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セスキソーダ+漂白剤で洗濯
色柄物にも使える酸素系漂白剤のハイターを、セスキソーダと一緒に洗濯で使うことはできますか?
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混ぜてもいいですが粉末タイプの酸素系漂白剤はすでにアルカリ剤が入ってますから無駄です。液状の酸素漂白剤に混ぜるのでしたら力を強め有効です。 粉状の酸素系漂白剤は炭酸ナトリウムに過酸化水素を反応させた物で、水に溶かすと炭酸ナトリウムと過酸化水素水ができます。過酸化水素水H2O2→H2O+[O] の活性酸素が汚れと化合して水に溶けやすい物に変えて落とすわけです。(だから酸素系漂白剤) 液状タイプの酸素漂白剤は過酸化水素水と中性洗剤が混ざっていて弱酸性です。これにアルカリ剤を混ぜるとより強く働くのですが、その状態では安定しないので保存ができないから混ざっていないのです。つまり粉状の酸素系漂白剤を水に溶かした物と液状の酸素系漂白剤にアルカリ助剤(セスキソーダや炭酸ナトリウム=炭酸ソーダ)を混ぜた物は同じような物です。 水に溶かしていないから保存が利くわけです。 液状の酸素系漂白剤と粉状の酸素系漂白剤を混ぜて使うことはできますがあまり意味はないです。 液状酸素系漂白剤は毛織物のようにアルカリに弱い物に使うのが目的です。 セスキは塩基性(アルカリ性)が少し弱いので毛にも比較的ダメージが少ないかもしれないですね。セスキと液状酸素系漂白剤を混ぜるというのはありうると思います。 セスキ炭酸ソーダとは: 炭酸ナトリウムと重曹の中間 水に溶けやすく、水溶液はpH9.8(1%、25℃)の弱アルカリ性を示します (炭酸ナトリウムはpH11.2、重曹はpH8.4) 参考 http://www.live-science.com/honkan/partner/percarbonate02.html 活性酸素が危険ではないかと思われるかもしれませんが、気体となって出て来ることはありません。水に溶いたまま時間が経つと水や炭酸ガスなどに変化して無害になります。炭酸ソーダの性質は残りますからその状態でも洗濯のアルカリ助剤としては使えます。 もちろん口に入れたり素肌につけたりするのは良くないです。 酸素系の漂白剤と塩素系の漂白剤を混ぜても危険はありませんが効果もありません。 http://www.kao.com/jp/qa/hit_haiter_06.html http://www.kao.com/jp/qa/whi_all_13.html 既出ですが塩素系の漂白剤にはお酢など酸を混ぜると塩素ガスが出るそうですが。 http://www.kao.com/jp/qa/hit_haiter_01.html
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- Postizos
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洗濯石けん(合成洗剤ではない物)というのは油と強いアルカリを反応させて作ります。洗濯石けんの製品はそれにアルカリ助剤を混ぜています。石けん単独よりアルカリ助剤を混ぜた方が洗浄力が強くなるからです。アルカリ助剤としては炭酸ナトリウム=炭酸ソーダがよく使われます。 ○アルカリ洗浄の原理 アルカリ助剤は皮脂などの油と反応して石けんに変化させます。水に溶けない油が水に溶ける石けんに変化して落ちるのです。 たんぱく質とも反応して水に溶かします。 ですのでアルカリ助剤単独でも汚れを落とすことができます。 セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ナトリウム)による洗浄もアルカリ洗浄のひとつです。 http://www.live-science.com/honkan/alkali/alklchemistry03.html http://www.live-science.com/honkan/alkali/alklchemistry04.html ○セスキソーダ(セスキ炭酸ソーダ=セスキ炭酸ナトリウム)というのは弱いアルカリで、洗濯石けんのアルカリ助剤としても使えますが単独でも洗剤として使えます。洗浄力は炭酸ナトリウムより弱いのですが、手にもやさしいということになります。 http://www.live-science.com/honkan/partner/sesquicarbonate.html ○同じように炭酸ソーダ(=炭酸ナトリウム)単独での洗濯も出来ます。 http://www.live-science.com/honkan/partner/percarbonate02.html ○洗濯用の商品名「ハイター」は塩素系です。酸素系のは「ワイドハイター」ですのでお気をつけください。色柄物を変色させにくいのは「ワイドハイター」の方です。ワイドハイターは粉末状のと液体状のと2種類あります。 ○粉末ワイドハイターを水に溶かすと「炭酸ソーダ」と「過酸化水素水」ができます。この過酸化水素水が漂白作用を働かせます。「炭酸ソーダ」は過酸化水素水の働きを強めると同時に前に書いたように洗濯石けんの助剤の働きやアルカリ洗浄の役割をします。 ○セスキ炭酸ソーダも「炭酸ソーダ」と同じような働きをしますが炭酸ソーダより弱いので、粉末ワイドハイターを溶かした水に混ぜてもあまり意味は無いです。 ○液状の「ワイドハイター」「ワイドハイターEX」の主成分は過酸化水素で、アルカリは入っていませんからセスキ炭酸ソーダを混ぜれば漂白力は増します。(結局、粉末のワイドハイターより少し弱めの酸素系漂白剤になります) 混ぜて置いておくと過酸化水素水が分解して効力を無くしてしまいますから使用直前に混ぜること。 間違って塩素系の「ハイター」と酸素系の「ワイドハイター」「ワイドハイターEX」や、アルカリ剤を混ぜても危険は無いと花王が自分のサイトで書いていますので引用します。 ———————————————— Q. 塩素系の漂白剤と「ワイドハイター」シリーズが混じると塩素ガスが出て危険なの? A. [ワイドハイター]や[ワイドハイター EXパワー]などの液体の酸素系漂白剤は酸性ですが、塩素系漂白剤と混ざっても塩素ガスではなく酸素が発生するので、危険はありません。 [ワイドハイター 粉末タイプ]は弱アルカリ性なので、塩素系漂白剤と混ざっても塩素ガスが発生することはありません。ただし、溶ける時に発泡しますので、混ざってしまった場合は密閉しないようにご注意ください。容器が破裂するおそれがあります。 http://www.kao.com/jp/qa/whi_all_13.html ——————————————————————— 液状のワイドハイターを酸性(ごく弱い酸性です)にしている理由は毛製品にダメージを与えないためです。
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ありがとうございました♪
- 兼元 謙任(@kanekaneto)
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よくいわれるのは、酸性とアルカリ性を混ぜると危険だということ。 具体的には、酸性洗剤て塩素系漂白剤とを混ぜるのはNGです。 酸性洗剤はサンポールが、塩素系漂白剤は花王のハイターがメジャーですよね。 これらを混ぜると塩素ガスが発生するからです。 「まぜるな危険」とかいてあるのは、酸性かアルカリ性にふっているのつまり、中性でないので確認が必要です。 トイレ掃除などで注意しなければならないのは、 以前に塩素系の固形洗浄剤を使っていて、その固形物がパイプの中に残っていて、その後、酸性のトイレ洗剤で掃除をしているうちに、パイプの中で化学反応を起こして、塩素ガスが発生してしまうことです。 呼吸困難や手足のしびれを引き起こしてしまいかねないので要注意ですね。 セスキソーダは、重曹よりちょっとキツく、炭酸ソーダより弱いアルカリ性物質だということです。ですので、酸素系のハイターとの併用は避けたほうが無難かと… 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました♪
お礼
わかりました。ありがとうございました♪