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大気汚染について
日本では、火山の噴煙中で稲妻が発生する現象が報道されましたが、 中国では、大気汚染で稲妻が発生するのですか? 有害濃霧で高速鉄道停止 中国、「閃光」発生か http://sankei.jp.msn.com/world/news/130131/chn13013123030008-n1.htm 花火載せ車爆発 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130201/chn13020113410001-n1.htm
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最初に,乾燥した大気と湿った空気(水蒸気を含む=湿潤大気)とでは,どちらが重いかを考えましょう。大抵の人が,湿った空気の方が重いと答えます。これはとんでもない間違いです。 水蒸気(気体化した水)は2H₂O(水素2個と酸素1個の化合した分子2個の結合)で表されます。 一方,乾燥した大気の組成は,概略窒素約78%,酸素約21%,アルゴン1%足らず,残りの多くの元素は水素(H₂)も二酸化炭素(CO₂)もPPM単位の存在でしかありません。 ところが,全宇宙に占める質量の内,水素の割合は約9割,地殻(海洋底プレートを含む)より上では,酸素,ケイ素(シリコン)に次いで水素が第3位の地位を占めます。これは,地球上では,水素のほとんどが水の状態で存在している為です。 質量比を見ますと,水素1に対して酸素約16,窒素約14ですから2H₂O分子1個の質量は,大気中で2%程度にしかなりません。すごく軽い存在と言えます。つまり,乾燥大気より湿潤大気の方が圧倒的に軽くなります。水域(ほとんどは海)の水が蒸発したとき,激しい上昇気流が起き,それが積乱雲を発達させ,雷も起こし,台風の卵ともなります。 他方,水蒸気が凝結して水滴(雲の粒子)になる為には,その核になる微粒子が必要で,微粒子が存在しないと,水蒸気は過冷却状態の気体のママで空中を浮遊することになります。 火山噴火の際の噴煙中の微粒子,スモッグに含まれる微粒子は水滴の核になり,積乱雲の発達を助ける一方,水滴のイオン化(帯電化)を助けることとなり,雷現象の発生を助けます。 火山活動があるから,スモッグがあるから雷が起きるのではなく,それらがあるから雷雲の発達をもたらす・・・と考えて下さい。 いずれの場合も,湿潤大気の存在が不可欠です。
お礼
なるほどです。 回答によると、中国では石炭で発電してそれによる煤煙でも偶発的に発電してるんですね。 日常生活で、雷がいきなり発生するとなると、ちょっと怖いですね。 実際 健康被害もあるとかです。