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種の絶滅は本当に絶滅なの?
世の中では「種の絶滅種が増えている。それも、毎日のように種は絶滅しています。」と言った内容のニュースや文献をたくさん見ますが、何を根拠に種が絶滅したといことが分かるのでしょうか? RDB(レッドデータブック)によると、 絶滅(EX)とは、過去に我が国に生息したことが確認されており、飼育・栽培下を含め、我が国ではすでに絶滅したと考えられる種。 野生絶滅(EW)とは、上記の条件プラス 【確実な情報があるもの】 1 信頼できる調査や記録により、すでに野生で絶滅したことが確認されている。 2 信頼できる複数の調査によっても、生息が確認できなかった。 【情報量が少ないもの】 3 過去50年間前後の間に、信頼できる生息の情報が得られていない。 となっています。 しかし、これではあまりにも漠然としすぎていて、本当に絶滅しているかは、まったく分からないに等しいのではないかと思えます。 例えば、絶滅したと思われる種の化石や死骸、細胞などが出てくれば、今は無理でも遠い将来簡単に復活させるとこは可能だと思います。となると、復活できる可能性のある生物は、絶滅したとは言えないのではないのでしょか? どなたかお詳しい方が居られましたら、回答お願いします。
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絶滅と野生絶滅を区別なさっているのですから,満更の素人ではないですよね。 自然状態では,野生絶滅が問題になります。あなたのご指摘のとおり,特異な例としてアホウドリがあります。一度絶滅宣言が出されましたが,少数のコロニーが発見され,現在は1000個体に増殖しました。絶滅宣言は撤回されたようですね。 しかし,あなたの前の質問にあるように,野生で生存可能な,野生絶滅でなくするには,最低数十個体が必要のようです。つまり,数十のその種の異なった遺伝子が必要なわけです。少数では近親交配の悪影響が現れます。 野性に返すには,最低でもさらにその十倍から二十倍の個体数が必要です。環境の変動によって,すぐに1/10~1/20に個体数が減るからです。 前述のアホウドリの1000個体は,今説明しましたように,野生絶滅を逃れる最小個体数といわれています。 あなたの言われるDNAからの復元は,絶滅から逃れられられるかも知れませんが,野生絶滅から逃れることは出来ないのではないでしょうか。 オーストラリアのフクロオオカミのDNAからの復元も,学者によって意見が分かれる理由の一つがそこにあります。現在保存されている個体数は,数個体のようです。そこからの復元が,可能だという人と不可能だという人がおります。前述のように不可能と考えている学者の方が多いようです。 答えはやってみなければ判らないとは思いますが…
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- K-1
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とりあえず「絶滅」ということにしているだけでしょう。 もし生存が確認されれば撤回されるだけの話ではないでしょうか。
お礼
的確なアドバイス参考になりました。ありがとうございます。
細胞からクローンを作るのは、まだ空想科学の段階です。 化石にはDNAが残っていないので、クローンも無理です。 絶滅したと思われていた動物が、実は生きていたのでは?という情報はたまに流れますね。 日本オオカミとか。 東スポには「プレスリー生きていた!」と言う記事が載ったこともあります。(笑) 現実的に、現在確認できる情報で「絶滅」を定義しているだけでしょう。 細胞があれば絶滅ではない、というのは、現在の技術では非現実的です。 将来的にはそうなるかもね。
お礼
回答ありがとうざいました。 確かに、細胞があれば絶滅ではない、というのは、安易な考えだったと思います。 ためになる意見をありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 とても参考になるご意見でした。 確かに、数個の個体だけでは、野生に戻すのは難しいと思います。絶滅は防げるかもしれないが、野生絶滅は防げない・・・改めて、深い問題だと感じました。