チタンは元々かつてのソ連が軍事(原子力潜水艦)用として開発した金属です。まずなにより錆びない。そして強い。だから軽いんです。鉄よりもはるかに軽くても強度が保てます。さらに、柔らかさもあってよくしなる。軽い錆びない強い固い柔らかいと夢のような金属なんです。ところが最初は目の玉が飛び出るほど高かった。軍隊みたいな「いいモンだったらどんなに高価でも構わへんで」ってところ以外の民需ではなかなか手が出なかったのです。もちろん量産すれば量産効果でコストが下がるけど、そもそも量産するためには売らないといけない。
そこで最初に製品化されたのがゴルフのシャフトだったというのは有名な話。何しろ軽い。そしてよくしなるのでよく飛ぶんです。「チタンは軽くて飛ぶ」という話はあっという間にゴルフファンの間で広まったんですね。そしてゴルフっていうのは金持ちのオッサンがやるものです。高くても飛ぶように売れたのです。これで量産効果が出るようになり、値段が相当安くなりましたね。ミニ四駆でチタンシャフトが出たときは「ミニ四駆が遂にそこまできたか」というのと「ミニ四駆の部品で出せるようになるまで値段が安くなったか」の二重の意味合いで大変興奮したもので、マニアな仲間と連れ立ってお店に行って「ホントにチタンだー」と驚いたものです。確か当時2000円くらい。ミニ四駆のシャフト1本2000円・笑。
だからメガネフレームでチタンが4万円てむしろ「すげー安いな」って思うほどです。いや、20年前ならリアルに20万円しても不思議ではないです。
値段がそのままというより、素材の質を上げることで単価を維持しているんじゃないですかね?
韓国系のメガネ屋さんだと、2000円とかで売ってるフレームもありますよね。私もどこかの韓国系のメガネ屋さんで安いのを1本作りました。メガネスーパーで店員さんが30分以上かけて調整してくれた抜群にピッタリの度数のがあって、それのコピー(同じ度数でお願いしますってやつです)だったので、家でかける用だったので安物でよかったのです。
だけどやっぱり重いし、そのせいか長時間かけると顔が痛くなってきますね。やっぱり値段と品質は比例するなと思いました。似ているようでもやっぱりデザインも垢抜けないですしね。
若い人は、安いものを身につけてもそんなにおかしくないんです。だけど不思議なことに、中年が安物を身につけるとなぜだか、どうしてか貧乏くさく見えるんですよね。あれ不思議です。若者がユニクロを着てても違和感ないのに、おじさんがユニクロを着るとなぜか貧乏くさいんです。メガネも安物を身につけるとおっさんは貧乏くさくなるんですね。
だから私は人前に出るときはブランド物のメガネをつけて、どうでもいいときは安物のメガネでうっかり紛失してもいいようにしています。
お礼
回答ありがとうございます 原価数百円なら二千円前後で売ることができませんか プラスチック系素材なんて型に流し込むだけで作れるはずなのに合ったのを探すと価格が16800円とか書かれてびっくりします。 まるで宝石や指輪の値段づけです。