日本のように飽和した社会では、自分が成長するということは他の会社が衰退することを意味する場合も多々あります。経営者とは、とても孤独なものです。また、業界から干されたくらいでめげている程度では、とてもとてもやっていけません。自分で開拓するのですよ。自分で開拓したものが、自分のしっかりとした基盤になってくれるものです。 うまくいかない起業とは、既に大手企業が良いサービスを提供しているのに、少々、改良したような商材で勝負しようなんてケースですね。これはほとんどうまくいきません。うまくいく起業は、『大手がやりたがらないけれど需要があること』をやることです。大手企業は、基本的にマスゲームをしています。かなり需要が無いとアプローチしません。起業は、需要はあるけれど大手が手を出さないところに仕掛けるのが王道であり、こうした商売を邪魔する人は、実は『いない』のです(笑)だって『皆がやりたがらないことをやっているのだから邪魔されるわけ無い』ってことです。こういう起業で、しっかりした需要があれば、うまくいきます。 私が起業した頃、実は3年くらいとても苦戦しました。あまり知られていないことをやっていたので、プレゼンテーションの機会が得られても売れないという時期が続いたのです。いわば『ちょっと早すぎたサービス』だったと思います。今では『常識』ですけれどね(笑)弊社のサービスを取り上げてくれたのは、メガバンクの重役さんです。しかしこの方と知り合ったのは営業ではありません(笑)趣味の付き合いで、偶然のものです。彼は、私に協力してくれ、彼の紹介によって次々に契約が取れるようになった訳なのです。経営は、本当に運が左右します。『あきらめない』ことですね。 私が経営者として学んできたことをまとめるのなら『自分の会社が危機に陥らない程度のリスクをとって常に挑戦し続けろ』ってことかな。小さな資本しかない時が最も難しいのです。だから起業の90%は10年以内に失敗しているのですよ。飲食業に至っては5年で70%も倒産しています。先に述べたように利権争いをしていると考えるのなら、たかが300万、1、000万程度の資本で『儲かる』商売があるのなら、こんな商売に投資できる企業は数十万社あるってことです。ですからそれだけ競争が激しくなるわけです。小さな資本なら誰でも開業できる。ネットビジネスなんか良い例ですね。でも儲かるのならたちまちのうちに競争相手が増えて殆どが生き残れないという結果になるわけです。 100億積んではじめて成り立つ資源ビジネスがいくら儲かるからって、すぐに100億投資できる企業は物凄く限られます。だから競争が少ないのですね。よって小さな資本の時に、非常に重要なのは『お金がかからないけれど、儲かるかもしれないアイディアを考える力』です。金をかければかけるほど挑戦は大きなリスクになります。生き残れる小規模の企業は、物凄く工夫している訳ですよ。そして、儲かっているのに『隠す』のです(笑)競争にならないようにね!。世の中に知られていないだけで、実は零細企業でも物凄く儲かるのです。夢を持て!というより『顧客を良く観察して知恵を絞れ』というところですかね。 頑張ってください。

englaw
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 経営に関することまで教えていただき大変勉強になりました。 企業の王道の話とても興味深かったです。 何か回答者様の講義を聞いて経営のことをもっと勉強してみたくなりました。 またメガバンクの重役さんと知り合えて契約が取れるようになったのは運がよかったからというようなことがありましたが、運だけでなく回答者様の人徳があってのことだと思います。やはり人との繋がりはどこに行っても大切にしないといけないなと考えさせられました。

その他の回答 (3)

  • eroero4649
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回答No.3

>その際にもその業界から干される(仕事がまわってこないなど)ことがあるのでしょうか? あることはあるけれど、実際に積極的に干されるということは案外に少ないのではないかと思います。独立開業の場合なんかは干されるというより現実的には「相手にされない」ってケースが多いんじゃないかな。 元の会社と取引があるところは、余程のことがない限り元の会社に大きな不満はないんですよ。「山田さんを信用しています」といったところで「○×株式会社の山田課長」だから信用しているわけであって、山田さんをまるまる信用しているわけではないのですよね。そこを山田さんが勘違いして独立すると、「別に元の会社との取引をやめて山田さんのところに頼む」なんてリスクを負うようなことはわざわざしません。だってさ、もしその山田さんところが潰れちゃったらどうしますよ?よっぽど安くなるなら考えもするでしょうが、それなりの規模の会社でやってる値段を小規模の会社がそれ以下の値段ではやれるわけがありません。薄利多売というように、多く売れるからコストを下げられるわけです。 独立開業をした人なら、多くの人がかつての付き合いがある人に挨拶に行こうとしたら門前払いをくったって経験をすると思います。でもそれは干されているのではなくて、単に相手にされていないのです。だから異業種交流会なんてやつで一生懸命名刺を交換している人なんかはご苦労さんだなと思います。名刺を貰った相手は名前なんて見てないんです。社名と肩書を見ているだけ。だけどサラリーマンをやっているとなかなかそれに気づかないんですよね。 んで、積極的に干されるやつというのもいることはいます。でもそういう人はほぼほぼ本人が悪いです。例えば小林幸子さんなんかは長年支えてくれたマネージャーさんを追い出して夫のいうことしか聞かなくなったそうで、業界の人たちはそのマネージャーさんが彼女を一生懸命支えていたことを知っていたわけですね。だから業界の人たちはマネージャーさんの味方となり、それで小林さんは干されることになったのです。でもそれは長年陰で支えてくれた人を追い出すようなことをすればそうなるのは当たり前のことじゃないですか。

englaw
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「相手にされない」というケースとても勉強になりました。 確かに会社という肩書きがあってその人が信用されている訳であって、その人単独では信用されていないケースは多そうですよね。おっしゃる通りそのことに気づかず勘違いして独立しそうな人が多そうです。

  • hue2011
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回答No.2

以前、POSの関係にかかわっていた時、近寄ってきた人がいました。 スーパーマーケット業界の出身で、今度新たな組織を作って業界の標準化ルール化をしていきたいということでした。 中年の、分別のありそうな人間が二人でした。 話を聞いていると、まっとうな夢を語っており、知らない人間には思いつかない角度のこともあり、面白いと感じました。 彼らが社団法人だったかを設立する開業パーティ時には、ツノダルひとつご祝儀にしたりしました。 ここでいきなりダイレクトメールが入ってきました。 スーパーマーケットのなんとか協会というところでした。 その社団法人の名前、およびやっている二人のフルネームを記載して、「こいつらに気を付けてくれ」という文面です。 かいつまんでいえば、こいつらは勝手に自分たちの組織をおん出て活動をしようとしているが、協会としては認めていない。 だからこいつらの言うことはすべて詐欺的な話なので、言うことをきくな、というような要旨です。 私なんかはどう考えたかというと、とりあえず この話は利権争いだろう、だからどちらがいい悪いもない。 ビジネスとしていえば、生き残る方についていたほうがいいだろうという判断はあるかもしれない。 だとすれば、この協会側を良く調べてそちらのほうにつくのが無難ではないか。 これは表向きの、正しい判断、ということでしょう。 だけど思ったのは、仁義のほうです。 なんとか協会はこちらの顔も知らない、自分の名も名乗らない以上得体のしれない集団である。それが命令をしてきた。これは暴力集団だろう。 そういう説明をしたいのであれば、自分が出向いてきて、怪しくないという丁寧なあいさつをした上、さて彼らは、というべきものではないだろうか。 それが最低限のマナーでしょう。 どちらを信用するのか、と言うなら、礼儀正しくやってきてきっちりと思想や計画を述べているほうが圧倒的ではないか。 で、本当に挨拶に来るまでこの協会のほうを無視しました。 場合によっては元警視総監だとか元通産相の官僚だとかが中にいるかもしれない。そのため轟然と命令口調でこういう無礼なDMをよこすんだろう。 だけど、このエラソーな集団は、私のほうの商売に対して協力的だったり活動を支援するなんていうことは絶対にないだろうと思った。 もし自分たちのやっていることがちゃんと見えていたら自己紹介の挨拶に来て当然だと思う活動を私たちはしていました。 それも見ないで無礼なDMを送りつける側の目、判断力はだめだと断定しました。 ほとんど全面的に新しい社団法人の方に味方をしました。 協会が挨拶に来たらその方向性は変わったかもしれないけど、一切なかったし。 しかし、暴力集団の協会側が自分のところに登録しているスーパーに、やっぱり命令するんですね。 メジャー系のスーパーは全く射程距離に入らず、離島のホームセンターだとか観光地にある個人スーパーのような店ばかりが見えてくるようになった。 これはこれで面白い客層だし、定番のように大手POSメーカーが展開している、俺のレジに商売を合わせろをしないことを望んでくる。 面白かったですよ。 その二人は、業界から「干される」という局面に立ったわけです。 ダイエーとかジャスコとかからは干されたんでしょう。 だけど、本当に実力があって思想があれば、やっぱり活躍の場は生まれてくるのですよ。

englaw
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >>だけど、本当に実力があって思想があれば、やっぱり活躍の場は生まれてくるのですよ。 その通りだと思います。今の第一線で活躍している企業も元は新たに参入したり、業界の常識を変えたりしようとして既存の業界からの圧力を越えて活躍の場を作ったんだと思います。

  • yaasan
  • ベストアンサー率22% (2724/12278)
回答No.1

同業他社(ライバル)が増える訳ですから、独立されて気分のいい会社はないでしょう。 ですから元の会社からは必ずと言っていいほど、干されますよ。干されたように見えないのは元の会社以外(提携して原料を仕入れる会社とか顧客とか)としっかりとした繋がりが出来上がっているところでしょうね。 また、まれに元の会社とwinwinの関係が出来たなら干されることはないだろうと思います。

englaw
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 その業界で独立するにはそれなりの覚悟と戦略が必要だということがわかりました。