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ハウスメーカー選び 工法について
自分は建設業をしていて、主に在来工法か2×4の住宅を手がけています。 自分の住む地域には大体、一条工務店、ワールドハウス、アイフルホームなど在来工法がほとんどです。 最近自分が家を・・・ と思い、いろいろなハウスメーカーを見たりしますが、鉄骨ラーメン構造や鉄骨パネル構造といった工法ですが、この様な工法は後でコンセントが欲しいなぁとか思った時露出になってしまうのですか?? 実際のところできれば後々天井内で自由のきく在来工法でと考えています。 ラーメン構造のメリット、デメリット 鉄骨パネル構造のメリット、デメリット 木造在来工法のメリット、デメリットも教えてください。 お願いします。
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お住まいの地域にもよりますが 「各工法」の違い書いて見ます。 「鉄骨系」 メリット: (1)スパン(柱間んの距離)が飛ばせる。 デメリット: (1)鉄を生産する時の「エネルギーの量」がハンパでは無いので これから先もこの様な材料が使えるのか? 既に「生産時の使用エネルギー量」と言う考え方が、 取り入れられようとしています。 (2)「熱橋現象(ヒートブリッジ)」がどうしても 発生するので「壁体内結露」が発生しやすい。 これを防止すのはかなり大変です。 「木造系」 メリット: (1)特にこれからは「国産材」を使う事で、「国土の保全」と 山間地での「若年者の雇用」と言う相乗効果が期待できる。 (2)何と言っても、自国の「森林資源」を活用する事で 「輸入木材」の量を抑えて、「貿易赤字の解消」が計れる事。 「国産材」を使う事が前提ですが (3)環境に優しい材料なので「カーボンオフセット(炭素固定)」 の観点からも、これからの時代の「建築の材料」だと言える事。 デメリット: (1)虫害に遭う事。 これは「RC造(鉄筋コンクリート)」でも 「S造(鉄骨)」でも、まったく虫に食われない訳では 無いのですが、躯体が食べられると「大きな問題」になります。 (2)ネジや曲がりが発生する事。 これは「乾燥」していない木材でも使ってしまう 過去の慣例のせいですから「含水率」を18%以下にすれば 今までの様に「ネジレや曲がり」は無くなります。 どちらの「構造体」の方が「改修工事」がしやすいのか についてはご存じ様なので「省略」しますが 「鉄骨」が万能な訳では無い様です。 特に大きなエネルギーを生む「原発」が止まった状態では ”デメリット”ばかりが目についてしまいます。
お礼
ご丁寧な説明ありがとうございました。わかりやすくて参考になりました。