- ベストアンサー
台湾と朝鮮統治の学術的学説について教えてください。
台湾では、比較的日本統治について冷静かつ評価をする人が多いです。 一方民度の低い韓国では、統治時代を感謝していないように思えます。 これはつまり 台湾を汗水たらして台湾のために拓殖した立派な日本人が多く配属されたからでしょうか? それに対して民度の低い韓国には、そんな程度の地域なので 威張る日本人が配属されたからなのでしょうか? 学術的な見解を教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
政治学的に言えば台湾に住む人たちは中国本土に住む人たちに対してアンビバレント(愛憎、好悪、賛否が相反する感情が同時に存在する状態)な感情を抱いています。 今の台湾は共産党との抗争に敗れ台湾に亡命政府を建てた国民党の流れですが、その前には女真族国家である清に敗れた漢族の明王朝が1661年に台湾を占拠していたオランダ人を追放し本拠地としました。つまり、台湾では中国の政治的正当性は自分らにあると思いつつも実情は政治的マイノリティに陥っていることを認めざるを得ない、という政治状況が400年も続いているのです。このために共産党中国には感情的に同調したくない機運が少なからずあります。 歴史的見地でいえば同じく日本が支配した韓国とは経緯が異なります。台湾は日清戦争の結果、日本に組み込まれましたが、当時の台湾を清朝は「化外(けがい)の地(皇帝の支配する領地ではない)」としてまともな統治をしておらず、日本の台湾占領時も一部漢人グループが蜂起しましたがオール台湾の活動とはなりえず多くの台湾人は支配者として清よりも日本を選んだと言えるでしょう。 他方韓国には清の冊封を受ける李氏朝鮮王朝がありました。日本は大日本大朝鮮両国盟約を締結し「朝鮮の独立のためのもの」(第一条)として日清戦争を行いましたが、むろん本音はそこにはなく、戦勝後15年かけて韓国を解体し併合しました。韓国ではその期間を通して反日蜂起が相次ぎました。早い話が、騙したうえで無理やり支配下にしてしまったわけで、これが韓国民の日本に対する恨の意識の基盤になっています。 そうそう、台湾の親日意識の重要な部分に鄭成功があるでしょう。彼は明朝の官僚だった鄭芝龍と日本人の母田川松の間に生まれた混血児です。清に滅ぼされようとしている明を擁護し抵抗運動を続け、永暦帝を奉じて台湾に渡りました。鄭成功の活躍は台湾の人たちの誇りであり国家的英雄です。中華民国海軍のフリゲート一号艦名が「成功」なのです。
その他の回答 (1)
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
台湾で日本統治時代を賞賛するのは内省人です。 外省人は感謝もしません。 民族的なものですね。 日本人は関係ありません。 朝鮮人がそういう民族なのは弥生時代から分かりきったことですよ。
お礼
韓国を併合してあげた経緯についての 見解は疑問ですが 回答者さんの高い歴史史観に対して敬意を払いたいと思います。 とても誠実な回答ありがとうございます。