- ベストアンサー
社内ファイルサーバ導入の検討にご助言ください
- 現在、社内にファイルサーバの導入を検討しています。全体の社員数が30名程度の会社に所属していますが、現在、ファイルの保管が各自のPCもしくはDropBox(無料)で行っています。バックアップ環境が無い運用は問題があると思い、上司に提案していこうと思っています。
- 導入の条件として、本社と店舗での顧客管理を共有し、別ネットワークでも共有したいと考えています。また、本社ではCG作成なども行っており、比較的HD容量が確保できることが求められます。
- 検討している方法としては、1. サーバー構築、2. バッファローから出ているようなNAS製品、3. クラウドサービスがあります。しかし、具体的な知識や費用予測に不安があり、他のアドバイスも求めています。会社の成長を考慮しながら、最適な方法を教えていただけると幸いです。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
さて、議論が白熱(?)したところで、ここらでいったん話をまとめたい。今までに出た選択肢は大きくわけて 1.オンプレミスでストレージ機器を置き、拠点間はVPN。 2.クラウドストレージを使う。GAとDropboxの選択肢が有力か。 の2つとなりそうだね。 それぞれのメリットとデメリットをまとめると、 1.Excelなどの同時に開く時にNAS経由である事が前提(ファイルレベルでファイルをロックする)というのに対して親和性が高い。ファイルをインターネット外部に漏らさないので置くファイルが社外秘ならこちらの選択肢になる。機器の選定、VPNの選定、バックアップ体制の検討が必要になり、かつアクセス権も適切に設定する必要がある。初期投資が大で、ランニングが小で運用維持の労力は中と行ったところか。RAIDと世代管理(WindowsならVSS、MacOSならTimemachine、LinuxならLVM、FreeBSDやSolarisならZFS)の組み合わせで、ディスク一本や二本の故障には耐えられるようになる。サーバーが火を噴いたとかになると無理だけど。 2.維持管理に気をつける必要は一切ない。初期費用はほぼ無い。世代管理は別料金にて提供。うちはGoogle Apps for Bussinessの正規代理店なのでGAしか使った事ないけど、Dropboxもほぼ同じなのかな(今Dropboxサイトをざっとみた感じ、Dropboxの方がGAより1割引程度の価格帯ってところか)? ただし、アカウントとパスワードさえあれば世界中どこからでもファイルにアクセスできるので、機密情報などは保存しない方が良いかも知れない。 速度と容量については、どちらも一見1の方が有利のように見えるけど、今の時代は既にGoogleドライブも金さえ払えば16TBまで使える(個人向けGoogleドライブが16TBで約8万円/月、Google Apps for Businessの組織全体のGoogleドライブが16TBで約12万円/月)。速度も、下手なVPNを張るよりかは各拠点からGoogleドライブに保存した方がむしろ速いパターンもあるだろう。ランニングコストは前述のとおりストレージ容量見合いだ。 クラウドストレージは、要件によっては逆にどこからでもアクセスできるという強みにもなるだろう。うちの会社は、社内NASとGoogleドライブで置くファイルを分けていて、申請すればNASのファイルを自分のGoogleドライブにコピーして外に持ち出す事ができる制度にしている。会社に帰ってきてからNASに書き戻すわけだ。ただ、どれを書き戻せばいいのか分からなくなるので、GoogleドライブにWindowsのブリーフケースを作ってその中にNASのファイルを入れればいいんじゃないかと思って試してみたけど、Googleドライブに入れたブリーフケースデータベースが壊れるっぽいのでその作戦は駄目だった。 さて、余談が多くなってしまったけど、オンプレミスストレージは、機器を自分で管理しなきゃいけない、容量の増加に応じて初期費用が増加、ランニング費用はあまり増えない、バックアップ体制を敷くならバックアップ時間の増加など手間は増える。世代管理やバックアップを組み合わせる事で、誤ってロストしたファイルをある程度復活させる事ができるようになる。 それに対してクラウドストレージは容量の増加に初期費用はほとんどかかってこず、ランニング費用が増加する、バックアップ体制云々の話は無いに等しい。言ってみればストレージのアウトソーシングだ。 Google Apps for Businessでお見積もり(笑)を行いますと、50人の体制で、かつ組織全体として5.5TBの容量が欲しいとして、月々が50人×600円=30,000円+4TBの追加容量が約30,000円、締めて60,000円前後というところですな。これに加えて世代管理が欲しいなら人数あたりの方が倍になって50人×1,200円=60,000円+4TBの30,000円=90,000円となります。 60,000×12ヶ月=720,000円(世代管理なし)という年額でストレージ一切合財をGoogleにまかせられるのが高いか安いかという判断になろうかと思います。もちろん、30アカウントで開始し、40人になったらその時に40アカウント、50人になったらその時に50アカウントに増やすということも可能です。 お分かりだと思いますが、オンプレミスストレージとクラウドストレージはどちらかが一方的に優れているというものではありません。使う人数、拠点数、拠点間に必要な速度、保存するファイルの機密性などからどちらが適しているかを判断する必要があります。そしてGoogle Apps for Businessを選ばれた場合にはぜひ弊社へお申し付けください。
その他の回答 (5)
- coconav
- ベストアンサー率12% (1/8)
たびたびの投稿申し訳ありません。 「ご質問に回答します。」でした。
- coconav
- ベストアンサー率12% (1/8)
スマホから補足失礼します。 ご回答します。 NASは小規模だろうと想定してました。 私が請け負ってる顧客でも30万そこらのNASを導入していました。 コントローラが故障した際に、修理代40万と言われてそれでも驚いたんですが 最終的に提示された金額は160万で結局ハードは直らずUSBメモリにデータを退避させただけで帰ってきました。 工賃にデータ復帰の可否は関係ないので払うしかなかったのです。 しかし、HDDに異常はなかったので実質向こうがやった事は取り出してデータを移しだけ。 コントローラが壊れてると直感で分かっていたのですが、それでもNASに組み込まれているレイドコントローラの封印を解いて自力でやった場合保証はなくなりますので、自分では出来ませんでした。 見落とされがちですがハードで一番壊れやすいのはHDDではなく電源、コントローラの順ですからHDDを何台積んでようと本体が先に壊れて修理代が嵩む可能性は大きくあります。 そういう意味ではバックアップがあれば良いのかというとそうでもなく、結局ハード故障の可能性を2倍にしてるだけです。 大きな企業などはそういった事態を考えて家電屋の安いものを使わず同性能のものでも多額の金を払ってサポートの出来る代理店を通して保守契約を結んでます。 結果としてそちらの方が安上がりだと試算しての事です。 でも、小規模では保守料金を払うよりストレージサービスを利用する方がずっとコストが安いと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 NAS故障時の費用の情報ありがとうございます。 非常に参考になりました。 現在はNASの仮検討としてバッファローやI/Oデータのハードを検討していまして、その保守金額にどこまでの費用が含まれてるのか確認していきたいと思います。 また参考になる情報がありましたらご提供宜しくお願い致します。 それでは引き続き宜しくお願いします。
- coconav
- ベストアンサー率12% (1/8)
社内サーバや、NAS製品については「会社が火事になったらどうするの」問題がありますので、 選択肢としては良くない気もします。 それとNASはHDDが故障すれば簡単に交換が可能ですが、 本体が故障した際のコストが本気で馬鹿にならないのでまったくオススメしません(メーカーがボリまくります) ゆえに、30人規模ならばDropboxの選択が正しいように感じます。 より組織的な仕組み(共有など)を望むならGoogleAppsなども選択肢に入れて良いかもしれません。 成長してより組織的な仕組みが必要になったのなら商用のストレージサービス(お高い)はいくらでもありますので、 そういうものの導入を考えれば良いとは思います。 ちなみに、企業向けDropboxならば、バックアップも当然の事ながら歴代管理もあったと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり申し訳ございません。 私がこれまで社内サーバのある環境で過ごしてきていましたので、社内管理が当たり前(保守サービスは依頼しますが)かと思っていました。 クラウドサービスはその+α程度のものだと思っていたので、意見をお伺いすることで考えを改めることが出来ました。 増員していく上でのランニングコストの増額を考慮してNASとの比較をしていきたいと思います。 ちなみにcoconavさんが考えていらっしゃるNAS製品はどの程度の金額のものでしょうか? 4~6DISKのもので考えていたので、故障した際の本体コストをそこまで大きく見積もっていませんでした。。。 (約30万程度)
- anmochi
- ベストアンサー率65% (1332/2045)
NASに先立ってネットワークを統合するという話に最終的にはなると思うんだけど、今本社と店舗で別々にインターネット接続をしているのならVPNを張る事になるだろうね。IP-VPN(回線業者がやってるサービス)、広域イーサ(主に電力系の業者がやってるサービス)、インターネットVPN(インターネットを経由して暗号化データをやりとりする、IPsec-VPNやSSL-VPNなど、いろんな業者がやってる)で、速度、安全度、安定度、価格のトレードオフで決める事になるだろう。 ただ、NASはそれぞれの拠点で用意し、顧客管理などは個別にWebなどの共有できるシステム構築を行うというのも手だ。お金はかかるだろうけど。 まぁ、その上でNASの導入がお手軽お気軽でいいんじゃないかな。アイオーデータさんやバッファローさんで、HDDを4基積んでRAID5できるような奴なら容量的にも問題なかろう。 バックアップ体制についてだが、今はWindows ServerでもLinuxでもSolarisでもMacでもソフトウェア(OS)レベルでファイルの世代管理(間違ってファイルを消してしまっても最悪今朝の時点までは復旧できる)とRAID機能を両方持っているので、複数台構成にする必要はないと思う。金が余って困ってる(うらやましすぎ!)ってんなら複数台にしてもいいけど。 サーバーでも、NASとしてしか使わないなら本体は30万程度のやつでいいよ。OS(Windows Storage Server 2008 R2 Standardとか)込みでもそんなもんだ。そんななんでもかんでも100万かかるっつー訳じゃない。 一般的にIT機器は5年に1回は買い換えた方が良いと思う。使い捨てと考えたら、安いNASでファイル共有だけしとくってのが、お手軽便利で最終的に一番得だと思います。 VPNに関しても、業者がやってる専用VPNサービスは5年後はどうなっているか分からないけど、インターネット自体は絶対に5年後も存在していると思うのでインターネットVPNでとりあえず構築してみたらいいんじゃないでしょうか。ただ、VPNは結構遅いのでそこはまぁ織り込み済みで全体のネットワークを設計していただきたい。
補足
ご回答ありがとうございます。 提案していただき非常に助かります。 理解不足で申し訳ないのですが、基本はNASのみでデータの冗長化を行えるので、そこにVPNを導入するだけでOKということでしょうか? それとも、NASの不具合を見越してバックアップ用のHDDを用意し、その管理・運用をサーバーに託すというところまで検討するべきでしょうか? 引き続き宜しくお願いします。
- IDii24
- ベストアンサー率24% (1597/6506)
要望として本社と支店での利用とある時点でVPNの敷設が必要ですが、その辺はどのように考えていますか? まず社内のLANの構築が先で、ドメインサーバーやネームサーバー、しいてはRADUSサーバーなどの設置、管理が必要です。 逆にそこまでできればファイルサーバーなどは全然大した問題ではありません。つまり業者さんに連絡して見積もりを取る。これが今やらなければならないことです。 内部でやろうとすれば安いようで実は高くつきます。またヤマダ電機やヨドバシカメラなどになれてしまっている人たちから見れば、目の飛び出るほどの金額が提示されてもそれが現実です。 それを覚悟で社内で検討しましょう。会社の成長を考えるなら年間保守費用、社内人件費、ランニングコスト、減価償却までの税金そしてライフサイクル。これらを揃えて5年計画ぐらいでペイ出来る計画をたてましょう。 それを持ってクラウドの方が安いかも知れないという事も出てきます。まず業者を呼ぶ。規模感をつかむ、そして社内で調整し現実性を確認する。
お礼
ご回答ありがとうございます。 社内でVPNを導入しようとすると、色々とサーバーを構築しなくてはならないのですね。。。 検討する上でのポイントが非常に参考になります。 どの方法で進めていくにしても上司に説明する際に比較対象は必要なので、まず業者に連絡してみようと思います!
お礼
まとめていただきありがとうございます。 導入事例など非常に参考になる情報で、何度も読み直してしまいました! 現状、クラウドサービスとのコスト比較のためNASとVPNの選定を行っています。 社内ネットワークがフレッツなので、フレッツのVPNを導入した方がコスト面では安価かなと思っています。 また参考になる情報をいただける場合は提供をお願いします! 引き続き宜しくお願い致します。