• 締切済み

物理に関する質問です。

物理に関する質問です。 容量3.2μFのコンデンサに、周波数50Hz、実効電圧100Vの交流電圧を加える。流れる交流電流の実効値はいくらか。 ちなみに、答えが1.0Aになるそうなのですが、よく分かりません。 ご解説よろしくお願いします。

みんなの回答

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.1

(1)まず、「インピーダンス」ということを理解しましょう。直流でも交流でも、 インピーダンスを Z と書くと、電圧 V と電流 I の関係は、   V = I * Z   (A) と書けます。インピーダンスの単位は「オーム」です。直流の「抵抗」R と同様にに扱えば良いのです。  「抵抗」はインピーダンスの一つで、直流でも交流でも同じ値です。  「コンデンサ」は「容量リアクタンスス」というインピーダンスを持ちます。容量(キャパシタンス)を C (ファラッド)とすると、角周波数ωの交流でのインピーダンスは、虚数単位を j として   Z = 1/(jωC) (オーム)   (B) となります。直流では、周波数ωが「ゼロ」なので、インピーダンスは無限大となって電流は流れません。(直流のスイッチを入り切りした直後は「過渡状態」なので、整定するまで電流が流れますが、定常的な直流では電流は流れません)  ここでは必要ありませんが、「コイル」(インダクタ)は「誘導リアクタンスス」というインピーダンスを持ちます。インダクタンスを L (ヘンリー)とすると、周波数ωの交流でのインピーダンスは   Z = jωL (オーム) となります。直流では、周波数ωが「ゼロ」なので、インピーダンスはゼロとなって抵抗なしで電流が流れます。 (2)次に、容量3.2μFのコンデンサ、周波数50Hz、実効電圧100Vの交流電圧を当てはめます。コンデンサだけなので、虚数単位 j は省略します。  このとき、ω = 2πf (πは円周率、パイ)であることに注意しましょう。 実効電流は(A)(B)式から求まります。 I = V / Z = V * 2πf * C = 100(V) * 2π * 50 * 3.2 * 10(-6)    = 0.10048 ≒ 0.1 (A)  あれ? 答えは 1.0(A) ではなく、 0.1 (A)  のようですね。

関連するQ&A