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対偶と背理法
こんにちは。 実数xが無理数であるとき,2xは無理数であることを証明せよ。 対偶は 2xが有理数ならばxは有理数である。 2xが有理数なので、2x=p/q (pとqは互いに素)とおける。 両辺2で割って、x=p/2q である。ここで、右辺のp/2qは有理数 であるから、左辺xも有理数。 対偶が真なので元の命題も真である。 これを背理法で解くとき, 2xを有理数とすると,2x=r (rは有理数)とおくと,x=r/2 rは有理数なので,r/2も有理数である。このことはxが無理数で あることと矛盾する。 したがって,2xは無理数である。 何がどう違うのでしょうか。
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- 中村 拓男(@tknakamuri)
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背理法で、一般に、前提⇒結果 のパターンで 前提かつ結果の否定から、結果の否定を導き、結果の否定から前提の否定を導くことができるなら 必然的に前提と矛盾します。 この時結果の否定から前提の否定を導いているので、対偶証明を含んでいます。 つまり「矛盾」は余分なわけで 「違わない」 といってよいと思います。 但し、対偶証明には直せないケースもありますので、対偶=背理法とは思わないでください。
- MagicianKuma
- ベストアンサー率38% (135/348)
何が?⇒証明の方法が どう違う?⇒片方は同値の命題である対偶を証明することで行っており、片方は証明したい命題の否定を仮定し矛盾を導き出している。 以上 違いは明白。結果は同じ。 別のたとえ話、100円のアイスクリームを2個買った。いくら払ったでしょう。ある人は100+100=200と考えました。別の人は100*2=200と考えました。何がどう違うのでしょう? ちなみに背理法の証明の方は正確ではない。 証明したい命題は∀x∈R(x∈G⇒2x∈G) ただしRは実数全体の集合、Gは無理数全体の集合 なので、仮定すべきは¬(∀x∈R(x∈G⇒2x∈G)) すなわち∃x∈R(x∈G∧¬(2x∈G))です。 言葉で言うと、「xが無理数でかつ2xが無理数でない、ような実数xが存在する。」と仮定する。が正しい。