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地球が丸いことと、天動説の関係について

古代人の宇宙観は地球が平面で天動説、というのが一般的常識になっています。 しかしものの本によると(岩波、地球を測るなど)エラトステネスは夏至の太陽の南中角度を測って地球が丸いこと、さらに地球の直径までも示しています。 古代人は地球が丸いことを知っていたのではないかと思います。 人間の宇宙観は「地球=平ら、天動説」から「地球=球、天動説」「地球=球、地動説」と変化していったと思いますが、間違っていますでしょうか。 もし正しいなら、「地球=球、天動説」の人たちは地球の裏側のことをどう考えていたのでしょうか。まだ万有引力は発見されていない訳だし、、、、 そもそも「地球」という言葉は球であることを前提にしているわけですが、この言葉はいつ頃生まれたものでしょうか?

みんなの回答

  • ametsuchi
  • ベストアンサー率31% (81/257)
回答No.3

また、nozomi500さんと一緒になりましたね。 手元の資料「東西天文学史」(山本一清編)からのパクリですが...。 1)バビロニアの天文学では既に、「サロスの周期」、即ち、日蝕の周期が知られていた。古代エジプトにおいてはナイルの氾濫を知るために太陽の正確な周期が知られ、太陽暦も使われていたようだ。ただ、地球が丸いという認識があったかどうか分からない。 2)ギリシア時代は様々な考えが輩出した。 ・ターレス:地球が丸いことを知っていた。地球面を熱帯、温帯、寒帯に分類。 ・ピタゴラス:地動説を唱える。フィロラオスらもこの考えを引き継ぐ。 ・ピタゴラス派のニセタス、ヘラクリデス、エクファントス:地球の自転を発見。 ・アリスタルコス:彼も地動説を唱える。 ・エラトステネス:地球の大きさを測定。 ・アポロニウス:周円天説(天動説) ・ヒッパルコス:ギリシア天文学の完成者。 3)日本: ・安土桃山時代、宣教師によって西洋天文学が導入される。 ・18世紀麻田剛立は日本で始めて天動説を唱える。ケプラーの第3法則も独自に発見。 ・渋川春海の本(上の本とは無関係)には、「何故地球が丸いのか」説明がある。曰く、 a)月食の時影が丸い。 b)舟で航海すると、徐々に陸地が見えたり、消えたりする。 c)緯度の違い(=南北)によって、影の長さが異なる。 まあ、こういう事を力説すること自体、庶民レベルでは、地球は丸いという意識は薄かったのでしょう。今だにこのサイトなどでも、「宇宙の外側は?」なんて質問がくり返し出ますが、あれと同じでしょう。 「地球の裏側のことをどう..」:どうなんでしょうね? 「「地球」という言葉...」:何時からなんでしょうね?チト分かりません。

massaur
質問者

お礼

ありがとうございました。 東西天文学史ですか。面白そうな本ですね。今度読んでみようと思います。

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.2

地球が丸いことは古くから知られていながら、宗教的な意味で「円盤」と信じる(「球」では、聖地が「中心」になり得ない)ことが徹底されていた、ということがあります。TOマップといって、世界の中心がローマだとか・・。 地動説をいった人もいたような・・。言うだけなら誰でもいえることですが、コペルニクスまで、理論立てていえなかったのでしょう。 「万有引力の法則」は発見されていなくても、エラトステネスの時代に、地球が丸ければ、裏の人間が落っこちる、とは思ってなかったのだと思います。ニュートン以前にも、地球の中心に向かって物が落ちていくことぐらいは知られているでしょう。「法則」でないだけで。 ちなみに、水平線に消える船の話はまちがいです。水平線までの距離は約4km。そこからさらに4km進んで、喫水の1m上が水平線の下に沈みます。8km先の1mが見えますか? これは、船に乗った人が、沖に出るにしたがって、波止場が消え、ふもとの町が消え、最後に山々が消えていく、という話を逆に伝えたもの。 さらに、おまけで、水平線が「丸く」見えるのは、錯覚だということです。(以前そういう質問をしました)

massaur
質問者

お礼

ありがとうございました

  • gif317
  • ベストアンサー率32% (71/216)
回答No.1

地球は日本語、英語はearth訳すと大地になりますから…。日本人は江戸時代の坂本龍馬の話などで見ても地球が丸いことに驚いているわけですし、語源は明治あたりにあると思いますよ。(あんがい、まるいだいちで地球と名付けたのかもしれませんね)。人間の宇宙観と言ってもたいていの古代人は神話(誰がつくったのかは知りませんが)を信じていて、その中で天動説(神話自体が古いから)を行っているので既に神話のある世界で地動説を唱えても誰も耳を貸しません。生きてるヒトにとってまるであろうが平らであろうがどちらでもイイですし。ただ、コロンブスのように地動説が信じられている時に天動説に似た考えを持っていたヒトもいたようですね。コロンブスは水平線に消えていく船を見て気づいたそうですが、たしかにギリシャやイタリアのなどの海沿いで基本的にこれらの話がでてきているように思いますので、そういった一部のヒト意外は。  「地球=平ら、天動説」から「地球=球、天動説」+「地球=平ら、天動説」(大多数の人間はこちら) から「地球=球、地動説」 になったと考えればいいのでは、基本的に宗教、哲学、イスラム世界このあたりの世界史を勉強して見てください。

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