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数学C 行列による座標平面上の点の移動の問題
2行2列の行列Aが A2乗=-A という等式を満たしている。 行列Aによる点の移動をFとすると、 Fによって座標上のすべての点がある直線L上に移される。 点(1,1)は点(1,2)に移されるものとする。 問1 直線Lの方程式と行列Aを求めよ。 問2 Fによって点(cosθ,sinθ)は直線Lのどの部分に移されるか。 理系の方で数学Cのわかる方、どうかご回答お願いします。
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以下では、縦ベクトルを書くのがしんどいので、横ベクトルxの転置を x' と書く事にします。 A(1,1)' = (1,2)' A(0,0)' = (0,0)' が分かっているから、直線Lは(0,0)と(1,2)を通る。なので、Lの方程式は y = 2x と決まります。従ってAの第2行は第1行の2倍、つまりAの成分は a b 2a 2b と書けます。 さて、A^2=-Aよりa,bは a^2+2ab = -a ab+2b^2 = -b を満たす。 [1] a=0, b=0の場合はA(1,1)' ≠ (1,2)'だから不適。 [2] a=0, b≠0の場合 b = -1/2 なので、A(1,1)' ≠ (1,2)' となっちゃって不適。 [3] a≠0, b=0の場合 a = -1 なので、A(1,1)' ≠ (1,2)' だからこれも不適。 [4] a≠0, b≠0の場合 a+2b = -1 なのでAは -1-2b b -2-4b 2b ですが、 A(1,1)'= (-1-b, 2(-1-b))' = (1,2)' を満たすbは b=-2 だけ。 かくて、Aは 3 -2 6 -4 と一意的に決まります。 問2の「どの部分」というよく分からん文言は、多分「実数を定義域とするベクトル関数 A(cosθ, sinθ)' の値域を求む」という意味でしょう。 u(θ) = 3cosθ-2sinθ とすると、 A(cosθ, sinθ)' = (u(θ), 2u(θ))' と書けるから、u(θ) の値域が分かりさえすれば答が出せます。公式を知っていれば瞬殺。知らなければ加法定理を使って u(θ) = k (cosφ cosθ - sinφ sinθ) = k cos(θ+φ) k cosφ = 3, k sinφ = 2 と書き換えれば、(-k, -2k)と(k, 2k)を両端とする線分がその「部分」であると分かり、そして、 (cosφ)^2 + (sinφ)^2 = 1 からkを計算します。もちろんφを計算する必要はありません。
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- 178-tall
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>アッ、タイムアップ…。 …の続編。 X = 3cosθ-2sinθ Y = 2X …なる直線上の座標だった。 X = 3cosθ-2sinθ = √(13) sin(φ-θ) : φ= arctan(3/2) だろうから、θをスキャンすれば、その直線上にて [X ; Y=2X } は [±√(13) ; ±2*√(13) ] の間を往復。 …なのかな?
- 178-tall
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>点(1,1)は点(1,2)に移されるものとする。 >… >問2 Fによって点(cosθ,sinθ)は直線Lのどの部分に移されるか。 ↑ ワンポイントのθの写し先じゃなく、θを 0 から 2πまでスキャンせねばならぬらしい。 けっこう、メンドイ。 > A = [a b ; > -a(a+1)/b -(a+1) ] …(0) ↓ …を適用すると、点 (1,1) を点 (1,2) に写すには、a=3, b=-2 つまり、 A = [3 -2 ; 6 -4 ] …(1) これは、点 [cosθ ; sinθ] を [3cosθ-2sinθ ; 6cosθ-4sinθ] へ写す。 あ、タイムアップ…。
- 178-tall
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>A が非正則なら? >A = [a b ; > c d ] >にて、ad-bc=0 が成立つ。 >… >(導出してみて…) 「導出」の一例でも…。 「A が非正則なら」 A の第 2 行は第 1 行の定数 (k) 倍。 A = [a b ; ka kb ] …(0) (a, b の少なくとも一方は非零) 題意により、A(A+1) = 0 。 A(A+1) = [ a(1+a+kb) b(1+a+kb) ; ka(1+a+kb) kb(1+a+kb) ] これが零行列だというから、1+a+kb = 0, つまり k= -(a+1)/b なのだろう。 (0) に入れてみると、 A = [a b ; -a(a+1)/b -(a+1) ] …(0) a=1 の例が、 A = [1 b ; -2/b -2 ] …(1) なのでした。
- 178-tall
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>ANo.5 書き忘れの蛇足。 >A が非正則なら? >A = [a b ; > c d ] >にて、ad-bc=0 が成立つ。 >a = 1 と「規準化 (normalize) 」すれば、 … a = 0 の場合、実数範囲にて解なし。
- 178-tall
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A は 2x2 なので力づくで…。 A が正則なら? A^2 = -A → A = -E -E は「座標上のすべての点」の正負を反転させるだけ。 よって、このケースは度外視可。 A が非正則なら? A = [a b ; c d ] にて、ad-bc=0 が成立つ。 a = 1 と「規準化 (normalize) 」すれば、 A = [1 b ; -2/b -2 ] …(1) の形が A^2 = -A を満たしている。 (導出してみて…) A*[x ; y] = [x+by ; -2x/b - 2y ] = [X ; Y ] となり、Y = -(2/b)*X が成立。(これが直線 L ?) 題意は、A*[1 ; 1] = [1 ; 2] 。 (1) を使えば A*[1 ; 1] = [1+b ; -(2/b)-2 ] 題意を満たすには、-(2/b)-2 = 2*(1+b) の必要あり。 つまり、b = -1 。 問1 や 問 2 の残務はお任せ、としましょう…。
- NemurinekoNya
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こんばんはです。 「Fによって座標上のすべての点がある直線L上に移される。」 と問題にありますので、 Fの行列式の値はゼロになります。 ───ゼロでないならば、逆行列が存在します。すると、1対1対応になってしまう!!─── A^2 = (a+d)A = -A (a+d-1)A = O Aは(1,1)を(1,2)に移動させるので、 A ≒ O よって、 a+d = 1 ad-bc = 0 となります。
- naniwacchi
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こんばんわ。 この時期に 2次試験対策はしない方が(センタ対策にした方が)よいとも思いますが。 #2さんが、A^2= -Aの関係から「ケーリー・ハミルトンの定理」を用いて a+ dと ad- bcの関係式を導き出してくれています。 が、これでは不十分です。 というのは、ケーリー・ハミルトンの定理は「逆が成り立たない」からです。 A=(a, b; c, d)ならば A^2- (a+ d)A+ (ad- bc)= Oである。は成立しますが、 その逆は必ずしもいえません。 手っ取り早い調べ方は、A^2+ A= Oの式と辺々差し引いてみることです。 すると、 (a+ d+ 1)A= (ad- bc)E という式が得られます。 あとは、両辺を割ればいいのですが、割るためには条件が必要です。 a+ d+ 1= 0のときと a+ d+ 1≠ 0のときとで場合分けになります。 これは A^2= -Aの成分を比較した関係式からでも出てくる場合分けです。 いまの問題では、「点(1,1)は点(1,2)に移されるものとする。」の条件により 片方の場合分けは不適となります。 直線:Lについては、推測を立ててそれが正しいことを示すのが早いと思います。 (直線の方程式を置いてから導き出すこともできますが、ちょっと面倒)
- NemurinekoNya
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ただの計算問題だと思うんですけれど・・・。 行列Aの一行目を[a b]、二行を[c d]とします。 平面が直線Lに移るというのですから、Aの行列値 =ad-bc = 0 さらに、A^2 = -A なのだから、 a+d = 1 ad-bc = 0 Aによって、点(1,1)が(1,2)になるというのですから、 ここから、二つ等式が出てきて、 連立方程式は解ける!! 原点OはAによって、Oに移る。 (1,1)は(1,2)だというのですから、 直線Lはy=2x になります。 (2)は、行列Aが求まれば、解けるはず。 ガンバレ!!
- Tacosan
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最初から考えるつもりがないのならともかく, ちょっとでも考えたというなら「どこまでわかってなにがわからないのか」くらいは書けるはず.