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「保守主義=理性を懐疑する」は誤り?

昨年にOKwaveにて「保守主義とナショナリズムの関係性」と言う質問をしました。 http://okwave.jp/qa/q8774926.html 僕が以前読んだ政治学者の中島岳志氏の本に書かれてあった 「人間の理性を懐疑し、遠くの理想より目先の利益を追求する「漸進主義」的な考え。」 と言う保守主義の説明を書いたとこ 「「漸進主義」とは対義語が「急進主義」で、前文の内容に対しては、此のどちらも意味が全く通じません。」 「また理性云々は性善説や性悪説ですし、理想と利益は理想主義と現実主義の話です。」 「占領政策で生まれた意識操作ようの右翼左翼意識ですよね。」 等の様に、この中島氏の「保守主義=人間の理性を懐疑&漸進主義的な考え。」と言う意見に否定的な意見が多く、この保守主義への認識は誤りなのかと、自分自身また保守主義について勉強し直しているのですが、この中島岳志氏の言う「保守主義=人間の理性を懐疑。」と言う認識は、やはり誤りなのでしょうか?

みんなの回答

  • kurinal
  • ベストアンサー率10% (128/1195)
回答No.4

こんばんは。 私の学んだところでは、 「保守主義」=「これ以上、変えないで!!」でした。 「人間の理性を懐疑」とは? (ある特定の)宗教に還元できない、ということかと思います。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

soramimiclub
質問者

補足

この他にも中島岳志氏は、著書やネット上で「保守思想も右翼思想も人間の理性を懐疑するが、右翼思想は過去に遡行する事で、皆が平等な理想社会が出来ると考えている。」と述べています。 http://www.magazine9.jp/taidan/007/index1.php 他にも、この方は脱原発の理由としても「人間の理性には限界があり、その人間が作る物に『絶対安全』などあり得ない。」とも述べています。 http://www.magazine9.jp/hacham/110330/ 以上の事などから、保守主義は「人間の理性を懐疑する思想である。」と言うのが、この中島氏の保守主義に対する認識なのですが、これって正しいのですかね?

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.3

保守革新の思想は、ロマン主義、啓蒙主義にまで 遡ることが出来ます。 保守は、理性に対する不信がありますが、理性を否定 している訳ではありません。 保守だって世の中に合わせて変化することは認めて います。 ただ、それは歴史との連続性を保ちながら徐々に変えて いこう、というものに過ぎません。 だから漸進主義的になるのです。 革新は違います。 理性で判断して、それが間違っていれば、歴史など無視して あるいは歴史を破壊しても、変えてしまえ、ということです。 だから急進主義的になる場合があるのです。 革新の代表みたいな社会主義がこれをやった訳です。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

soramimiclub
質問者

補足

回答ありがとうございます。 この方は他にも「保守思想と右翼思想は別物である。」とも仰っています。 http://www.magazine9.jp/taidan/007/index1.php 保守思想が現状を肯定し、現状を維持しながら徐々に変革して行こうとする思想ならば、右翼思想は、現状を否定し、過去に遡行する事で、皆が平等な理想社会が生まれると考えている、と仰っているのですが、これって正しいのでしょうか?

  • hhasegawa
  • ベストアンサー率14% (56/385)
回答No.2

【保守主義】とは 革新に対抗する意味で 保守という名を使っているだけで 実質的には、現場の改革、改善も行います。 例えば、【現場の憲法を改善すること】もしますし 【教育制度も改善をしよう】としています。 それが議会などを通さずに暴力的に急進的には変えようとしません。 きちんとした形式、ルールに基づいて変えます。言い方を変えれば漸進主義なのかもしれません。 ご指摘の方の文言で気になったのは 【目先の利益を追求する】 という部分です。 全く異なります。 保守主義は国家全体のグランドデザインを考え、また国の将来も案じるからこそ、変えるべきところは変え、守るべきところは守るという発想になるのです。 この場合の【変える】は 憲法や戦後の教育制度などです。 【守る】は日本古来からある伝統文化でしょう。 その方は、自民党などの 目先の団体のために行動している、と思い、批判したのでしょう。 しかし、その批判は間違っています。

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

soramimiclub
質問者

補足

回答ありがとうございます。 この方は自身の著書やネット上で「保守思想も右翼思想も人間の理性を懐疑するが、右翼思想は過去に遡行する事で、皆が平等な理想社会が出来ると考えている。」と述べています。 http://www.magazine9.jp/taidan/007/index1.php 他にも彼の著書の中に「保守派が憲法九条に否定的態度を取り、憲法九条改正を求めるのも、彼らが軍国主義者や好戦主義者ではなく、どれだけ非武装化や反戦平和を唱えても、不完全な人間の理性では、周辺諸国が領土や資源への欲望から、他国へ攻撃する可能性を否定したりするのは困難だと考えるからである。」と述べています。 中島氏は「保守主義=人間の理性を懐疑」と頻繁に言っており、また保守派が「憲法九条改正」を盛んに唱えるのも、理性を信用していないからであると言っています。 以上の事から保守主義は「人間の理性を懐疑する思想である。」と言うのが、この中島氏の保守主義に対する認識なのですが、この認識は正しいのでしょうか?

回答No.1

「保守」とは、現在の体制の側につくスタンスです。 その反対は「反動」でしょう。 確かに、保守を「漸進」と定義するならば、「急進」に 対比しうるものになるかも知れませんが、そこには飛躍 があります。 既成の体制を維持するのに、批判は必要なく、批判が なければ「漸進」もありません。 実際には、確かに自民党も、社会党などの追い上げが急 だった頃、社会保障の充実など社会主義的な政策を導入 して人心をつなぎ止めたりしており、「漸進」的だと 言えますが、それは「保守」ゆえの本質ではなく、急進 的な勢力への迎合だと言えます。 まぁ、「保守」を政治的ポリシーへの保守ではなく、 自分の地位への保守として、状況に妥協する事も含む ならば、「漸進」的だと言えなくもありません。 その場合は、理想主義の対照としてのプラグマティズム と言った方が、より明確だと思います。 (頑固な保守≠プラグマティズム)

soramimiclub
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

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