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反抗挑戦性障害について。
ADHDの二次障害として「反抗挑戦性障害」ってありますが、これはADHDの二次障害と言う事であって、これだけ単発で発生はしないという事ですか? 定型発達者であっても、親や教師から怒られたり批判されてばかりだと、親や教師に反抗的になると思いますが、その場合は「反抗挑戦性障害」にはならないのですか?
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- moto_koukousei
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ADHDである場合の小児では50%近くが反抗挑戦性障害を併発していることがあるようですが、反抗挑戦性障害と診断される小児であってもADHDであるとは限らないです。 http://ec.canbler.com/hankochosenseishogai-oddo 親や教師から怒られたり批判されてばかりだと、親や教師に反抗的になる場合はありますが、それがICDやDSMの基準で判定する反抗挑戦性障害になるとは限りません。 反抗的だと親や教師が思ったとしても、その程度では、反抗挑戦性障害というほどのものではないことは多いでしょう。 学習やコミュニケーションの習得に障害を抱えていたり、親が常に否定的・拒絶的/ネグレクト態度で子供に接していれば、子供がうつ状態になる場合もあるし、積極的に反抗的挑戦的な生き方・言動を身につけてしまうこともあるでしょう。
- suzuko
- ベストアンサー率38% (1112/2922)
支援学校教員です。 >ADHDの二次障害として「反抗挑戦性障害」ってありますが、これはADHDの二次障害と言う事であって、これだけ単発で発生はしないという事ですか? いいえ、単発でも発生します。 https://famiyell.net/knowledge/word/detail/%E5%8F%8D%E6%8A%97%E6%8C%91%E6%88%A6%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3 ここに「子どものADHDの半数近くが反抗挑戦性障害を合併し」とあるように、あくまで「違う障がい」なので「合併」と言う表現になるのです。 発達障がいの2次障がいには「うつ病」もありますが、これも同じように「合併」と言う表現になります。 つまり、簡単に言えば「2次障がい」とは「必ずなるわけではない。しかし、環境や療育方法が不適切ならば発症しやすい」という事です。 >定型発達者であっても、親や教師から怒られたり批判されてばかりだと、親や教師に反抗的になると思いますが、その場合は「反抗挑戦性障害」にはならないのですか? そう言った「理由」だけでは「反抗挑戦性障がい」にはなりにくいでしょう。 もっと「虐待」に近いような環境などで「常に否定されて育つ」ならば「反抗挑戦性障がい」になりえます。違いは「愛着の形成」です。 詳しくは、「児童青年精神医学入門 その4:子ども虐待」を検索して出てくるPDFファイルが「虐待からくる障がい」を研究されている杉山登志郎医師の文章です。 ご参考までに。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 そうですか、単発でも発症するんですね。 親や教師から怒られてばかりだけではなく、虐待に近い様な不適切な養育が原因って事は「愛着障害」にも近いでしょうし、実際「愛着障害」から「反抗挑戦性障害」って人もいるでしょうね。 回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 虐待やネグレクト等の養育環境が原因ならば 「ADHD~反抗挑戦性障害」 ではなく 「ADHD~愛着障害~反抗挑戦性障害」 と言った考えの方が正しいんですかね? 反抗挑戦性障害に限らず、ADHDだと人格障害等の二次障害を併発しやすいって話を聞くのですが、ADHDその物よりも、その後に愛着障害や「愛着の形成」に問題がある事で、二次障害で人格障害や反抗挑戦性障害になってしまうと言う認識こそ真実に近いのでしょうか?
- Glory_777
- ベストアンサー率50% (105/208)
調べてみました。 行為障害、反抗挑戦障害、 ともに反抗的な態度が6ヶ月以上続くと診断してもよいとされているらしいです。 前者が法的な規則を破るところまで、 後者はそれはしていない、と言うだけの分解点のようです。 つまり、本人の態度や行動により命名しているわけですね。 親や教師から怒られたり批判されたのが原因でも、 親や教師に反抗的な態度が6ヶ月以上続けば、 障害と診断してもよいということになります。 ADHDの二次障害で見られると言う意味は、 叱られる原因を普通の人より多く作ってしまうため、 普通よりもストレスがかかり、 そして最後は恨みが慢性化してしまい易いと言う話らしいです。 質問者さんが例にあげていることそのものですね。 ちなみに健常者の性質としてですが、 親や教師に叱られると、大概は落ち込み、どこが悪かったのか考え、 被害にあった人を心配し、まずはその人へ与えた障害を取り除こうとしますよ。 この被害にあった人を心配し・・・・のあたりが抜け落ちてしまうと、 障害をもって成長してしまうと思えます。 他人に迷惑をかけますと、 被害にあった人が、継続的に自分を否定し続けます。 これを解除するには、相手を心底心配し、相手の損害を償うことです。 この唯一の対処法が習慣化されていないと、 ちょっとしたミスが切っ掛けでも、信じられないくらい長く否定されてしまいます。 このせいで、普通の人よりも否定される時間が長くなってしまい、 世の中が愛せなくなる。 怒りが慢性化してしまい、障害として認定される場合が多いと言う話だと思います。 私の感覚では、 親や教師に否定されたので反抗的になる、と言う発想は自然に思えません。 どうしても先に落ち込んでしまいますし、 自分の知らないあたりで誰かが苦労をしているのかもしれない、 と思うとぞっとします。 最初に誰がどのくらい被害を受けたのか知り、 大したことがなかったわかれば、 そのときはじめて、「大げさである」と相手を否定します。 それが分かるまでは、気が気じゃない。 否定されたので反抗してよいと言う論法は古今東西ないのではないでしょうか。 なので私にとっては、 「親や教師から怒られたり批判されてばかりで、親や教師に反抗的になる」 ことは正常ではなく、これが当たり前になっている感覚が、 経験的にわかりません。 誰にでもいえるのですが、 人に対して善意に振舞えないと、世間からの風当たりが強すぎて、 傷つくシーンが増えます。 どこかで肯定されないと救われません。 何か得意なものを身につけて、それをもって肯定されようと頑張る人もいます。 出口としては「相手を心配する」ことなのですが、 この誰にでも出来る簡単なこと、コレだけに限ってできない人がいます。 この回答を読んでも、 自分が否定されていると感じて、怒りが湧き起こり、消えない人がいるはずです。 しかし、もっともだと思って納得し、賛同する人のほうが多いんですよ。 この違いで、自分の状態をチェックするのがいいです。 以上ご参考になれば。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 「行為障害」と「反抗挑戦性障害」は法的に触れるかどうかなのですね。 ADHDの人だと通常より批判や否定を受ける回数が多く、それが原因で二次障害として反抗挑戦性障害になりやすいのでしょうね。 回答ありがとうございました。
お礼
学習やコミュニケーションの習得の障害や、親がネグレクト状態の場合だと、可能性が高くなるんですね。 回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 では親の否定的・拒絶的・ネグレクト状態が原因ならば 「ADHD~反抗挑戦性障害」 になるのではなく 「ADHD~愛着障害~反抗挑戦性障害」 と言った過程の方が正しいんですかね? 反抗挑戦性障害に限らず、ADHDだと人格障害等の二次障害を併発しやすいって話を聞くのですが、ADHDその物が原因と言うよりも、その後に愛着障害や「愛着の形成」に問題がある事によって、二次障害として人格障害や反抗挑戦性障害になってしまうと言う認識の方が真実に近いって事ですか?