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日本の飛行機はなぜ火山が近くにあっても飛べるのか?
- ヨーロッパでは火山噴火の影響で空港が閉鎖された経験がありますが、なぜ日本の飛行機は火山が近くにあっても飛べるのでしょうか?
- アイスランドの火山噴火では火山灰が広範囲に降り、空港が閉鎖されましたが、日本の火山灰は降らないことが多いため、飛行機が飛べることがあります。
- 桜島のような常に活動している火山でも、火山灰が降らないことが多く、近くの鹿児島空港でも飛行機が飛べる状態が続いています。
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噴火に伴う噴出物がどの程度の高度にまで到達したのかが大事 今回の桜島の噴煙はおよそ5千メートルだそうです 一方で旅客機の巡航高度はだいたい1万メートルよりも上ですね 2010年アイスランドの噴火の際には、時期によっては二万メートル弱まで到達したと聞いている 噴煙が5千メートル付近なら空港へのアプローチ時に注意すれば良い程度だが 巡航高度に延々と噴煙がたなびいていれば、その影響は格段に大きいと思われる で問題なのは、1万メートル付近というのは(コレも季節によって異なるが)成層圏と対流圏の境目に近い 対流圏というのは雲があって雨が降る範囲なので、そう言った天候によって噴出物は比較的早期に地表に降着する しかし、一旦成層圏まで噴煙が上ってしまうと長期間に渡って留まる性質がある もっと前のフィリピンのピナツボ火山とかもっと前のセントヘレナ火山の噴火の結果、多量の噴出物が成層圏で循環して地球規模の異常気象の要因ともなった程 今回の桜島噴出物は、対流圏内に留まっているので噴火さえ収まれば比較的早期に収束するはず
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- santana-3
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日航や全日空は,「桜島噴煙回避方式」と呼ばれる飛行マニュアルがあり、噴煙を回避しながら飛行しています。 風向きで飛行場に噴煙が流れてきた場合は、離着陸に影響が出る事もあります。
お礼
ありがとうございます。 そういったマニュアルまであるんですね。 火山立国の日本ならではですかね? さすがに空港を覆うような形で噴煙が移動 した場合には無理なんですね。 このときも目には見えない程度の量でも 飛行機の航行はNGなんですよね?
- phj
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分かりましたかね。 日本国内を飛んでいる国内線は距離が短いので、あまり高い高度までは行きません。 ですから、噴煙がありそうな場所を避けて飛べば良いわけです。 また桜島の噴煙はせいぜい5千メーター程度です。この高度だと比較的早い時間で下に落ちてきてしまうので、日本列島を飛び越えて飛ぶような国際線の高度(1万メーター以上)には噴煙の影響はないのです。 アイスランドの噴火の際は1万メーター以上まで噴煙があがり、この高度だと偏西風という強い風が吹いているので、噴煙は落ちずに周りに広がってしまうのです。 この高度の違いと偏西風で拡散するかどうが、大規模に飛行停止になるかどうかの分かれ目になります。
お礼
ありがとうございます。 もやもやと疑問に思っていたことが解決しました。 当時はこんなに綺麗な青空なんだから頼むから 飛んでくれ…、って気持ちでした。
- jhiyo
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アイスランドの大規模な噴火では噴煙が上空1万mに達し、ジェット気流により火山灰が広範囲に拡散たためです。
お礼
回答ありがとうございます。 上空に広範囲に広がったため濃度は薄かったんでしょうか、 飛べないことには変わりないんですね。 イタリアでも飛べないことがわかりました。
お礼
回答ありがとうございます。 非常にすっきりとする回答がいただけました。 高さが重要なんですね。 濃度は少しでも大量でも飛行機は飛べないことには 変わりないんですかね。アイスランドの時は綺麗な 青空で火山灰は微塵も感じませんでした。 鹿児島ではアプローチの時に問題になると思いますが、 風向きによって迂回するなどの対策をとっているので しょうか? 成層圏まで上がるというのはすごいですね。。。 ありがとうございました。