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高校物理、モーメント

上の図((1))について、Fの作用線にOから引いた垂線の長さhとFの積がFのモーメント(M)ですが、 これは、下の図((2))ではM=Fh=Flsinθ=(Fsinθ)×lだそうです。 (2)はFを分解した力にその作用線にOから引いた垂線の長さをかけても同じということですが、 (1)=(2)という事実はどのように考えればよいのでしょうか?

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  • Tann3
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回答No.1

 力のモーメントの大きさは、力の大きさ F と、「力の作用点」(回転の円周接線方向に力が働く点)と回転の中心との距離 d の積 Fd で表されます。つまり、   力のモーメント = (回転中心から力の作用点までの距離) × (作用点で回転の円周接線方向に働く力の大きさ) というこです。  ご質問の内容の場合、 (1)では  ・(回転中心から力の作用点までの距離) = h  ・(作用点で回転の円周接線方向に働く力の大きさ) = F です。 これが(2)では  ・(回転中心から力の作用点までの距離) = L (←紛らわしので大文字で書きます)  ・(作用点で回転の円周接線方向に働く力の大きさ) = F × sinθ になります。    「回転中心から力の作用点までの距離」を力の方向に直角になるように求めたのが(1)、力を回転の円周接線方向の成分にとったのが(2)です。  (2)では、腕の長さ方向の力の成分(F・cosθ)は、腕を引っ張るだけで回転には寄与していないことがわかりますね。  (1)の場合は、力Fが回転方向に作用する有効な腕の長さが h=L × sinθ ということです。(1)の図で、腕を力Fと直角になる角度まで時計回りに回転させてみれば、力の働く点が長さ「L」の点ではなく「h」の点だということが分かると思います。  力のモーメントの定義から、実際の力のモーメントを(1)(2)の2つの視点で求めてみて、それが同じになることを確認する問題ですね。

tjag
質問者

お礼

丁寧な説明ありがとうございました

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