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レポートの書き方
物理の実験のレポートを書きたいのですが、結果と考察の内容が似たものになってしまいます。 レポートを書くコツを教えて下さい。
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懐かしいですね。そういえば私もそうなってしまいました。 今となっては不思議な現象です。 物理実験のレポートの最大の難しさは、 「そんな面倒なこと本当はしたくないんです」 と言う本音が消えないからです。 更に言うならば、 「いまさらこれが判っても仕方ないんじゃないだろうか?」 と言うあたりが納得できないからです。 当然ながら、先生もそう思っています。 「こんな面倒臭いこと、良くやるよな。学生って真面目だわ」 「この実験、つまんねー。もっと違うことさせろよ」 というのが本音です。 ところが、先生がびっくりする事があります。 「いや、それは結果じゃなくて、感想だから」 「いや、そんな結果どこにも無いじゃん」 「そもそも、実験した内容が書いて無いじゃん」 「おいおい、そこ端折ると何の実験かわからないじゃん」 「あと、お前、この実験なんでやってるか考えて無いじゃん」 という基本的な部分であきれてしまい、ようやく自分が面倒を見る理由に気がつきます。 これって、大学院生くらいになっても同じなので、 若い脳と言うのはデフォルトでバグっているとしか思えません。 20代の前半の思考と言うのは混沌としていまして、訓練しないと危ない状態です。 10代となると、無理を承知で将来自分に自信がなくなったときのため、 一人で練習できるようにと、思いやってやり方を教えるしかないわけですね。 なので、そう簡単に出来るはずがないと思ってください。 これは、実は、実験結果と考察の違いを書かせて、区別させることが狙いです。 そのために実験準備をさせたり、実験の構成図、データの添付、グラフ化をさせます。 さて、それでは実験について紹介します。 実際に体験して検証することです。 つまり本来の目的は、「本当にそうなった。そうならなかった」と言う短い結論を最後 に述べるだけです。 そうした場合、いったい誰の説を確かめようとしていたのか? これが判らないとレポートはかけません。 そこで、まずはじめに之からやることについて文章化します。 「xxx年 誰々によれば、xxxはxxxであると述べられている。これが確かならば、 xxxをxxxした場合、xxxxはxxxとなるはずである。 そこで、以下の図に示すような実験設備を用意し、xxxをxxxしながら、 xxxを測定する事にした。 この実験のポイントでは、xxxxのとき、xxxxはxxxxとなるか否かである」 と言う文章を始めに自分で作っておきます。 実験結果としては、検証するべきポイントを作っておいて、 そうなった、そうならなかった。と言う話を書きます。 例えば、 「予想のとおり抵抗値を変えなかった場合は、電流に対して電圧は比例している。 また、抵抗値を変動させた時、グラフでは電圧の比例直線が変化している。 このときの抵抗値は測定ポイント、5mA、10mAで、仮説の式に一致している。 故にこの実験では、xxxxの説である、式xxxxと結果が一致していると考える。」 的な内容になります。 考察のあたりでは、 ・実験したらそうならなかった場合の話 仮説と一致していない時は、実験ミスなどを説明します。 ミスをしていない部分では理論どおりとか書いて逃げます。 さらにミスをしたあたりを再度やるべきとし、 ミスをしないために、実験設備の改造する案を添付します。 こういう事を書けるかどうかをチェックしています。ミス自体は問題じゃないです。 ・実験の精度に対しての言及。 測定する場所が少なかったとか、実験の設備を妥協していたとか。 荒い精度に対して、どのくらい精度をあげるべきであるかを説明します。 もしくは充分であると言う説明。 これらは一つの研究ジャンルになるので、相当難しいです。 ですので、気にしている。気にしていない程度のニュアンスで格好良く適当に書きます。 しかし、有効数字くらいの話はしましょうね。 ・不可思議な挙動をしたあたりを実験結果から言及し、場所を示す。 それについて自分が想像している話をして、それを確認するためには、 こんな実験をしないといけないと思う(が、誰かやってくれないかな?) ・結果を踏まえて次に調べたいこと。 結果が正しいと成った時、どういう技術課題や社会問題を解決できる可能性があるか? 演習ですと、さすがに使い古された内容ばかりなので、ここは書けませんね。 本当の研究ですと、ここを言いたくて実験をやるんですよ。 唯一感想めいたものが書ける場所です。 次への意欲に相当する何かを適当に書けばよいかと思います。 でしょうか。 つまりは、誰かの理論が無いと実験になりません。 単なる作業になりますよね。 でまあ、 「偉い人がいったからって鵜呑みにするもんか。 おれが嘘かどうか調べてやるぞ」 と言う気概があるか否かが大事です。 そうじゃないと多分苦労するはずです。 まあ、そういうのが物理実験などの演習じゃ無いでしょうか。 多くの物理学者が、偉い先生の説を検証しようとして、不可思議な現象に遭遇しています。 自分達のミスであるか、どうか心配になりますよね。 そこで、他がやった実験も同じであるかどうかを知りたがり、レポートを共有しようとします。 すると、他でも同じ現象に遭遇していることが多々あり、 これを説明するための新たな学説が必要になります。 そこで、偉大(と評判の高い)な学者が 「え、まじおれ考えるの?」 「一応、今の時代は、あなたが出題する事になってますよ。他の先生死んじゃってますし」 わたしらは、実験してあげますんで、待ってますから、頑張ってください」 と言う感じで、理論と実験で役割がわかれています。 これが学会活動ですね。 また、この効率化を目指して、いまのインターネットが誕生しました。 それくらい、実験結果は理論と一致せず。 ミスが無いかを確かめつくした後、新しい理論が生まれると言うことです。 こうした世界に飛び込む学生がいるかもしれない。 物理の実験演習は、そういう意味ですね。 教科書をもう一度読んだり、実験のしおり等を読み返して、 上記文法で取りまとめれば、大概OKであると思います。 以上、ご参考になれば。
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- Tann3
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コツも何も、「結果」と「考察」を書けばよいと思います。 「結果」は、あくまで実験の結果です。客観的な事実を書きます。推定や想像を書いてはいけません。「~であった」という文章になります。 理論通りに行くこともあれば、理論からはかなりはずれすこともあり得ます。 「考察」は、何故その結果が得られたかについて、論理的に考えられることを書くことです。「~と考えられる」「~と推定される」という文章になります。 「論理的に考えられること」とは、あなたなりの仮説を立てて、その仮説について論じるということです。 理論通りの結果なら、実験の誤差も含めて、どうして理論通りうまく行ったのか。偶然ではなく再現性があるのか、不確定要因がなかったことなども考察の対象でしょう。 理論通り行かなかったなら、何故理論値と違ったかを、実験の環境や誤差の評価も含めて考察する必要があります。
- tadys
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