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パリ外国宣教会について
幕末以降の日本でのキリスト教の布教の歴史をみますと、パリ外国宣教会の活躍が見られますが、現在はどのようなところでご活躍されているのでしょうか。 東京ではあまり見かけられないので、ご存じの方がいらっしゃったら教えていただきたくお願いいたします。
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- 大空 二千翔(@oozora2000)
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前に私の回答した質問(ロザリオの祈りについて)の前後に質問されていたのですね。 質問を見つけるのが遅れ、又々、遅い回答ですみません。 確かにおっしゃるとおり、幕末、徳川幕府によるキリシタン弾圧と禁教令の緩和を期待して、日本での再宣教の準備を始めた際、先ずその再宣教の委託を受けたのは、パリ外国宣教会であり、日米修好通商条約締結後、幕府が外国人居留地内に限っての教会建設を認めたのを受けて、横浜や長崎に神父が次々と上陸、長崎では、大浦天主堂を完成させて、プチジャン神父が250年の迫害を乗り越えて現れた現地の隠れキリシタンと再会し、世界をあっと言わせたようですね。↓ http://patamax.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/missions_etrang_b455.html http://www.futaba-elementary.jp/Christian/Paris.html その後も、ド・ロ神父はじめ有名な神父を沢山輩出して、日本での宣教に大きな功績を残しましたが、日露戦争前夜の時期には、同会の宣教活動は、慈善活動など下層階級への宣教事業に力を入れすぎるとして多くの信徒が不満を抱き、学術活動に強いイエズス会の誘致運動を行い(その代表的成果が「上智大学」)、教皇庁にその必要を主張する意見の具申すら行ったようですね。↓ http://shikon.nichibun.ac.jp/dspace/handle/123456789/1844 東京でも、最も歴史の古い築地・神田両教会の献堂前の「前史」には、パリ外国宣教会の活動があり、カトリック東京教区の初期の教区長7人は、いずれも同会の出身→その後、1937年同会の運営を離れ、日本人司教が歴代の教区長を務めています。↓ http://catholickandachurch.org/about/church/church2 http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/diocese/tokyo.htm どうも、同会は、各教会や教区の設立当初或いは途中ではかなり関与しているようですが、現在関係しているところは少なく、2014年8月現在、同会のシェガレ日本管区長によると、同会所属の神父は18名で、シェガレ管区長自身は、信濃町の「真正会館」を拠点に活動されている由。↓ http://www.nagasaki.catholic.jp/cms/newspaper/kyouhou/201408.pdf#search='%E3%83%91%E3%83%AA%E5%A4%96%E5%9B%BD%E5%AE%A3%E6%95%99%E4%BC%9A+%E6%95%99%E4%BC%9A' ほかに過去に同会やその所属修道者が関係した教会を挙げると、麻布、浅草、成城、鶴岡、盛岡、静岡、横浜、学校では、静岡聖母学園などのようです。