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会社経営。税務署からの監査の頻度
夫が自営業7年ほどです。 4年ほど前に税務署の監査が来ました。 その時の経理は別の方がしていましたが、 3年ほど前から、妻である私が経理を請け負い、 税理士事務所の方がチェックして しっかり納税して真面目に経営しています。 赤字の時より、黒字の期の方が多いです。 今期も黒字決算でした。 そして、税務署の方から、来月に監査に来る連絡が来ました。 4年ほど前に来たばかりなのですが、 周期が早いと感じます。 税務署が監査に来るのは、 どのように選んでいるのでしょうか? また、来るからには細かいところを叩いて なんとか追徴課税を行いますよね? どういったところから取るつもりなんでしょうか?
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同族会社の特徴として「法人と個人の金がごちゃ混ぜになっている」があります。 会社の売り上げにしなければいけないのに、社長個人の口座に入金されている、 社長や役員の個人的な負担で購入すべきものを会社の経費としている等々です。 いかに税理士のチェックが入っていても、これらはすべてチェックできるわけではなく、税務調査時に指摘されることが多いのですが、悪質なものは重加算税が掛けられます。 さて、重加算税が賦課された企業は、税務署では「ブラック」になるようです。 調査が数年ごとにされるパターンです。 これは税理士関与していても同じです。 なぜなら税理士が知らないところで、インチキをしてるからです。 過去に税務調査されて、数年後にまた調査対象になったというなら、この「過去に重加算税賦課がされたかどうか」を確認してみるべきです。 もし、重加算税賦課がされてるようでしたら「税務署に目をつけられてる企業」の一員になってます(※)。 重加算税賦課はされてないが、あれこれと非違を指摘されたというならば、先の調査で指摘した部分が直ってるかどうかの確認の意味を含めての調査だと思われます。 ※ 例えば、架空人件費を計上していたとか、売り上げ除外を社長口座を使ってしていたとか、経費の水増しを知り合いからの領収書を利用して行っていたなど、税務調査で否認した点は、税務署の閻魔帳に記録されてるわけです。 「前回の調査時に注意しましたけど、まだやってますね」と言われてしまうパターンです。 このあたりは税理士が「この法人はここを否認された」と記憶して、指導をしておくべきところです。 なお「税務署の監査」ではなく「税務調査」と一般的に言います。
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- star460219
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税務調査は基本的に10年以上調査していない場合は、コンピューターが それをピックアップして調査対象法人とするようです。 質問者様の法人の場合は、前担当者の時に修正があったようですから、 そういう法人については、前調査から3期分の決算申告が完了した後 に調査に来ます。 ただし、法人が赤字の場合は調査に来ても取るものがないので、その ような法人は黒字(納税)の申告となった際に調査に来ることが多い ように思われます。 黒字で申告しているというのであれば、前回調査から4年であれば、 逆に遅いぐらいだと思われます。 顧問税理士もおられるようですので、しっかり経理しているのであれば、 税務調査など恐れる事はありません。 税法上の問題は税理士に任せれて、御自身は毅然とした態度で対応すれ ば宜しいだけです。 次の調査で大した問題もなければ、以降は当分調査には来ないでしょう。 また、調査に来たから修正があるとは限りません。 「申告是認」として修正のない場合もあります。 まあどうしても・・という所で、給与(源泉所得税)関係や印紙税関係の 修正等ある場合もありますが。。。 何れにしても顧問税理士に任せておけばよろしいかと思います。 そのために顧問料をお支払いしているのですから。
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回答ありがとうございました。 通常の監査なのですね。 それで、もう一つ教えていただきたいのですが、 前回調査の時は私は経理はしていなかったのですが、 家計で使用している通帳の提出を求められました。 会社からごまかしてお金を出していないかどうかなのかもしれませんが、 会社の監査で個人の通帳まで確認することが 税務署が権利を利用してそこまでするか?と 憤慨しましたが、 それは通常の事なのでしょうか? 素人気分の事になりますが、 人の家庭の通帳見るんだら 税務署の人間の通帳を見せなさいよ! という気持ちになりました。 会社経営しているって、個人貯金までさらさないといけないものなのでしょうか?
>…税務署が監査に来るのは、どのように選んでいるのでしょうか? 「税務署」とのことですから、いわゆる「会計監査」ではなく「税務調査」についてですね? 「税務調査(のうちの実地調査)」の対象を選定する基準は、残念ながら一般には公開されていません。 というよりも、「実際に帳簿などを見てみないと分からないことがあるから実地で調査する」ので、「○○の基準を満たしたら実地調査の対象にする」というような単純な選び方はしたくてもできません。 もちろん、限られた人員で膨大な数の個人や法人を調査しないといけませんので、「実務を行なう上で必要に迫られて作った内部的な基準」はあると想像できますが、常に同じ基準のはずがありませんし、国税職員がそれを漏らすはずもありません。 また、(国税職員に限らず)退官しても「守秘義務」はありますので、元職員が「過去の内部情報」をベラベラ話すこともありません。 ということで、(私の回答も含め)ネットの情報は、「調査を受けた個人・法人、調査に立ち会った税理士」などの「経験」による「推測、想像」ということになりますのであらかじめご了承ください。 ***** 「税務調査」については、大前提として、「申告納税制度では脱税を未然に防ぐ事ができないので申告内容の調査が必須である」ということを理解する必要があります。 つまり、「何も悪いことをしていなくても調査の対象になることがある」ということです。 『申告と納税|国税庁』 http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/06_1.htm >>国の税金は、納税者が自ら税務署へ所得等の申告を行うことにより税額が確定し、この確定した税額を自ら納付することになっています。これを「申告納税制度」といいます。 『申告納税制度|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E7%94%B3%E5%91%8A%E7%B4%8D%E7%A8%8E%E5%88%B6%E5%BA%A6 >>納税義務者が税額を計算し、課税庁に申告・納付することで税額が決定する制度。… >>…コンプライアンスが前提となっている制度であるため、納税者が意図的に脱税を行なうことを阻止できない。 >>そのため、申告納税制度を補完するものとして、一部の納税者を選定して税務調査を行なう制度や、脱税や申告の遅延に対して、追徴課税をできる「更生決定」が国税庁には認められている。 『更正決定|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E6%9B%B4%E6%AD%A3%E6%B1%BA%E5%AE%9A >来るからには細かいところを叩いてなんとか追徴課税を行いますよね? >どういったところから取るつもりなんでしょうか? 上記の通り、「叩ける余地があると見込んで調査する」こともあれば、いわば「定期点検」のような調査もあります。 これについては、以下の現役の税理士さんのブログ記事が参考になります。 『税務調査って怖いの?|税理士もりりのひとりごと』(2009/08/29) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-373.html >>…多くの納税者が税務署から受ける税務調査って、大抵の場合ちょっとした申告や決算の内容確認に来ることがほとんどなんです。… ***** (備考) 具体的な調査内容までは分かりませんが、国税庁からは以下のような資料が公開されています。 ・所得税及び個人事業者の消費税:『平成23事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tokyo/kohyo/press/h24/shotoku_shohi/index.htm ・法人税及び源泉所得税:『平成23事務年度における法人税及び源泉所得税の調査事績について|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tokyo/kohyo/press/h24/hojin_chosa/index.htm ***** (その他、参照したサイト・参考サイトなど) 『会計監査|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E4%BC%9A%E8%A8%88%E7%9B%A3%E6%9F%BB 『税務調査|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E7%A8%8E%E5%8B%99%E8%AA%BF%E6%9F%BB --- 『税務署はいくらから来る?』(2010/12/06) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-760.html 『なるほど、だから税務調査でケンカを売るのか』(2012/04/19) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1302.html 『確定申告後に税務署から来署案内?|さいたま市 税理士 小暮巌のブログ』(2011/01/18) http://iwayan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-594e.html 『税務調査のお話』(2009/05/27) http://iwayan.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-7cfe.html --- 『腹が立つ国税局の税務相談室』(2009/07/15) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-365.html 『税務署が親切|こっそりと。』(2007/03/11) http://blog.livedoor.jp/stock_value/archives/50363449.html 『税務署は意外と親切|家族を幸せにする自営業家庭の家計管理』 http://dorobune.chips.jp/?p=155 『納税者支援調整官を設置している国税局・税務署のご案内|国税庁』 http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeicho/kiko/nozeishashien/index.htm --- 『「税理士」というお店にはちゃんとした商品を並べなあかんやろ』(2012/ 03/23) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1264.html 『まだまだたくさんいる「偉い税理士先生」』(2012/06/07) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1359.html 『ニセ税理士』(2014/01/04) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-1912.html --- 『リンク集|日本税理士会連合会』 http://www.nichizeiren.or.jp/link.html ※ご紹介したサイトの信頼性についてはご自身でご判断ください。 ※なお、同じ方の記事が多いのは「参考になるから」で他意はありません
お礼
様々なサイトを教えていただいてありがとうございました。
- 1964orihime
- ベストアンサー率49% (682/1372)
同業他社に比べ、黒字・赤字が大きいと監査の対象になりやすいと聞いています。 昨今の不況で、多くの同業他社が赤字にもかかわらず黒字になっている場合、粉飾決算の疑いがあるということです。 粉飾決算をして黒字ふりをして、融資をうけ、そのまま計画倒産も多いそうです。 黒字の会社で経費に認められないものが見つかった場合、追徴課税できますけれど、赤字の会社では、修正申告だけで終わってしまいます。ですから黒字決算の会社のほうが監査の確立は高いのかもしれませんね。 また、同業者からは、前回の監査で事業規模に比べ多額の追徴課税された場合には、監査時期が早くなる気がすると言っていました。
お礼
回答ありがとうございました。 現在、黒字にて融資なども受けてなく 資金繰りも回っています。 ごまかしなどはないですが、 疑われやすいのですかね・・。
- mojitto
- ベストアンサー率21% (945/4353)
4年くらいなら、別に異常と言うほどではありません。 基本的には黒字の会社と、意図的に赤字にしていると思われるところがターゲットであって、その管轄している地域的に赤字の会社が多ければ、黒字と言うだけで狙われやすくはなると思います。 僕は黒字続きなら、調査の周期は3~5年程度だと思っています。 まぁ税務調査は(イチャモンもありますが悪質でなければ)実質的に間違えているところを直されて、利子をつけて税金を払うことであって、ある意味ではその調査を以て調べられた期間はクリーンになるわけですから、あまり敵意むき出しで臨まれない方がいいでしょう。 売り上げの計上時期であったり、経費でないお金を経費にしていたり、在庫の数え方があっているかなどが中心ですが、こんなもんはミスが全くないというのも難しいことですから、指摘されたらむしろどうするかを聞いておけば、よりよい経理処理に役立てるでしょう。 そうではなく、ミスとは言えない悪意のある経理処理をしていたら、戦々恐々でしょうけど。 細かいところについては、それがミスであれば気づくのは難しいと思います。 しっかりお勉強ができれば、いいでしょう。 念のため、質問者さまが経理担当者になる前については、しっかり資料を整えて、どこに何があるのかを予習をしておくとよいでしょう。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 経理素人だったのですが、 前任者が突然辞めて、急きょ経理をし始めたら、 前任者のいい加減さが出るわ出るわ・・。 前回の監査でかなり追徴課税取られたようです。 現在は、私がわからないところを、担当税理士事務所の方が 細かくチェックして、問題なくしているつもりですが・・・。 以前の時は全く関わっていないときだったのですが、 個人の通帳を出せだのなんだの言われて、 意味も分からず提出したりしました。 やはり黒字の場合は目を付けられるのですね。
お礼
分かりやすい回答をありがとうございました。