- ベストアンサー
沖縄米軍基地を地政学で
沖縄にある米軍基地は、沖縄にあることに意味があるのでしょうか。 アメリカが基地設営を考える際のメリットと日本の安保上で受けるメリットが合致するのか、いまひとつわかりません。軍事戦略上で沖縄県に基地を構えることの重要性について解説願います。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本に敵対する可能性が高い、北朝鮮、中国、ロシアの順に、日本列島そのものに地理的に近いことから、 日本列島全体が、中国が第一列島線と意識している太平洋側の陸地であり、 日本列島へ到達する前にスクランブル発進や兵力展開をするには、千島列島から日本列島を経て沖縄やグアムにつながる列島線より、中国側に基地を維持せねばならない、 しかし、日本海側に設けるのは両国関係を刺激して悪化させる要因になり得るため、「日本国のどこかには必要」となって、 最後はなし崩し的に「いったんアメリカ合衆国の領土として長年かけて沖縄に作ったものがあるから、そのまま活用したい」となってきた、というのが、「日本の中でも沖縄にこだわる人が多い理由」です。 本州のどこかに動かしたら、今度はそこの住民が反対する、というキリが無い話。
その他の回答 (4)
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1963/11745)
アメリカは沖縄における基地の重要性をキー・ストーン・ザ・パシフィック(太平洋の要石)と言っています グアムじゃ遠いし ハワイでも遠い そういう意味じゃ日本防衛と中国ににらみを利かせるには沖縄が1番良いのです 実際にメリットは無くてもいいのです 戦争にならないと言う抑止力さえ働けば 米軍駐留の意味はあります これで中国は沖縄本島を占領できなくなりましたからね
お礼
なるほど。抑止力は重要ですね。中国の覇権主義には抑止力だけでは通用しなそうですが。
- citytombi
- ベストアンサー率19% (1721/8628)
地政学と言うことならば、世界地図を中国を下にして見れば分かりますが、日本海から太平洋に出るためには、日本という弧のような形をした地形が邪魔しています。 上は、宗谷海峡やサハリンがあり、下には沖縄を中心とした列島が連なります。 当然中国は、隙間が多い沖縄近海を通って太平洋に出ますが、その監視ポイント、けん制ポイントとして沖縄は最適と言えます。
お礼
対中国の防波堤なんですね。しかし、基地設営から何年タツのかよく知りませんが、アメリカが当時の中国の国力を警戒していたとは思えません。やはり旧ソビエトを発信源とするイデオロギーにまみれた尖兵であることを問題視してきたのかと思いました。
- titelist1
- ベストアンサー率25% (712/2750)
旧日本軍は沖縄諸島のことを不沈空母と読んでいました。戦国時代の感覚で言うなら本城を守る出城なのです。敵が真っ先に攻撃する城です。連合軍は沖縄を陥落させずに本土上陸できないからです。連合軍は補給路を絶たれて孤立するからです。 今は日本の同盟国の米軍が駐留していますが、将来は撤退するときが来るでしょう。その時には自衛隊が沖縄に基地を置くことになります。辺野古はそのための基地でもあるのです。沖縄の人は基地があると真っ先に攻撃されることが嫌なのでしょうが、本土にとっては大事な出城なのです。その宿命を地政学的と表現されているのです。
お礼
なるほど。かつて最低でも県外に移設といった総理がいましたが、国防の最高責任者にあたる人間でもわかっていなかったということですね
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13692)
太平洋戦争で、フィリピン、サイパン、グアムを落とし北上した米軍が、最初に日本本土攻撃に踏み切ったのは沖縄です。ソ連のように北海道ではありませんでした。これが沖縄の地政学的意味です。日本を取り巻く脅威(仮想敵)は以前はソ連が主でしたが、今は中国、北朝鮮、韓国です。仮に紛争になった場合、彼らが最初に攻撃目標にするのは沖縄であり、それを飛び越えて九州、四国、ましてや北海道ではありません。地政学的位置に関しては、理屈やイデオロギーはありません。相手にとってどこが弱いか、攻めやすいかです。逆に言うと日本の弱点です。日本がそれらの脅威に備えるなら、沖縄に重点を置くしかありません。九州や四国では駄目なのです。現在沖縄の米軍基地負担が問題になっていますが、仮に日米が離反し(近い将来あり得ること)、沖縄の米軍基地がなくなったら、代わりに自衛隊の基地を置かねばなりません。沖縄の基地負担は減りません。それが沖縄の逃れられない地政学的運命です。
お礼
難しい問題ですね
お礼
そうですね、ただ、辺野古とはなんだったんだろうかと気になりますが。