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主力戦車の存在意義
お世話になってます。 最近自衛隊のイベントに行ったとき、 自衛官から興味深い話を聞きました。 戦車以外の兵器が各段に進歩しているので、 戦車の戦闘能力は低く、実戦で使うことはまず無いとのことでした。 外国の軍隊でも、戦車は同じような位置付けなのでしょうか。
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地上戦における存在意義が薄れているのは確かですが、 なくても良いとか、実戦には使わないとなると、 そんなことはありません。 戦争の最終段階は、 制空権でも、制海権でもなく、 土地を「占領」することです。 確かに、ヘリや無人爆撃機など航空機の発達は目覚ましく、 これらのない戦闘は、考えられません。 しかし、航空機やミサイルでは、戦闘を終結できないことも 何度も証明されています。 最終的には、地上を制圧しなければならないのです。 そのとき、戦車は役に立つのですよ。 例えば、戦車は、留まっているだけで、 24時間その場所を占領できます。 戦闘ヘリをある場所に24時間、飛ばし続けるというのは、 現実には無理なのです。 戦闘時間は、せいぜい、数時間。 また、天候の問題もあります。 ヘリは悪天候では飛ばせられない。 でも、戦車は悪天候でも問題ありません。 価格も問題。 自衛隊のAH64D戦闘ヘリは、 一機200億円以上すると言われている。 戦車は10億円程と言われています。 しかも、戦闘ヘリは一発500万円のスティンガーミサイル (人が持って発射できる携帯ミサイル)で、撃ち落とせる。 なので、重要だけれど、やたらと投入はできないのです。 つまり、戦闘ヘリを大量に投入して、歩兵の支援をする というのは、実は、現実的ではない。 なので、制空権を取る航空機(戦闘機とヘリ)と、 地上を制圧する歩兵や戦車という二つの組み合わせは、 当分、なくならないでしょう。
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- jg5dzx
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はじめまして。 「主力」戦車の存在意義ではなく、「戦車」の存在意義だと思いますが。 質問者様が話を聞いた自衛官が言いたかったのは、たぶん 「戦車以外の兵器の性能が格段に進歩しているため、相対的に戦車の有効性が低下している」 と言うことだと思われます。 戦車自体の話をしますと、自衛隊の最新式戦車「10(ヒトマル)式」などは、従前の「ソ連による北海道侵攻に対応するため」一般道を走れないほど大きかった「74(ナナヨン)式」戦車とは違い、車体も(ある程度)小さく、高速走行にも対応し、戦車同士が戦術ネットワークで結ばれて戦略的活用もされるようになって来ました。 また、兵装や乗員の保護性能など、戦車自体の戦闘能力も確実に向上しています。 戦車の戦闘能力が低いと言うことは決してありません。 前提無く戦車の存在意義を語るとすれば、「戦略拠点の防衛・奪取のため、歩兵を援護する」目的で、戦術的に活用することにあるかと思います。 航空機で地上の敵を排除しても、歩兵が侵出しなければ、そこを防衛(または占拠)したことにはなりません。 前世界大戦のころは、戦車は地域防衛・戦線拡大のため戦略的に重要な役割を果たしていたのです。 しかし、近年では無人兵器・遠隔攻撃の手段が進歩し、戦場における戦車の戦略的・戦術的価値が相対的に低下してきた。 そういうことを言いたかったのだと思います。 北朝鮮など、巨大な陸上兵力によってのみ戦略的活動を想定し得る特殊な国は別として、ほとんどの先進諸国では同じ状況ではないかと思われます。
お礼
ありがとうございます。 非常にわかりやすいです。 確かに、人が住んでるのは陸ですからね。 空は戦闘機、ヘリで陸は歩兵だけじゃ心細いですね。
- hideka0404
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今時は戦車の投入意義って、戦略的に意味をなさないと思います。 湾岸戦争でも劣化ウラン弾の消費にしか貢献しませんでした。 対戦車自体しか意味をなしません。 航空機とヘリで事足りると思います。
- fumiuchip
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核と弾道ミサイルで全部事足りるのですよ。
でしょうね。 存在意義を認めるとしたら、北か、中国くらいかと思いますよ。 あそこは、近代兵器って無いし。 今さらデカい大砲抱えなくても、色々ありますからね。 見た目は凄いですから、見せるにはいいでしょうが、実用性は低いです。
お礼
ヘリ1機対戦車20両・・・ ヘリの補給基地まで飲み込まれそうですね。 しかも「風が強いので発進できません。」 安くて、使い易い戦車は、とってもバランスがとれた存在なわけですね。 あとなんとなくですが、 自分が歩兵で、突如敵戦車が突っ込んできたら・・・ 精神的威力も強いですね。