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PC再生 VS ネットワークオーディオプレーヤー

現在、CDトランスポート - DAC - プリメイン - スピーカー の構成で音楽を聴いていますが、ネットワークオーディオの増設を検討しています。 検討しているのは、以下の2通りです。  ・PC - USB-DDC - DAC以下同  ・ネットワークオーディオプレーヤー - DAC 以下同 ネットワークプレーヤーで、NASの音源を再生するのが、取り扱いが便利な気がしておりますが、音質的にはどうでしょうか? ちなみにシステムは   North star design Model192dacMK2 - Marantz PM17SA ver.2 - Audio pro Black diamond V2 です。アンプとスピーカーがしょぼいので、余裕ができたら変更したいと考えております。 よく聴くジャンルは、クラシックとヘヴィメタルです。

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回答No.3

>> 業務用オーディオI/Fも選択肢として検討してみようと思います。何かおすすめはありますか? // とりあえず、手放しでお勧めできそうなのはRME Fireface UCです。 RMEは、汎用チップを一切使わずFPGA(プログラミング可能なLSI)に独自開発のファームウェアを搭載しており、MacとWindowsとで異なったデータ転送方式を使って最適化するなど、かなり凝った作りをしています。 また、ドライバソフトも、OSのバージョンアップに対するフォローが早く、特にWindows環境下での安定性には定評があります(もちろんMacでも)。この点に関しては、ほとんど悪い噂を聞いたことがありません。国内外を通してベタ褒めに近いです。 アナログ入出力の音質は、下手な20~30万円クラスのユニバーサルプレーヤーより良いと思います。もっとも、「音色」という意味ではやや暗いというか、湿っぽいというか、押さえ込まれたような印象はあります。私はこの点が我慢できなかったので、手放しました。 RMEは、むしろデジタル入出力に定評があります。ジッタ(デジタル信号のタイミングのブレのこと)低減技術が優れています。また、内部クロックで動作中に外部クロック信号を受け取ると、たいていのI/Fはドロップアウトやクリックが生じますが、このI/Fは平然と捌いていました(本番中にやらかしたので冷や汗ものでしたが、助かりました)。 ただし、この製品のいちばんすごいところとして、デジタル、アナログを問わず全ての入力を、全ての出力に自由自在にルーティングできます。この機能をきちんと理解して使わないと、音を出すことさえままならないということになりかねません。 また、全ての機能を使いきれば非常に安い製品だと言えますが、デジタル入出力のためだけに使うのはコストパフォーマンスが良くありません。もっとも、いわゆるPCオーディオが今ほど認知されていなかった時代には、マニアの定番のメーカーの1つではありました。 これが、家庭向けのいわゆるUSB DDCと比べてどの程度優れているのかは、あまり確たることが言えません。たとえば、M2Tech hiFaceシリーズやJAVS X-DDCなどはなかなか性能が良さそうに思えます。 業務用オーディオI/Fを使うことの妙味は、ASIOに対応している点です。ASIOとは、Windows標準の音声処理機能をバイパスしてアプリケーションとオーディオデバイスを直結する仕組みです。WIndowsの音声処理機能を通過すると、リサンプリングが入って音質が劣化します。これを確実に回避できることが、業務用オーディオI/Fを使う大きな動機であったと言えます。 Windows VISTA以降では、WASAPIという新しい音声処理方法が搭載されていて、その排他モードというのを使うことでこの問題を回避できます。アプリケーションが対応している必要がありますが(そのため、foobar 2000等のソフトを使う必要がありますが)、敷居は低くなっていると言えるでしょう。 また、hiFaceではオリジナルのドライバを提供していて、カーネルストリーミングという方法を使っています。これも、リサンプリング過程を回避する方法の1つで、Windows XPの時代には一般的でした(もともとDTM用としてRolandが開発した方式です)。 hiFaceなら2万円程度からなので、比較的手を出しやすいかと思います。性能面で業務用オーディオI/Fに明らかに劣るというようには見えないので、最初の1つとしてはこの辺りの方が良いかも知れませんね。

suzuk1
質問者

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貴重な情報有難うございます! 業務用のI/Fも魅力的ですが、金銭的に厳しそうなので、まずはhiface等のDDCを中心に検討していきたいと思います。 ご丁寧な回答本当に有難うございました。

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回答No.4

業務用のオーディオインターフェースには長年の実績があります。それに対し、オーディオ用のオーディオインターフェースまたはネットワークプレーヤーも含めたいわゆるPCオーディオ機器は(LINNのDSシリーズを除き?)まだ始まったばかりと思います。時間はかかりますが、いづれは充実していくと思っているのですが・・w 最初の一歩なら、既存のDACを活かすほうがよいと思いますので、先にも書きましたが、USB-DDCがごく普通の方法かと思います。とりあえず、多くを扱っているZIONOTEさんのブログを紹介しておきます。 http://zionote.com/blog/?p=391 電源など周辺部の自作を厭わないなら、以下のようなのもあります。 http://fpga.cool.coocan.jp/electrart/product.html http://phasemation.free.makeshop.jp/shopdetail/002000000001/ PCなら、ドライバーのことも押さえておきたいです(既にご存じかな?)。 ・USB AudioClass2.0 Windowsの場合、いまだにこれに対応したドライバーがOSにはないので、USBでは24bit/96kHzの音声までしか再生できません。これを超えた音声を再生するには、USB AudioClass2.0対応の専用ドライバーが添付された機器を選ぶ必要があります。 ・デジタル的に正しい(ビットパーフェクト)再生 オーディオ的に考えると不思議な話ですが、PCの通常再生では、正しい音で再生されていません。再生時にサンプリングレートの変換が発生するので、デジタル的に改変されてしまうのです。これを避けるための手段は必須だと思います。Windowsの場合、詳しくは下記をご覧下さい。 http://pcde24bit192khz.blogspot.jp/2010/04/blog-post_17.html WASAPI排他モードは、基本的に、どのインターフェースでも可能です。ASIOを使うには、基本的に、オーディオインターフェースにASIOドライバーが付属している必要があり、普通は業務用にのみ付属しています。最近は民生用のにも付属している例があります。が、USB-DDCやUSB-DACにはまず付属していないと思います。ASIO4ALLなど汎用のASIOドライバーもありますが、試した限りでは付属のドライバーには音質的には及ばないようです。 でも、WASAPI排他モードもASIOも音質的には大差ないというか、好みの範疇に収まると思うので、ASIO欲しさにどうしても業務用を求めることはないと思います(XPならASIOになりますが・・)。 あと、ある程度PCに慣れた方向けですが、PCをネットワークプレーヤーにしてしまうvoyageMPDというLinuxもあります。大抵のPCにインストールできますが、よく知られているのは、PC Engines ALIXというロースペックなPCで使う方法で、慣れない方向けにはスターターキットやインストールサービスもあります。 http://www.ytw.co.jp/ 性格上?、どうしても自作系で安価な方法のほうを紹介してしまいますねw

suzuk1
質問者

お礼

ご回答有難うございます! リンクしていただいたサイトも大変参考になりました。 USB-DDC + WASAPI でまず試してみようかと思っています。 貴重な情報本当に有難うございました。

回答No.2

クラシックとメタル、良い組み合わせですね。私もどちらもよく聴きます。 純粋に音質だけで見れば、パソコンをプレーヤーとして使う方が優れている(というか可能性がある)でしょう。 USB DDC/DACとは多少異なりますが、業務用・DTM用でもUSB接続のオーディオインターフェイスが多用されています。現代の音楽制作現場は、クラシックからポップスまでパソコンが欠かせません。そうやって制作された音楽をパソコンで再生して音質が悪いはずがありません。 ちなみに、ポップスの場合、ソフトウェアシンセサイザーなどを多用することもあって、かなりのマシンパワーが求められます。このため、押し並べてハイエンドマシンが使われます。従って、最近のパソコンはムダに処理速度が速くてノイズが多いから音質も悪い、ということはありません。 もちろん、スタジオで現に使われているパソコンは、要らないサービスを切ったり、配線を工夫したり、いろいろ工夫されてはいるでしょう。「パソコンにはパソコンなりの音質改善の方法、ノウハウがある」ということであって、「パソコンすなわち低音質」という訳ではありません。 ただ、家庭用のUSB DACについては、パソコンのことを知らないメーカーが性能の悪い汎用チップを取って付けたような製品ばかり出していることもあって、いまいちです。もちろん、中には優れた製品もあります。そういう意味で、パソコンをプレーヤー代わりにする環境は、まだ十分整っているとは言えないでしょう。 また、USB DDCについては、もともとマニアックなカテゴリの製品だけに数がほとんどありません。それだけに、商品化されているものは比較的マトモなものが多いように見えますが。ただ、それなら業務用のオーディオI/FをDDC代わりに使う方が合理的なようにも思えます。 ネットワークオーディオは、何より球数が少ないのが難点です。DDC的なものがないのを見ても、マニア向けというよりは利便性重視のユーザ向け、という気がしないではありません。そのデジタル出力の品質やいかに、というところですが... ただ、現実問題として、USB DDCとネットワークプレーヤーのデジタル出力の差を(目隠し状態でテストして)聞き分けられるかは、疑問の余地があります。デジタル領域での問題よりはD/A以降の方が顕著な差が生じると思うので、そういう意味ではあまり気にしなくても良さそうです。 敢えて言えば、パソコンだと再生ソフトの違いなどで音質に差が生じるので(けっこう差が出ます。デジタル出力をループバック録音しても全く同じデータが得られるので、不可解ですが...)、そういう意味で遊びがいはあるでしょう。

suzuk1
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 まずは、PC再生で色々ためしてみた方がよさそうですね。 残念ながら自分は、デジタル信号の質の違いを聞き分けできる自信は全くありません。 業務用オーディオI/Fも選択肢として検討してみようと思います。何かおすすめはありますか?

回答No.1

あまり偉そうなことは言えないのですが・・ (おわかりとは思いますが)まず、音の感じ方は人それぞれなので、一概に言えないことにご注意下さい。 個人的に、基本的には、パソコンをトランスポートにするより、オーディオ機器であるネットワークトランスポートの方が音が良いだろうと思います。「だろう」というのは、まだ経験が足りないためです。 気にしない方も多いので難しいところですが、個人的には、パソコンを使った場合の音の薄さ、反応の鈍さ、どことなくよそ行きな音、が嫌で、改良?を重ねています。再生ソフト一つで音が変わるのはよく知られた話ですし、もっと根本的な問題として、現在のパソコンは高スペックすぎてノイズが多く、OSもマルチタスクでとても重いことが挙げられると思います。電源もコスト重視で作られたスイッチング電源です。 それに対し、ネットワークトランスポートは、再生自体を、オーディオ的に考慮された環境で行います。優位性は明らかだと思います。吉田苑さんの、とある試聴記の<試聴記>冒頭の部分に、大いに同感します。 http://www.yoshidaen.com/sfz_dst01.html しかしながら、実際の導入を考えますと、ネットワークトランスポートにもいくつか?がつきます。 1、ネットワークプレーヤーはいくつか出てきたが、ネットワークトランスポートが少ない。 2、ネットワークプレーヤーまで含めても、I2S出力のあるものが(たぶん)ない。 3、ネットワーク設定にある程度のスキルが要求される(ショップにお任せ?)。 4、ネットワーク内でのノイズ混入に注意(特にルーター)。 最初から頑張らず、まずは様子を見るところから始めたらいかがでしょうか。コスト的にはUSB-DDCが手軽かと思います。そのうち勝手がわかってくるでしょう。 とあれ、まずはパソコンを持ってショップへ行き、少し聴かせてもらいましょう。悩むより聴け、ですw 1台でネットワークプレーヤーにもUSB-DACにもなるものを試聴するとよいかもしれませんが、そういう機器は大抵前者の比重が大きいだろう、というバイアスも忘れずに・・。

suzuk1
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かにネットワークプレーヤーはまだ浅い気がします。手が届きそうなのは、marantzのNA7004、pioneerのN-50くらいしか思い浮かびません。 I2SやAES/EBU出力があるものも見たことがありません。 北海道民なので視聴できるところがなかなかなくて困ってます。