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mp3データのビットレートについて
ビットレートってあるじゃないですか。kbpsで表されて、1秒当たりの情報量を示しているんですよね。 そこで、そのビットレートについて質問なんですが、 例えばもともと192kbpsのmp3データを128kbpsにするとするならば、データを圧縮するんですよね。 でも、もともと128kbpsのmp3データを192kbpsにするときはどうなるんですか? kbpsを落とすときは圧縮するんだから、上げるときは解凍されるということで音質向上につながる? それとも音割れと同じように削られたデータは戻ってこないから音質の向上は望めない? そもそも音質という言葉を何気なく使っているけどイマイチよくわからなくなってきました。 ・「音質」という言葉の意味 ・音質を上げることによって具体的にどんなことが変わるのか ・kbpsを上げたときに圧縮されているデータ分は戻ってくるのか お願いします。 検索してわかるような質問ならすみません。
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- Brown_neko
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>「音質」という言葉の意味 難しい質問ですねー。音質には2種類あると思います。 1つ目は、サンプリングされた音データがオリジナル音源をどこまで忠実に再現できているか、を数値的に比較して考える音質です。 これは信号処理技術を使い、オリジナルと音の波形をコンピュータなどで比較して考えるのである程度定まった結果が期待できます。 2つ目は、人の耳で聴いて心地よいと感じる音であるかに視点を置いて考える音質。 こちらは人によってそれぞれ感性が異なるので、1つ目とは違いって結果(意見)がばらついたりすると思います。 例えると、フラットでシンセサイザのように高い音が好きな人は、その音楽が心地よい音質に聞こえるかもしれないし、重低音で厚みのある音が好きだという人は、その音楽の方が心地よい音質に聞こえるかもしれないという事です。 これは、両者の音楽がともに周波数特性的にオリジナルとほとんど変わらない場合でも、人によっては偏った意見になりえるという意味です。 ↑あくまで私の考えですが… >kbpsを上げた時に圧縮されているデータ分は戻ってくるのか 結論:戻っては来ません。 mp3は不可逆圧縮と呼ばれる形式であり、削除してもほとんど問題ないと考えられるデータを削ることにより高圧縮を実現しています。 このように、一度圧縮されたmp3のような音声データはオリジナル音源を一部削り、調整されています。 従って、圧縮済みmp3を元にしてビットレートを上げたmp3を作成しても、一部損失した音声を元にしているわけですので、オリジナルに対する再現率の向上は望めません。
- masakaze
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音声圧縮で使われる”圧縮”はZIPなどの書庫ファイルで使われる”圧縮”とは意味がちょっと違います。 書庫ファイルで使われる圧縮は「可逆圧縮」のことで、圧縮しても元のデータを失なっていません。でないと書庫として使えないですからね。なのでこれを「解凍」することで元通りになります。簡単にいえば、データを”整理”することでデータ容量を小さくしています。 一方、MP3やAACなどの音声圧縮に使われる圧縮方法は「非可逆圧縮」と呼ばれるもので、データを整理するのではなく”カット”することで容量を小さくしています。再生したからといってそのカットされたデータは戻って来ません。なので音楽データでは「解凍」という言葉は使いません。(※可逆圧縮された音楽形式もあります) ビットレートを下げれば下げるだけそのカットの度合が多くなり容量が小さくなりますが、代わりに音質を犠牲にします。(音質という言葉は単に音の善し悪しを抽象的に決める言葉ですので、あまり気にする必要はないですよ。) 128kbpsのmp3データを192kbpsにすると、ビットレートも容量も増えて見た目は音質が上がったように見えますが、カットされたデータは戻ってこないので音質の改善はされません。容量が増えるのはビットレートを無理やり上げたからです。データを付け加えているわけですが、付け加えているデータは前後のデータをまんまコピーしたものですので、ただ無駄に容量を上げてるだけです。 結論は、一度圧縮してしまった音楽は元に戻せず、そこからビットレートを上げても改善はされません。 一回圧縮してしまったらさらに圧縮する方向以外は何もしないほうがよいでしょう。
- lilam001
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例えばCD音源(リニアPCM,44.1kHz,16bit)の非圧縮データのビットレートは1411kbpsです。 192kbpsでも128kbpsでも、元はこのような非圧縮データから圧縮されています。 圧縮されたデータを再度圧縮するときは一度非圧縮データへもどさなければいけません。 これをデコードと言います。 192kbpsのmp3を128kbpsに変換するときは、 (1)リニアPCM (44.1kHz,16bit,1411kbps) ↓ エンコード (音質劣化) ↓ (2)mp3 (44.1kHz,192kbps) ↓ デコード (無劣化) ↓ (3)リニアPCM (44.1kHz,16bit,1411kbps) ↓ エンコード (音質劣化) ↓ (4)mp3 (44.1kHz,128kbps) という流れで変換されます。 (3)で、mp3をデコードした際、ビットレートは上がっているように見えますが、音質は192kHzのmp3のものです。 例えば、大きな容器がリニアPCMで水が情報量としましょう。 mp3は小さな容器です。 大きな容器に満ちた水は小さな容器に入りませんので、一部を捨てなければいけません。 そして小さな容器に入った水を大きな容器に戻しても、これを満たすことはできません。 あくまで例えですので、細かくいうと違いますが、このような解釈でいいです。
お礼
パソコンって面倒くさいことやってるんですねぇ。水の例えがわかりやすかったです。ありがとうございます。
>でも、もともと128kbpsのmp3データを192kbpsにするときはどうなるんですか? >kbpsを落とすときは圧縮するんだから、上げるときは解凍されるということで音質向上につながる? もとデータが128kbpsならデータ容量だけ大きくなりますが、音質は128kbpsから上がる事はないです。 この場合の圧縮の反対は、伸長ですが、伸長は再生時にプレイヤーで行いながら再生してるのであって、128kbpsから192kbpsにするのは、再圧縮さ再エンコードといいます。 カセットテープの音源をCD音質で録音してもテープの音質のままデータ容量だけ無駄に大きくなるのと変わりありません。
お礼
データが大きくなるだけなんですね… ビットレートを単純に上げるのはやめたほうがいいですね。ありがとうございます。
お礼
音質って抽象的な言葉だったんですね。だんだんわかるようになってきました。ありがとうございます。