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決算書のことでお聞きします
会社設立して数年しかたっていない会社です。 会社の利益を見るのは、損益計算書だと聞いており、単純に言うと売上に対してかかった経費を引いたのが、利益だと聞いております。 よって売上高(入ってきたお金)-かかった経費(出て行ったお金)=利益(残ったお金) だと思うのですが、実際は出て行ったお金には、会社を維持するために銀行から借りたお金の返済額も含まれます。しかし、損益計算書には返済額は計上されておらず、利息だけが計上されています。 銀行から借りたお金が、決算の期内に返済しているのであれば、銀行からの借り金(売上高?)と銀行への返済額(経費)が相殺されるのでわかるのですが、長期で借りている場合、経費だけが出ていくことになります。 「損益とキャッシュフローは異なる」と、聞いたことがありますが、損益は黒字でも銀行返済などで現金はない・・という事態はあると思います。このような会社でも一般的には黒字経営と判断されるのでしょうか。
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- kingyo_tyuuihou
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>このような会社でも一般的には黒字経営と判断されるのでしょうか。 黒字赤字はあくまでも損益計算書での話。 健全な借金は、経常利益から返済する。というのが 一般的な考え方ですから、 営業で浮いたお金が、借金返済のために消えていく。 のいうのもごく当たり前の話です。 で、経営数字というのはある程度、ごまかしがききますから、 黒字経営がただちに健全な経営状態であるといえないことから、 最近では、キャッシュフローも重視するようになってきた。 ということです。現金の有り高はごまかしようがありませんしね。
- ymzimss
- ベストアンサー率69% (327/469)
世の中では、一般的に黒字経営と言われています。 「勘定合って銭足らず」ということがよく言われます。これはいわゆる「黒字倒産」を端的にあらわす言葉ですが、分かりやくすいえば、売上も順調に上がっていて利益も出ているのに、なぜかお金が足りなくなってしまい、倒産してしまうという状態を表しています。なぜ、このような不思議な状況が起きてしまうのか? それは、入金と出金のタイミングのズレがあるからです。つまり、支払が入金より前にあると、一時的に金が足りなくなってしまうことがあるということです。 本件の場合も、それに近い状態であると言えると思います。営業収支は黒字でも、金融収支は赤字、最終的な収支尻も赤字となれば、手許現預金を取り崩していくことになります。この状態が続けば、何れ資金も枯渇し、倒産という事態が起こります。 これを防止するのが、資金繰り表です。決算書では損益計算書と貸借対象表で会社の実績評価ができます。仰る通り、損益計算書では一年間の売上と経費を差し引き利益額を表しています。また、貸借対象表では一時点(決算時点)の貸方と借方を表しています。そして、借入金の返済分は、貸方(借入金)と借方(現預金)の双方両落とししてしまう為全く表現されません。決算書を2期並べて、初めて分かることなのです。 資金繰り表は、こうした決算書だけでは分からない、現金ベースの収支を算定し、数ヶ月先まで資金繰りを安定に保つ為のツールです。返済が順調に進むが、手許資金が減少していく、要するに返済原資(キャッシュフローで返済を賄えない)が足りない状態であれば、銀行から復元資金の借り入れを要請すべきなのです。 銀行でも取引先の決算書は、時系列にデータ登録しており、3期間分析や5期間分析を行っています。借入金が順調に減少していても、現預金水準が減少基調にあれば、黒字倒産を懸念し、資金繰り表を求めて融資を提案したりします。
お礼
細かなご説明ありがとうございます。もやもやが晴れた気がします。