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解釈と和訳の質問です
- a vocabulary which is in the nature of things restrictedはどういう意味か
- early romancersとMurasakiの言語の違いは驚くべきものであり、彼女の洗練さと比較して、彼らはほとんど幼稚です
- 彼女は長く複雑な文に迷うことなく進み、非常に複雑な文法構造の主人である。彼女は自然に制約のある語彙を最大限に活用し、中国語(漢字)は矯正的な侵入者ではなく、環境にあった存在です。
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「紫式部の言葉遣いには目を見張るものがある。洗練された式部の表現にくらべると、他の初期ロマンス作家のそれは稚拙とさえいえる。長く複雑な文をよどみなく綴る式部は、最も複雑な文法的制約を意のままに操りはするものの、決してそれに支配されることはない。彼女は必然的に限りのある語彙から最大限の価値を引き出し、また、彼女が用いる漢文は押しつけがましさを感じさせるどころか、文脈にすっかり溶け込んでいる。」 > この部分のwhich以下はどういうことを言っているのでしょうか。 "in the nature of things" = 本質的に、もともと [http://eow.alc.co.jp/search?q=in+the+nature+of+things] "restricted" = 限定された [http://eow.alc.co.jp/search?q=restricted] 言葉(語彙)は無制限に存在するわけではなく、もともと数に限りがある、ということではないでしょうか。 > [ ]内を、できるだけ翻訳色の抜けた日本語に… 「彼女が用いる漢文は押しつけがましさを感じさせるどころか、文脈にすっかり溶け込んでいる。」
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どの様に訳すかと言うより、何を言っているのかを知りたいということだと考えます。 土佐日記は、土佐から京都に帰る途中に起きた出来事を、虚構を交えて綴った仮名文である。作者はおそらく帰京の途上で『漢文の日記』をつけ、後で書き手を女性に仮託しほとんどを仮名で日記風に綴った作品である。(wikiより) Genji Monogatari makes a critical stage in the developement of language it also exhibits, ~ 源氏物語は言語(日本語)を形成する過程で重要な役割を果す・・と質問文の前に述べている。 故に、大雑把に言えば下記の辺りのことを示していると思う。 vocabulary which is in the nature of things restricted, and the Chinese words that she uses are not pedantic intruders but seem to be at home in their surroundings ↓ 平安時代の平仮名の文章、和文は、単語は大和言葉であり、平仮名を用いるのが基本であった。しかし「源氏」だとか朝廷の官職名など、大和言葉に置き換える事が不可能で漢語を用いるしかない場合は、漢字のままで記されていた。『当時は漢語はあくまで漢字で記すものであり、漢語を平仮名で表記する慣習がなかった・・また文章の読み取りを容易とするために、大和言葉も必要に応じて漢字で表記された。』 一方で文章の構文については、漢字が導入された当初は「漢文」の規則に従って読み書きされていたが、その後、漢字で記した言葉を日本語の構文に従って並べる形式が生まれた。・・・・ 紫式部が当時書き言葉で避けることができない漢語の制約から離れ、今日に至るの和漢字解釈をも含めた大和言葉の原形を作ったと言うことだと思いますよ。
お礼
源氏物語に使い方によってはペダンティックになる漢語があるだろうか?と(英語を読んで)おもいましたが、参考になりました。
- cbm51901
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#2です。 回答の中で「漢文」とあるのは「漢語」の誤りです。 お詫びして訂正致します。
- Him-hymn
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★a vocabulary which is in the nature of things restricted この部分のwhich以下はどういうことを言っているのでしょうか。 →ものごとの性質上、制約を受ける語彙ーーつまり、女性だから、漢語など使わずに仮名書きで書くべきだとか、そういうこと。紀貫之が土佐日記を女性のことばとして書いたことなどに照らし合わせると、そこにはそれなりの制限があったと考えてよいと思う。女性だから、宮廷で使える身分だからら、とかいったような制限、あるいはもっと本質的に、物事を言語に言い表すこと自体も制約があるわけで、そこまで言っているかもしれないーーそれはもっと前後関係を考えないと筆者の真意は私にはわかりません。 ★[ ]内を、できるだけ翻訳色の抜けた日本語にしていただけないでしょうか。 →そこで用いられる漢語は、知識をひけらかすというよりも、漢語表現に取り囲まれたような宮廷の環境下で、自然に身についたものなのだ。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
参考になりました。ありがとうございます。 著者はなかなかのスタイリストと評判のある人ですが、これはなかなか難しいですね。
お礼
あれ?この方は? [ ]は上手な訳で参考になりました。