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桐箪笥の購入で迷っています・砥の粉仕上げと時代焼き
1年程前から着物に興味を持ち、着付けを習っています。 1枚だけ自分にとっては少々高価な着物を買ってしまい桐箪笥の購入を考えています。 現在手持ちの着物はそれ程多くありませんが、今後少しずつ揃えていきたいと思っていますし、 正絹、ポリ、綿などが数点ですので桐箪笥は贅沢かもしれませんが、 きちんと着物を保管したいのと、もっと頻繁に着物を着たいので出し入れの楽な桐箪笥の購入を考えています。 自分なりに欲しい箪笥が絞れてきたのですが、全くタイプの違う2つで迷っています。 どちらも高さ約140センチ、幅約100センチ、奥行き約46センチ、7段から8段の抽斗のみ、 上下2分割式の箪笥です。 どちらも伝統工芸士の作品だそうです。 1つ目は砥の粉仕上げの総桐箪笥 自分が訪ねた箪笥店で最高の職人さんが最高の桐(会津桐)で作り約60万円弱。 総面取り、抽斗は蟻組、天井部は内ほぞ組で仕上げてくれるそうです。 2つ目は時代焼き仕上げの民芸調総桐箪笥 百貨店の催事で見た新潟の箪笥店の箪笥、新潟の桐で作り約53万円弱。 総面取り、隠し抽斗付き、天井部の角も丸く仕上げ、木目も揃えてくれるそうです。 砥の粉仕上げ メリット:桐本来の特性である通気性に優れていて湿気などが溜まりにくい。 デメリット:変色しやすい(少しでも手垢が付くと落とせない、すぐ焼けてしまう) 時代焼き仕上げ メリット:変色しにくい(元々焼いているので変色しにくく汚れも目立たない) デメリット:通気性の面で砥の粉仕上げには劣る 現在住んでいるのが賃貸の白を基調とした洋室です。 砥の粉仕上げは和室向きですが、金具次第で洋室にも合いそうです。 時代焼き仕上げはどの箪笥屋さんも言いますが和室・洋室どちらにも合います。 当初は砥の粉仕上げの箪笥に気持ちが傾いていましたが、 直ぐに手垢で汚れてしまう事を考えると時代焼き仕上げの方が良いか迷ってしまいます。 金額的な面からは少しですが時代焼き仕上げの方がお安いのですが、 腕の良い職人さんの作った砥の粉仕上げの箪笥の抽斗の滑りはすばらしかったです。 自分にとっては高い買い物で、一生に一棹しか買えません。 どちらを購入すれば後悔が無いでしょうか。 桐箪笥をお持ちの方、桐箪笥に詳しい方のアドバイスをお願いします。
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- yama-koke-momo
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こんばんは。 着物を着始めて早30年、気付くとかなりの帯着物を所有し箪笥も一棹二棹と増えてしまいました。 一棹めを買ったのは十数年前です。 それまでは通販の桐とは名ばかりの桐箱やら衣裳ケースや普通の箪笥にバラバラと納めていました。 ですがいよいよ枚数も増え、だんだん良い着物も揃えるようになり、整理の必要や保管のことを考えて購入に踏み切りました。 買ったのは昔ながらの砥の粉仕上げのタイプです。国産南部桐の最高級と言われるもの。 たしかに手垢に汚れやすいので扱いに気をつけるようにと言われました。 ですが最初こそ神経を使って扱っていたものの着物を着る頻度も高い方ですしだんだんに緊張感も薄らぎ(笑)普通に使っています。 ですが今のところ目立った汚れはありません。 私の場合一棹ではとうてい足りなくて二棹三棹と増えて行きました。 そうそう贅沢もできず最初のものに比べるとかなりグレードの下がるものもあります。 留袖や訪問着は高い箪笥に、普段着の着物は安い箪笥に、としまい分けています。 すべて砥の粉仕上げで取っ手金具のデザインもまちまちですが、金具を持って扱えば素手で木に触れなくて済むようなデザインです。 一番汚れるのは取っ手部分ですから、取っ手のデザイン次第なのかも知れません。 もっと何十年経つと長年のうちに手垢が浮き上がってくるようにもなるのでしょう。 けどまあ私はあまり気にしない大雑把な性質でして、汚れれば洗い替えや削り直しに出せば良いくらいに思ってまして。 箪笥はすべてお客様の目に触れるような場所に置いてないので気にしてません。 もちろん箪笥や着物に汚れた手で触るような事もしないし、基本、私しか桐箪笥に触れることはありませんのでさほど汚れません。 いちいち手袋をして扱うようなことまではしてません。 置き場所がリビングなどであればインテリアに合わせる必要もあるし、より気軽に扱えるということで時代焼き仕上げが考案されたのでしょう。 その人の用途次第なのではないでしょうか。 ただ通気性の面ではやはり砥の粉仕上げが一番だと思います。 着物はとにかく着てあげることが長持ちのポイントだと思います。 なので滅多に出番のない礼装の着物こそきちんとした桐箪笥にしまう必要があり、普段に着るものは極端な話、桐でなくても良いくらいだと思います。 定期的に虫干しをしてあげれば、また孫子の代まで受け継ぎたいという事でもなければ、砥の粉仕上げか時代仕上げかはあまり気にしなくても良いのでは?と。 お好みの方をお選びになれば良いと思いますよ。
お礼
丁寧なアドバイスありがとうございます。 砥の粉仕上げでもそんなに直ぐに汚れが目立つわけではないのですね。 私も汚れた手、濡れた手で着物は触りませんが、手から出る皮脂などで結構汚れるのかと思ってました。 抽斗を引く時は取っ手を掴みますが、閉める時はどうしても手で押す事になりそうで。 もう少し検討してみます。 あと、せっかくアドバイスいただいたのですが回答数が1件の為ベストアンサー無しで締め切らせていただきます。 他の方の意見も参考にしたいので、カテゴリーを変えて質問し直してみます。