- ベストアンサー
ソーラーパネルの特性について
- ソーラーパネルの特性についての御意見をお聞かせください。
- 不経済な処置方法とされるバイパスダイオードの設置についてどう思われますか?
- ソーラーパネルの設置方法や処置方法に関する意見を教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
う~ん、文章がやや理解しづらい面があるので、持っている知識で対応させてもらいます。 ソーラーパネルの日当たりについては、初期では、問題にならなかったと思います。 ただ、利用者が増えていくにつれて、樹木が茂って、陰になる部分が登場し、発電量が極端に下がります。 これは、質問者さんが理解されて入り通り、陰になったパネルが「抵抗」となるためです。 で、バイパスダイオードという「抵抗を無かった事にする」技術が登場します。 それと、冬場に影が長くなって、想定以上の発電量低下が起こる。 あと、発電量を増やすためにパネル枚数を増やさなければなりません。 そこで、屋根の面が正方形や長方形でない屋根にも対応するため、三角形のパネルも登場しました。 また、屋根部分に明り取りの空間があると、その部分のパネルの接続枚数が減るため、発電量に不均衡が生じます。 これを解決するのが「ストリングコンバータ」です。 ストリングコンバータは、パネルを何枚接続したか、スイッチがあったかと思いますが、中身を見てないので、憶測になります。 確か、パネル1枚が40v発電したと思います。 それを4~5枚くらいを直列にして、200v前後をパワーコンディショナに供給して、正弦波のAC100vを生成します。(最大値は141v) ただ、太陽光の強さと、パネルの温度上昇で、必ずしも規格通りの性能は出ません。 そして、大きな問題があるのが、『電流が流れると発熱する』という問題があります。 夏場に思うような発電量にならないのは、この発熱(放熱不良?)から、来るものです。 なので、冬場とか、積雪地域が比較的に発電条件が良くなります。 その他に逆流防止ダイオードですが、樹木や落下物でパネルが割れて、逆流するケースがあったので、パネル保護+不良パネル切り離しのために必要です。 SHARPがパネル強度を宣伝していたのも、そういう意味合いからです。 最後に悲しい話をしましょう。 ここ何年かで、電力会社の給電電圧が確実に上がっていると感じています。 10数年前は101vあれば良かったけど、現在、通常で105vに上がっています。 これは、「強制買い取り」が発端になっています。 特に太陽光発電システムが大量に売れた時期に、「売電しない」というクレームが発生しました。 原因は、電力会社の給電電圧の上昇によるものです。 (トランスなどの定期交換では105vに上がっている) で、パワーコンディショナ(以下、パワコン)の電圧を上げれば、逆潮流が発生し、クレームもすっきり解決するんですが、電圧変更には電力会社の許可が必要です。 そこで、大手メーカーほど、この条件に縛られたのです。(特に都心部を管轄する電力会社) 個人商店なら、パワコンの電圧を上げて、良かった良かったで、終わるのですが、「やり逃げ出来る個人商店」か「規律に厳格な大手メーカー」か、という分かれ目があります。 現実にパワコン出力を107vまで上げている店舗などがあります。 特に、売電出来ないとクレームを言ったら、サービスマンが来て、チョコチョコと触ってしまったら、売電出来た、というケースは間違いなく勝手に電圧を上げています。 その辺は、後続の販売店がやる手口です。 私が所属していた会社では、それらの違法行為が安易に行われているのをしっていましたが、「大手」と足かせで、黙って見ているしかありませんでした。 多分、電源にノイズが乗る原因は、この辺にも関係しているのではないかと思われます。 蓄電池への充電 これなら、発電量が低くても目に見える形で、残量がはっきりしているので、ユーザーも納得いくでしょう。 特に震災以降は、蓄電池も手頃になりつつあるので、エネファームだっけ? ああいう形のシステム販売がやりやすくなったでしょうね。 私ができる話は、この辺が限界ですが、何かヒントはつかめましたでしょうか。
お礼
mimazoku_2さん、度々の問い合わせに対して、御丁寧な回答を 寄せて頂き、有難うござます。 mimazoku_2さんの御話は、ソーラー発電を初めて、初心者同様の 私にとって、今回も大変貴重なお話となりました。