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美術系学校で学ぶこととは?
- 美術系学校で学ぶことや、美術大学での勉強の順序について教えてください。
- 自分の絵をどうやって上達させるか迷っている主婦の方です。基礎から学んでいきたいけど、絵画教室も近くにないため独学での学習が必要です。美術大学でどのような順序で勉強するのか教えていただけますか。
- 私は水彩画、風景画、デッサン、色えんぴつ、イラストを描けるようになりたいと考えています。練習の順序やおすすめの本があれば教えてください。
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小学校で図画工作の時間、中学や高校で美術の時間がありましたよね? それを思い出してください。 習うのは画材の基本的な使い方、その時のテーマ、くらいじゃなかったでしょうか。 絵というものは自由に描くところから始まりそれ以上でも以下でもないと思います。 習うより慣れろとよく言います。習い事は何でもそうです。 手近にある紙と鉛筆で身近なものを描いてみるところからで良いと思うのです。 美術大学というところで絵の描き方を習うことはありません。 レベルの高い実技試験をパスしてきた集団です。 ひたすら自分の制作の方向性を追求するといった場所です。 なので習える場所と言えば美大に入るために通う美術予備校です。 受験科以外に社会人向けの講座を開設しているところが多いです。 そうしたところではそれなりにノウハウを教えてくれるはずです。 たとえばですがNHKのEテレで趣味DO楽という放送があります。 過去の放送になりますが城戸真亜子さんの油絵の回がありました。 絵の経験のない芸能人が油絵に挑戦する様子が楽しく描かれていました。 導入としてはとても良いと思いました。 https://www.nhk-book.co.jp/doraku/201306_mon.html 絵を描いたことのない人に、構えずに描いてみよう、固定観念を払拭しよう、と提案する意図のある番組だと思いました。 それが実は一番大切なことなんです。 学校に行かなければ絵を習えない描けない、そういう気持ちを払拭してください。 習おうとするなら美術館や画廊めぐりをしてお手本をたくさん見ることがおすすめです。 この絵はどんな技法を使ってるのだろう?そんな疑問を見つけたらそこからとっかかるのも良い。 こんな色使いの絵を描いてみたいな、と単純に憧れる気持ちを持つだけでも良い。 絵を描くというのは心の目を開くことです。 絵画教室へ行けば具体的な指導を受けられて一定レベルまでは上達できると思います。 でもそこから先は結局は同じ。何をどう描きたいかは自分で模索するものです。 順番としてはどちらが良いわけでもなく、むしろ先に自分のテーマを見つけられた人の方が技術はあとからついてきますから上達は早いです。 あとは画材の特性を理解して使いこなすことを覚えるだけです。 童心に返って色や形を操ってみてください。
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- moritaroh
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美術系の大学の場合は、基礎的な技術・技法を教えるところもありますが、理論が中心です。 理論と言えば、美術史系学科なら美術史にあたりますが、それだけでなく、実技系学科は、作品性などについての思考(コンテクスト、コンセプト、etc.)を深めるものでもあります。 ただ、それらを理解し体得、もしくは自身で見つけ出していくためには、それ相応の美術的な理解力が必要になります。 その美術的な理解力は、受験などの実技試験に向けて培ってきた技術・技法を裏付けにする人もいれば、それこそ考え方として他分野の理論をベースにする人もいたりと、人によってさまざまです。 つまり美術系大学は、さまざまなものごとに、美術という考え方をもって応用させようとする力を養い学ぶ場所、と考えてください。技法・技能の訓練校ではありません。 美術系専門学校を技術訓練校という見方をされる場合もありますが、美大ほどではないまでも、ある程度の理論教育は行われます。 美大・専門学校どちらも概ね、技術修練と理論教育が並行しますが、学校によってそのバランスが違う、という感じです。 マンガ家さんの中には、専門学校などで基礎を学んだことがある人もいれば、仕事ですので、たくさん描いているうちに基礎的な技術力が上がって、いろいろな画風で描けるようになった、ということも考えられるでしょう。 絵がうまくなる=技術の習得、と考えて間違いはありませんが、ただ、絵を描く(表現する)=技術を習得する、ということでもありません。 また絵を描くことを学ぶ(勉強する)と、絵がうまくなる方法(技術)を教わるのも別のものです。 鑑賞する力もまた、絵を描く(表現する)、学ぶ(勉強する)うえでは重要なものだと思います。 技術的に参考にするのでもいいですが、それよりも、作品に込められたコンセプトや思いなどを読解しようとした方がいいです。 簡潔に言えば、テーマ性を見つけ出す、ということです。 これらは学校などでも、まだ教育体系がしっかりと確立されているものではないでしょう。 独学でも、さまざまなご自身の経験など(決して優れたものではない些細なものでも)から発展させることができます。 その発展のために、さまざまな作品を鑑賞することが重要でしょう。 技術的な意味でうまくなるのは、それからでも十分かと思います。 が、ひとまず、手近な素材で、かつ安価なものを探した方がいいです。 鉛筆と紙でデッサンから始めてみてもいいですが、水彩絵の具を買って下書きなしでいきなり絵の具で描いてみてもいいです。 また、主婦、とのことですので、普段は捨ててしまう野菜の切れ端などをすり潰せば、色のある汁が出てきますし、お茶やコーヒーを濃いめに煮出せば、絵の具のかわりとしても使えます。 また、鑑賞のほかに、質問者さんが実際に絵を描き始めたら、ひとりでただ描くのではなく、家族や知人などに積極的に絵を見せるようにした方がいいです。 相手が素人であっても、意見や感想などを聞いて、参考にしてみてください。絵を描くことを続けていける励みになると思います。 一番いけないのは、ひとりで悶々と、密室で孤独に絵を描き、自己満足に終わってしまうことです。 絵を描くことは、自分の考えていることや思うことを相手に伝えるコミュニケーションなので、「地道に」ということですが、「気楽に」やった方がいいと思います。
お礼
他の回答者様もおっしゃっていましたが美大では絵の技術向上は期待できないそうですね。 とても衝撃的でした! 皆さんは予備校で絵の勉強して美大で自分の描き方を確立するということでいいんでしょうか? すぐに絵を描くのがうまくなる方法はなさそうですね。 それとテーマが大事なんですね。私が特に惹かれる絵、というか雰囲気はジブリの自然風景画です。 あれは手描きなんでしょうか。 あんなふうに描くことができたら幸せだろうな~なんて思っていますがこれは夢のまた夢です。 近いうち描きだすことを目標にしてまずはテーマを探そうと思います^^ ある程度描けるようになったら誰かに見てもらうことにします。 アドバイスありがとうございました!
- kowaza
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美大卒です。 美術大学で教わることは、…ほとんどないです。 「基礎画力を持った人が、独自のスタイルを確立する、自分の道を発見する場」 という印象です。 デザイン系なら課題がでますが、絵画系ならなおさらで、何も教えません。 アドバイスとしては、美大予備校でしょうか。 社会人も受け入れるところはあると思います。 カルチャースクールでもいいのですが、何年経っても画力が向上しない方をよく見かけます。 誤解を恐れず言えばライフワーク的なところがあって、描くことができればばそれでよい、という雰囲気です。 実際、美大卒などの人が通うと、「何で、こんなところに来てるの?」と言われたりします。 専門は、分かりません。 よくある「初心者の○○」という書籍には、???なものも多いので、鵜呑みにせず、自分なりに画材に慣れてから読むことをおすすめします。 例)このように塗ると、汚れてしまうのでやめましょう。 ※「汚れ」も一つの表現になる。
お礼
技術を習得するための場所ではないのですか!びっくりです。。。 絵の技法を一から教えてくれると思っていたのですが、それは予備校で取得するということなんですね。 なるほどです。 小学校では道具を用意したらさあ描け!って感じで描き方を教えてくれたらもっとうまく描けるのにとか思ってました。 絵画教室も趣味の域みたいですね。 よっぽど絵が好きではない限り絵の技術は上がりそうにないですね。 もう少し描きたいと思えるようになってから取り組んでみたいと思います。 丁寧にありがとうございました!
お礼
小学校や中学校では確かにおっしゃる通り絵具を用意してただ描くという授業でした。 もともと絵を描くのが好きでしたが、技術の向上にはつながらなかったのが残念でした。 もっと踏み込んで描き方や技法なんかを教えてもらえたらもっと絵が好きになっていたんだろうな、って思います。実際絵が苦手な子は美術の時間が苦痛で仕方ないと言ってましたがもったいないな~と思っていました。 いまさら予備校はちょっと現実的ではないので描きまくる以外ないのですね。 美術館めぐりもよさそうですね^^ なるほど、テーマが大事なんですね。 時間がかかりそうですが自分のやりたいようにやってみたいと思います。 ありがとうございました!