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台風18号上陸 茨城県の実際の天気と異なる理由とは?
- 本日、台風18号が上陸し、茨城県では暴風と大雨が予想されましたが、実際には暴風はほとんどなく、雨も弱まりました。
- 気象庁ほかの台風情報と実際の天気が異なる理由はわかりませんが、中心気圧の上昇が関与している可能性があります。
- 明け方から9時頃にかけては南東よりの強風と大雨がありましたが、茨城県に暴風域が入った10時から12時頃までは無風で雨も弱まり、暴風とは呼べない状態でした。
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気象庁のサイトの説明図では、同一台風の同一時刻でも、 台風の目の東側と西側では、風の強さも違うと表示されています。 また、台風の真ん中が風速の一番弱いところではなくて、やや西寄りが一番弱く、西側は全体的に風の強い範囲が狭いです。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html もしも台風が、ある地点の真西から真東に、同じ速度で同じ勢力のままで抜けるとしたら、実測でも強い風が長い時間続いて、一時収まり、またある程度強い風が短い時間吹くということになりそうです。 しかし、台風が勢力を落としながら通過するときには、強い風が長い時間続いて、一時収まり、またある程度弱い風が短い時間吹くということになるかもしれません。 さらに、ある地点を台風が通過するのではなくて、ある地点の南傍をかすめていく場合には、その傾向は一層強くなるでしょう。 台風だけでなく、周囲の気団、気圧配置の状況では、台風以外に前線が出来て、その影響も出るでしょう。 前線が近づく場合と、前線の影響はもう現れない場合では、風雨の状況が違いそうです。 http://www.tenki.jp/past/2014/10/06/chart/ http://www.tenki.jp/past/2014/10/06/amedas/3/11/40201.html また、暴風域に関しては、さほど時々刻々と状況や予想を発表するのではなさそうです。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html
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- manno1966
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> 台風って、目が大きくなって衰退していくのでしょうか?? 大きくなるというか、拡散していくというか、微妙な感じですね。 > その状態の目とはまた意味合いが違いそうですね。 その通りですね。 実際、目と言って良いかも微妙な状態と思います。 ただ、台風の中心付近は無風又は風の弱い領域が、それなりの広さで広がっているということは事実というだけ。 台風が元気なときは台風の目と明確にいえますが、それ以外のときの表現は・・・。 便宜的に台風の目として説明しましたが、厳密に言うと間違った名称なのかもしれません。 > そこまでの情報は発信できないのでしょうか。 無理です。 台風のコースが少しずれただけで、まったく違ってきます。 台風のコースのズレから考えれば、100キロメートルと言うのはほんとに小さな範囲です。 雨の降る時間を10分単位で予想しろというのに比べたら、月とすっぽんくらいに予想難易度が高い予報となります。 現在の技術では不可能な予報でしょう。 > 中心に近いほど、強くなるように見てしまうのです。。。 基本的にはそう思っていてかまいません。 目の周辺が、基本的に一番強い風の吹く可能性のある地域ですから。 目の中では弱くなりますが、通過前後は非常に強い風になる可能性がありますので。
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ありがとうございます。 また予報のあり方についての疑問にまで丁寧にご回答くださり、すみません。 確かに危険の可能性を幅広く知らしめる意義を考えると、精度の問題から限界もあるのですね。 いまは、そういう時代に生きてるんだという気持ちで付き合いたいと思います。
- kamobedanjoh
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NO.2 です。 梅雨前線と秋雨前線に、本質的な違いはありません。 前線の種類は、次の4種類です。 1.寒冷前線 2.温暖前線 3.停滞前線 4.閉塞前線 秋→春の天気図には、よくこれら4種類の前線が描かれます。 梅雨も秋雨も日本付近で顕著な季節現象ですが、寒気候と暖気候が交代する時期に現れる長雨で、夏の初めが梅雨、夏の終わりが秋雨(秋霖)です。梅雨・秋雨前線の呼称は、季節的用法です。 前線が日本付近で停滞しがちに成り、列島上に梅雨前線が停滞して居る所へ台風が接近して、大雨をもたらした事例は多数記録されています。台風が梅雨明けをもたらす、というのが以前の常識でしたが、近年の気候は過去の経験を裏切り続けています。旧暦の七夕(今年は8月2日)を過ぎると暦の上では秋ですが、8月中の長雨は梅雨の戻りとも呼べず、秋雨と云うには早すぎるため、予報官も悩ましかろうと同情します。 1~4の前線種類については、気象庁(JMA)ホームページ『気象の知識』をご覧下さい。
お礼
ありがとうございます。 気象庁に解説ページがこんなにいっぱいあるとは、、理解を深めるのに役立てようと思います。 台風と同時に秋雨前線が通過する場合は大陸性気団に入ると地表近辺の気温が下がり、上空との温度差が少なくなるので、結果としてそのエリアでの上昇気流(=台風の風の強さ)が弱まると理解しました。 間違ってたらすみません。 これから色々な視点で台風に係わる気象をみていけそうです。
- manno1966
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追加。 直径100キロメートルとすると、台風が時速30キロで動いているとして3時間強。 時速50キロなら、2時間。 > 10時から、12時頃まではほぼ無風 計算が合いますよね。 この為、台風の目と考えるのが自然という風に思うのです。
お礼
ありがとうございます。 台風が、自分からみて南東側をかすめていったという事も関係しているかもしれません。 (台風を上からみて、進行方向の右側のほうが風が強い ⇒自分は台風の左側に居たことになります。) 目と考えたとしても、時間帯としては合っているようですね。 あと、予報者側にとっては、そこまでの情報は発信できないのでしょうか。せめて「台風の勢力が衰えているため、中心に近い北西側では風が弱まっている地域もあるが、風が無いからといって無理な外出は控えてください」などという解説があるとわかりやすいですね。 暴風域の円の内部はどこでも同じように風が強そうで、中心に近いほど、強くなるように見てしまうのです。。。
- kamobedanjoh
- ベストアンサー率27% (1021/3686)
台風の眼の振る舞いについては、NO.1さんのご回答に賛成です。 台風の眼の正体は、実は台風内部に発生する微小な高気圧領域なのです。 台風は強烈な上昇気流によって生じる反時計回りの渦巻きです。 上昇気流の渦巻きが強ければ強い程、中心部が真空状態に近づく為「負圧」が生じます。 負圧を埋める為に眼の中では、上空からの下降気流が集中して高気圧状態になります。渦巻きの本来の性質です。 高気圧内では天気は好転し、晴れた無風状態になります。 台風上陸地点では、屡々この様な一時的好天気が観測されています。 茨城県付近では、台風の衰弱もありました。 何より、付近の前線が通過して、それまでの海洋性気団から外れ、大陸性気団の中に入りました。 そのため気温の低下もあり、激しい上昇気流域から外れた為、雨域の形成も弱まり、風も衰えました。 雨を降らせたのも風を吹かせたのも、台風とその進路付近にあった前線との共同作業でした。 前線通過によって、気温が低下したことが、天候回復傾向をもたらしたわけです。 梅雨時の台風と秋雨前線が存在する時の台風とでは、性状に著しい差があると云うことです。
お礼
ありがとうございます。 (御返事遅れましてすみません) 目の近傍での気圧のメカニズムについて、解説ありがとうございます。承知しました。 前線との絡みまでは気づきませんでした。協同作業で、天候が複雑化する事があるのですね。天気予報でもそこまで言及してくれると面白いのですが、、! 台風情報だから台風だけに注目してしまっているんでしょうか。 それから、梅雨前線と秋雨前線の件が良く分からなかったのですが、両方とも、大陸の冷たい気団と太平洋の温かい気団の勢力争いだと思っていますので、どちらも性質は同じではないんでしょうか。 秋雨前線のほうが北の気団の冷たさが強いからという事でしょうか、、?
- manno1966
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> なぜ、こういう事が起こるのでしょうか 台風に目が出来るというのはご存知ですよね。 台風の目は衰弱期に入ると拡大することが多く、直径100キロメートルぐらいの大きさは普通、直径200キロの大きさの目が出来た台風もあります。 > 無風で、 雨も弱まりました。 台風の目の中に入った現象と考えるのが自然でしょう。
お礼
ありがとうございます。 (御返事遅れましてすみません) 台風って、目が大きくなって衰退していくのでしょうか?? よく、台風がまだピンピンした状態で南洋あたりに居るときに、天気予報で「目が大きい」「はっきりしている」という表現をされます。そういう時期の台風は形もしっかりしていて美しささえ感じますが、その状態の目とはまた意味合いが違いそうですね。 勢力が弱まる=目が大きくなるというのは、ちょっとイメージはつきづらいですね。
お礼
ありがとうございます。 (御返事遅くなりまして、すみません) 深く理解するためのページ、アメダス等のデータご紹介頂き、ありがとうございます。 今後は、居住地から台風への位置関係と、前線の影響も出てくることに注意して興味をもって観察してみたいと思います。 台風情報は、しょせん「円」でまとめてしまいますから、周辺の気象現象との複雑な関係までは表現しきれないですね。でも、多くの人が「?」と思っていると思います。 災害に備える、正確な情報に基づいて真に危険な時間帯を予測して行動に活かす、という意味では、予報者側も、もう少し工夫した表現をしてくださってもいいのかな、と思いました。 そして私も多いに勉強不足です。 解説ありがとうございます。