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東北地方太平洋沖地震について
宮城県沖地震が大凡20-40年周期で発生して、今回のような連動型の超巨大地震が600年周期で起こると聞いています。今回のような大きな津波を伴う巨大地震はしばらく起こらないと思うのですが、どのように予測されているのでしょうか。また、もし当分発生しないといわれているならば、建築物の寿命が50年程度、また、今時何世代も同じ場所に住むこともないので、ひと世代が30年と考えた場合、住居の高台移転は合理的な考えではないと思うのですが、あまりそのような考えは聞きません。何故でしょうか。
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ANo.3です。 > アウターライズ地震というのは実際東北地方太平洋岸で記録されているのでしょうか。 昭和8年(1933年)の昭和三陸地震がアウターライズ地震です。 これは明治29年(1896年)の明治三陸地震に影響を受けたものであると検索すれば出て来ます。 【参考資料】 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/635308/
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- 517hama
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今言われている地震周期とは主に ・歴史的に記録をされている(古文書など) ・地層の堆積物などから歴史的な記録を探している ・土地の変動率を計算 こういったことから周期予測をしています。 ですから100年に1度といっても、100年間に1度来る可能性があるというだけで、今年起こって次の100年間のどこかでですから、可能性は低いですが翌年かも知れないし100年後かも知れません。またあくまで統計学ですから、実際には100年以上後かも、100年間に2回かも知れません。 それと、あくまでこの統計学についてもひとつの震源域に対しての考え方です。 遠くの震源域で今まで想定していないような大規模な地震が発生すれば、同じように大きな津波がおそう可能性はあります。 東日本大震災よりも前にも大津波が東北地方には襲われており、堆積物などからもそれは証明されています。また、今回神社仏閣の多くが残ったのは、過去の津波で流された経験から、当時の人たちが被害にあわない場所に設置したからといわれています。 そして、そこよりも海側に家を建てるなと指摘している地域でも、実際には家が建てられて今回被害がたくさん出ています。 確かにいま生きている人には同じ場所に再建しても自分の世代では津波が来ないかも知れません。でも、これから先津波が来ないわけではなく、いつかは訪れる津波に対して、私達が学んだことを少しでも無駄にしないためには、高台に移転すべきだと思います。 人は大変なことであっても忘れていったり、記憶が薄れて言ったりするものです。 また、いつかは移転するのであれば、ライフラインの復旧などに無駄な予算を掛けるのではなく、みんなが高台に移転することで予算的な負担も減ることになります。 そうした観点から高台移転が進められているのだと私は認識しています。
お礼
一番の理由は、今から数十年間の津波被害の期待値と、その後の数十年間の津波被害の期待値は、前者のほうが低いので、合理的に考えれば現時点での高台移転は後日(次の世代で)の高台移転に比べ無駄が大きくなる可能性が高いこと。 二番は、人口も減っていくことが明らかなので、おそらく今高台に移転する人々の寿命が尽きたのち、次の世代も高台に住む人が出てくるとは思えないので、インフラの整備が無駄になると思います。
- princelilac
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「地震の予測が可能」というのは科学者のロマンに過ぎません。確率50%なら、下駄を放り投げて予測するのと同じです。いつ、どこで、どの規模でが当たらなければ予測とは言えません。古文書を紐解いて何年周期で起こったのかと、過去のデータをまとめるのが精一杯です。 >…あまりそのような考えは聞きません。何故でしょうか。 「30年以内には発生しない」と断言できないからです。
お礼
回答ありがとうございます。 all or nothing的な考え方でなく、期待値(確率)にて考えるべきだと思います。
始めに地震や津波と言った自然災害の予測は出来ませんし、有りません。ただ歴史的な周期を問題にしているだけです。東海地震なんて20年前から何時起きても不思議でないと言われていますが未だ起きません。50年でも100年に一度の地震でも起きれば多くの人命が失われる可能性が大きいので起きる前に高台移転を考えているのです。今回の東日本大震災の津波被害も過去の教訓を生かし海岸沿いに住まず高台に住んでいれば大方の人命は救われただろ言うと言われています。今回の津波被害もあと10年も経てば忘れられ海岸沿いに住む人が出て、そこに津波が起きて被害は出るでしょうけどね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今まで平均してどのような周期で地震が起きてきたので、今後一定期間の間にどのくらいの確率で地震が発生するのか予測しているのではないでしょうか。東海地震の予測も確率の問題ですから、今まで20年間何もなくても、その予測がおかしいとは言えないと思います。 今後しばらくの間は津波被害の期待値は低いでしょうから、便利さを考慮して、しばらくは沿岸部に住んで良いと思います。一定の期間の後に必要ならば高台に移転すればよいと思います。
- Epsilon03
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> 今回のような大きな津波を伴う巨大地震はしばらく起こらないと思うのですが 全く根拠の無い思い込みですね。 東北地方の沖合には地震の空白域が未だ存在しています。 次はその何処かが震源になるかも知れません。 今回の巨大地震でエネルギーが解放されたから、当分起きないと言う学者も居ますが、科学的データが乏しいです。 逆に開放された事で他の空白域の歪みが大きくなっていると言う学者も居ます。 これだけ見解が違いますし、地震予知についても未だ入り口の段階ですから、ハツキリした事など言える段階ではありません。 高台移転が合理的では無いとの考えの様ですが、その根拠は何処に有るのでしょう。 今被災地では高台移転や土地の嵩上げなどの検討や進んでいる所は開発や移転にまで入って居ます。 東北地方太平洋沖地震規模の地震が起きた後は、アウターライズ地震が起きると言われて居ます。 陸地での揺れは大きくはないが、大津波が発生しやすい地震です。 その場合、高台移転が合理的では無いと元の所へ家を建てれば、また同じ様な被害に見舞われるだけでしょう。 結局は同じ事の繰り返しって事にもなりかねませんから、高台移転は合理的な方法の一つです。 恐らく質問主さんは被災地の状況については殆ど理解されて居ない様子と思いますね。
お礼
ありがとうございます。アウターライズ地震というのは実際東北地方太平洋岸で記録されているのでしょうか。地震の科学的予測は良く分からないのですが、歴史と言い伝えからは、忘れた頃に危険と言われているので、今回も忘れるころまでは比較的安全で、皆が忘れるころに高台に移転するのでも良いかと考えた次第です。
- madausa
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地層、断層から過去の地震動を読み取ることができます。 それによってこれまでに起こった中規模地震、大規模地震の大まかな周期を予測します。システムとしては天気予報と同じですが、天気予報と違って圧倒的にサンプルの数が少ないため比較にならないほど不正確な予測になります。 まず第一に大陸プレート型の地震だけが津波の原因ではありません。先の巨大地震は大陸プレート由来の長周期地震でした。大陸プレート型の地震は比較的予測ができます(といっても50年単位のどんぶり勘定)が、そうでない地震は予測が困難です。 第二に津波は文字通り波動です。理科の授業で習ったことがあるかもしれませんが、波動は非常に減衰しにくいのです。地球の裏側で発生した津波が日本まで伝達するなんてこともあります。 また「一度大地震があったので当分は無い」という考え方は誤りです。経験測によれば確率は低くなりますが、理論上は連続して来ることもありますのでご注意ください。小さい地震が散発的に起こればガス抜きになって大地震が起こりにくいという考え方もよくある誤りです。 津波の危険性のある箇所から高台へ移転するのは非常に合理的です。現在、日本の工業地帯は利便性や地価の問題から沿岸部に集中しているため非常に津波被害を受ける可能性が高く、移転によるリスク分散が求められています。近年、東北の津波被害を目の当たりにして、やっと本格的な実施案が検討されました。 住宅においても同じことが言えます。ですが、リスクを怖れずに利便性や地価の安さを求めて津波被害危険地域に家を建てることもまた合理的な考え方であると思います。 確率的な話をすれば、質問者の考え方は正しいし、なにより家屋に被害をもたらす災害というものは津波のみに限定されるものではないからです。津波を逃れて山へ行き土砂崩れの被害にあったら元も子もない。
お礼
ありがとうございます。 地震は「理論上は連続して起きる」とのことですが、東北地方太平洋岸はまだその時期にあるのでしょうか。巨大地震ののち、最も巨大地震や津波の少ない時期というのは統計上知られているのでしょうか。 さまざまな因子を天秤にかけての合理性に対し理解をしていただきありがとうございます。
- hideka0404
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600年後に来る訳ではないので。 高台移転は合理的ですけど?
お礼
お返事大変遅くなりました。資料ありがとうございます。大変参考になりました。