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日韓基本条約と経済援助
とりあえず私の頭の中ではこうなっているという事を書かせていただきます。 私の知識 日韓基本条約で日本は韓国に経済援助の約束をした。 賠償ではなく経済援助なのは日本と韓国が戦争をしたわけではないから。 質問 そこで質問なのですが、日本はなぜ韓国に経済援助しなければならなかったのでしょうか。 あたかも賠償のような形ですので、お金を出すという事は何かお詫びしなければならないことがあったという事でしょうか。 それとも隣国に対する友好的な援助という事なのでしょうか。 韓国が要求したのなら要求理由などをお願いいたします。 ご存知の方よろしくお願いいたします。
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まずは、知識的に大雑把過ぎますね。 まず、その時代の時代背景とか、国際状況とかを調べることから始めて下さい。 ことはそんなに簡単ではなかったのです。 まず、条約に先駆けて、日本国内での在日朝鮮人の”生活保護十九問題”がありました。 1958年10月時点で8万1千人、在日朝鮮人全体の13.3%が生活保護を受給し。これは日本人受給者の受給率1.8%を異常に上回っていました。 また、この時期は現在の北朝鮮と韓国とは、現在とまったく正反対の評価であり、北は朝鮮戦争から復興した天国とまで宣伝され、韓国は日本に対してテロ行為を行う国家でした。 それと朝鮮人自身による犯罪も多く、多くの朝鮮人を北朝鮮に帰国させようとする帰国事業がこのころから始まります。 日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約交渉における韓国側との交渉は、そもそも紛糾するばかりでした。 なぜ正常化しなくてはならなぁったのか? それは、日本のIMF参加などの先進国としての態度の表明にありました。 つまり世界に対してのそれなりの道義的責任を果たすということです。 それに先立って、隣国の韓国の正常化やアセアン諸国との国交正常化に勤めた結果ですね。 もちろんアメリカの意向でもあります。 これにより日韓併合(1910年)以前に朝鮮、大韓帝国との間で結んだ条約(1910年(明治43年)に結ばれた日韓併合条約など)の全てをもはや無効であることを確認し、日本は韓国が朝鮮にある唯一の合法政府であることを確認し、国交を正常化に際して日本の援助に加えて、両国間の財産、請求権一切の完全かつ最終的な解決の確認、それらに基づく関係正常化などの取り決めを行いましたが、それは李政権から朴政権へ代わったからです。 李大統領はあくまでも戦勝国に拘りました。 朴大統領は、名目より実利を取ったという話です。 そもそもこんなことで韓国人を信用したのが間違いでした。 日本は先進国などと奢らず、韓国など無視すれば良かったのです。 渡りに船と思った佐藤栄作の責任ですね。 痛恨の失敗です。
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- sudacyu
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<参考> 全般的な論においては、いろいろ価値観の違いもあろうかと思うので、狭い事例について言及します。 現在の日本社会のおいても疑問視されている、戦前日本の「治安維持法」の運用についてです。 戦前、日本の一部であった朝鮮半島において、日本からの分離独立を唱える朝鮮半島の人は、当然ながら「治安維持法」の違反者で、逮捕され、厳しい取り調べを受け、獄死した人も居ました。(日本国内で日本人社会主義者が獄死下のと同様です。) ところが、戦後、「韓国」が独立した時、独立前に日本からの分離独立を唱えた人々が、受けた扱いについて、どのように取り扱ったらよいか? 戦前の日本にとっては、国家分裂の危険思想を大衆に流し、扇動する人物。 独立後の韓国の人々にとっては、祖国を思い、平和的に、言論の自由を守っただけの人。 戦後の日本にとっては、一体どのように評価し、対応すべき人物か? ・質問者さんの求める、戦後両国政府間の「政治解決」が落とし所になりそうな事例であると、御理解できると思います。
お礼
賠償という意味だったという事ですね。 支払った金額からすると戦勝国でもない国に支払う金額ではない気がします。 ありがとうございました。
おそらく、竹島の李ラインで韓国側に拉致された一般市民を救出するために仕方なく、援助することにしたのでしょう。
お礼
なるほど。 日韓の仲が悪いと、向こうにいる日本人に被害がある可能性があるわけですね。 納得のいく理由だと思いました。 ありがとうございました。
- Guan-yu8
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正確に言えば、経済援助ではありません。 では、何なのかと言うと"投資"です。日本は韓国に経済援助をしたのではなく、投資したのです。 ちなみに、経済援助というのは、お金を気前良く渡し、後は好きに使えという事です。 しかし、日本は韓国に対して経済援助、経済発展という名目でお金を出し、実際に多くの日本企業を韓国に進出させ、産業を起こさせました。 その後の日本の対韓国貿易を見ればわかりますが、日本の一方的な黒字です。 つまり、日本の投資が実を結んだという事です。 投資というのは、投資する側とされる側が対等の関係であるべきものです。 ですから、日本人が韓国に対して、経済援助してやったのに、と上から目線でいうのは間違いです。 もし、日本が韓国から一円も貿易黒字をあげていないのならば、経済援助してやったのにと言ってもいいんですけどね。
お礼
私のなんとなくの認識では、日本が韓国政府に資金援助をし、そのお金で公共投資をしたから韓国の経済発展の一助になっている、くらいでした。 てっきり韓国政府が好きに使っているとばかり考えていました。 貿易黒字を見込んだ投資という考えは初めて聞きまして、勉強になりました。 ありがとうございました。
- hekiyu
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抗日運動のリーダーであった李承晩大統領が 戦争被害の損害賠償を強く要請しました。 しかし、日本は、韓国とは戦争していないとして これを拒絶。 そこへ、当時将軍であった親日と言われる朴正煕 が、仲介という形で乗り出した訳です。 日本側は、将来の大統領になるであろう親日家の 朴正煕に期待する、ということで援助という形 で妥協しました。 ”隣国に対する友好的な援助という事なのでしょうか。” ↑ 建前はそういうことですが、援助することにより 北に対する防波堤にする、という意味もあった、と言われて います。 半島が北一色になったり、中国の軍事基地が出来たり するのは、日本の安全保障の点からいって困るわけです。 こういう戦略の基、戦後の米国も日本を援助しました。 国は変わってもやることは同じです。 米国が、天皇制を残したのも、こういった社会主義に対する 防波堤の意味もあったのです。 こういうことを考えると、米国の要請もあっての援助だと 思われます。
お礼
ご回答、感謝致します。 端的なご説明で大変よくわかりました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 要するに ・先進国としてのアピールしたい ↓ ・周辺諸国との関係の改善 ↓ ・韓国との関係改善のため資金援助 といったところでしょうか。 腑に落ちるご説明ありがとうございました。