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物理のバネの問題解説
- 物理のバネの問題について解説します。
- 質点1と質点2が3つのバネでつながれている時の運動方程式や微分方程式について説明します。
- y1、y2の角振動数やx1、x2の求め方について解説します。
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(1)左のバネは伸びている、中央のバネは左よりさらに伸びている、ただし右のバネは3つのバネ長の和が3Lという制約に縛られているため縮んでいると考えたのですね。運動方程式は、正しいです。 (2)運動方程式の第1式と第2式の和は、 m*(x1"+x2")=-k*(x1+x2) となりますので、これをy1で表すと、 m*y1"=-k*y1 →(式1) また、第1式から第2式を引くと、 m*(x1"-x2")=-3*k*(x1-x2) となりますので、これをy2で表すと、 m*y2"=-3*k*y2 →(式2) ここで(式1)を変形すると、y1"=-k/m*y1 (式2)を変形すると、y2"=-3*k/m*y2 となり、これらが求める微分方程式です。 (3)これらは単振動を表す微分方程式に帰着しましたので、角振動数ω1、ω2で表現すると、 y1"=-ω1^2*y1 →(式3) y2"=-ω2^2*y2 →(式4) よって、ω2/ω1=√3 (4)「y1*y2」は入力ミスで、「y1、y2」ではないでしょうか? そうであれば、(式3)の一般解は、定数A、Bを用いて、 y1(t)=A*cos(ω1*t)+B*sin(ω1*t) →(式5) と書け、y1(0)=x1(0)+x2(0)=a+b を(式5)に適用すると、 y1(0)=A*cos(0)+B*sin(0)=a+b より、A=a+b また(式5)を微分すると、 y1(t)'=-A*ω1*sin(ω1*t)+B*ω1*cos(ω1*t) →(式6) t=0において、2つの質点は静止しているため、y1(0)'=0 を(式6)に適用すると、 y1(0)'=-A*ω1*sin(0)+B*ω1*cos(0)=0 より、B=0 すなわち(式3)の解は、 y1(t)=(a+b)*cos(ω1*t)=(a+b)*cos(√(k/m)*t) y2についても同様に解くと、(式4)の解は、 y2(t)=(a-b)*cos(ω2*t)=(a-b)*cos(√(3*k/m)*t) (5)x1(t)=1/2*(y1(t)+y2(t)) より、 x1(t)=1/2*((a+b)*cos(√(k/m)*t)+(a-b)*cos(√(3*k/m)*t)) x2(t)=1/2*(y1(t)-y2(t)) より、 x2(t)=1/2*((a+b)*cos(√(k/m)*t)-(a-b)*cos(√(3*k/m)*t)) です。 ご理解いただけたでしょうか?
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- Ae610
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初期条件はx1(0) = a , x2(0) = bだけ・・? (夫々2つの振幅情報と位相情報が表れてくるので、あと2個の初期条件が必要なように思うのだが!?) (1)"を時間微分を表すものとして、質点1、質点2の運動方程式は・・・(右向きを正として) mx1" = -kx1+k(x2-x1)・・・(1) mx2" = -kx2-k(x2-x1)・・・(2) ・・・で正しい (2)(1)+(2)および(1)-(2)を作ればよい (3)(ω1)^2 = k/m , (ω2)^2 = 3k/m・・・として単にω2/ω1を計算するだけ (4)y1*y2の方程式を解く・・?? 設問の意味が理解できないのだが、(2)によってy1とy2に関する各々独立な微分方程式が出来るので独立にy1 , y2が求められる (5)(4)から連立方程式を解く要領でX1とX2が求められる ・・・と思う! (初期条件が(2個!?)足りないのでこのままだと任意常数が(2個!?)残ってしまう)
お礼
すぐに解説していただき、ありがとうございました。
お礼
丁寧な解説ありがとうございました。